気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

アウトバーン

2016年06月11日 | 「 えいが 」
アメリカで車泥棒をしていたケイシーは本国に
いられなくなり、ドイツへやってきた。
トルコ系のマフィアの下働きをしていた時、
アメリカ人のジュリエットを見て一目ぼれ、
マフィアの下働きを辞めてスクラップ会社で
働き始める。
仕事は単調で面白くはないが、
彼女と過ごす生活に満足していた。
雪の降る夜、アパートの中庭で
裸で雪の上に寝転んで我慢くらべをしようという
彼女の提案に応じるが、すぐに我慢できずに
罰ゲームのグラスの酒を一気飲みして
表通りを1周してくるつもりだったが、
彼女の様子がおかしい。

病院に運び込んだ彼に彼女の病状が知らされる。
「透析が必要です。ただし、これは応急的なもので
腎臓の移植をお勧めします」と・・・。
二人にとって20万ユーロもの費用を用意できる筈もなく
ケイシーはトルコ系マフィアの
ゲランの仕事を請ける決断をした。

ドイツ上場企業が裏で麻薬を売りさばいている。
手口はこう、ゴルフボールに仕込んだ麻薬を
自社トラックで運び、その代金として高級車に
500万ユーロを忍ばせて代金分を輸出する。
ゲランの仕事とはそのトラックの強奪。
もともと、その仕事に関わっていたゲランは
その仕組みを熟知しており、計画は
完璧なはずだった。

ベン・キングスレーのキレキレのトルコ系マフィアの親分と
アンソニー・ホプキンスの表はドイツの上場企業のトップ、
裏は情け容赦ない麻薬王の対比がコワイ映画だった。

それほど期待していたわけではなく、
数多ある同系の映画の1本ぐらいに思っていた。
なるほど、それには間違いないが、
かなり楽しめた。
完全につんだと思ったところからの逆転劇に
驚いたが、「結局こうなるか」と・・・・。
もう少し早く公開されていたら、
もう一回観たんだけどなぁと・・・。

この映画とは関係ないが、
予告編で「トランボ」というのを見た。
この映画を観ていたら
「ヘイル・シーザー!」が
もう少し楽しめたかもと思ったんだが・・・。
コメント
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