気 楽 荘

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ハクソー・リッジ

2017年06月27日 | 「 えいが 」

これほど近接戦闘シーンが多いとは思いませんでした。
あと、PG-12なのが「なるほど」と・・・。

良心的兵役拒否者という言葉を初めて聞いた。
当時の日本なら「非国民」とか言って
殴る蹴るのひどい扱いを受けそうなんだが
アメリカでは認められていたらしい。

前半は、入隊時に信仰からその旨を告げて
衛生兵を志願し入隊したはずが、
そのことがちゃんと記載されずにライフル部隊に配属された男が
良心的兵役拒否者だと主張し、上官から
軍は間違いを犯さないと告げられ
無理やり除隊させようと、迫害(いじめ)を受け、
しまいには軍法会議にかけられる。

後半は、なんとか、主張を受け入れてもらい
送られた先は激戦地ハクソー・リッジ。
切り立った崖の上の日本の陣地を攻略しようと
前部隊が6度攻めかけて6度とも跳ね返された場所。
衛生兵として初めての戦場。
崖を上ってすぐに襲い掛かる日本兵の銃弾の嵐。
次にはアメリカ兵をがけ下へ追い戻そうと突撃してくる
鬼人のような兵士たち。

一度は敵の陣地を破壊し、陣地を奪取したはずが、
再び、日本兵が襲い掛かる。
撤退をしながら、艦砲射撃を要請する部隊長。
敵味方の戦死者、負傷者のひしめく夜。
崖上に取り残された男は初めて神に問いかける。
自分に何をさせたいのですか?

想像していた上を行く展開とシーンに圧倒させられた。

ただ、一つだけ「アレ?」と思ったのが
なぜ日本兵が、ハクソー・リッジにかけられた
縄梯子をそのままにしていたんだろう?と
実話を基に製作されているのだろうが
ここは映画の脚色なのでは?と思ってしまった。
それとも、日本側に、上ってきた部隊をたたくほうが
有利だという思惑があったのだろうか。

まぁ、それは気にしなくてもいいことだろう。
それにしても、こういう映画をみると
戦争はなるだけやらないほうがいいなぁと思ってしまう。