気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

ダーク・プレイス

2016年06月26日 | 「 えいが 」
観始めは、事件から28年後のリビーの
すさんだ姿に「なんかなぁ」と思いながら観ていた。

支援者からの寄付や事件の本
(自分が書いたものではない)での
収入でここまで生活してきたが、
口座残高が485ドルとなり、
収入になるなら、興味本位の集まりなどにも
行って300、500といった小遣い稼ぎをして暮らしている。
そんなリビーに「殺人クラブ」という事件の再検証や
冤罪を受けている人の支援をしているという
集まりの招待を受ける。
小遣い稼ぎが出来ると赴いたところは
有名な事件の扮装や単なるバカ騒ぎをしたがるような
者達がいるクラブだった。
あまりのバカバカしさに帰ろうとするリビーに
招待したライルが「2階にいる人たちは違うんだ、
運営にはこういうやつらも集めないといけないだけなんだ」と促す。
上がった先には元検事や警察といった
それなりの人たちが集まっていた。
早速、「なぜ嘘をついたの」といった
歯に衣を着せない質問攻めにあうリビー。
自分の知らない(思い出したくない)質問攻めに
キレて帰るリビーにライルは
お金の話を持ち出して押しとどめる。

ライルに押し切られて収監中の兄、ベンに
会うことを承諾し、実際に面会した兄は
小さいときのイメージとは違う
穏やかな人で自分(小さな子供のあやふやな)の証言で
ここにいるとは思えない様子に戸惑い、
早々に面会を終わらせてしまった。

「殺人クラブ」の面々がもっと前面に出て
活躍するのかと思っていたが、
(映画の中での)役目は最初の
面談のシーンですでに終わっていた。
あとはライルとリビーがあやふやな記憶と
わずかな手がかりを繋ぎ合わせて真相に迫っていく。

二人がかき集めた真相は警察が真剣に
犯人探しをしていたら分かりそうな物ばかり、
悪魔崇拝に被れている、小さな女の子に
イタズラをしたという噂から
事件をある方向に決め付けてしまったという
「今の科学捜査からすると」といった感じでした。

事件の真相はすぐに想像できたが
ベンがなぜ口をつぐんでしまったのかの謎は
ラストまで予想できなかった(ヒントはあった)という
中々の映画でした。
コメント
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