気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

風立ちぬ

2013年09月08日 | 「 えいが 」
この映画について、賛否両論が多くある
気がするが、それだけ宮崎氏に対して
期待していることの裏返しなんだろうと思う。

自分は、映画としてみたら、
いい映画だったと思う。
描かれた内容にしても、
今の尺度で測れない時代
(今とは違う風潮をにおわせる
セリフや描写がいくつもあった)を
生きた堀越二郎をその時代のなかで
描きたかったのではないかと・・・・。

堀越二郎氏については、
技術者が純粋に技術を磨き、
形に出来る環境があれば
それはまさに、技術者にとっては
天国のような場所なのだが、
時代が変わってさえ、そのような場所はなく、
その中で、精一杯の努力と情熱を
傾けた人という評価がよいのではと思った。

先日、宮崎氏の引退が発表された。
残念な気がするが仕方ない。
彼もまた、自由に創造のできる環境に
いないことに疲れたのかも知れない。
変なところから横槍が入ったり、
もっとすごいものをと望まれるのは
非常なプレッシャーの掛かることだったんだろう。
とりあえず、休んでいただいて、
商業ベースでない自由な環境で
創造を続けて欲しい。
今は、いいものがあれば、人の目に
触れる機会はどこなとありますから・・・ね。

先日「少年H」を観たが、あの時代が
今とは違う風潮であったことがよく分かる。
「風立ちぬ」は「少年H」の後に見たほうが
いいのではないかと思った。
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素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー

2013年09月08日 | 「 えいが 」
アメリカの田舎が舞台(近い将来)なのだが
アメリカ映画とは思えないほど、
ゆったりとした展開は、
アシモ風介護ロボット(ロボットヘルパー)と
認知症を発症しつつあるお年寄り
の話だからかもしれないが・・・・。
いろいろ、含むところのある内容だが
特別、悲観的になるようなことはなく、
毛嫌いしていたロボットが
道徳観よりも介護者の療養を優先する
ことに、人間味を感じて信頼感や仲間意識が
築かれ、やがてそれは何者にもかえられない
絆に変わっていく。

最後の方に「えっ、そうだったの」という展開がある。
ラストへの布石なんだろうが、
もう少し早い段階で匂わせてもよかったのでは・・・。
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江ノ島プリズム

2013年09月08日 | 「 えいが 」
先週の日曜日に観た。
この映画はその存在すら気づいていなかった。
フリーパスがあるし、大坂-京都の昼特キップの
有効期限が迫っていたため、「京都に行って、
ついでにTOHOシネマズ二条で何か観て帰るかな」と
検索して、観る事に決めた映画だった。
途中、キョウコちゃんが現れるまでは「面白そう」と
思っていたが、キョウコちゃんの登場で
「アレ?なんかへんな展開だなぁ」と・・・。
まぁ、最後はタイムパラドックスを回避するには
これしかないのかなというオチに
たどり着いたのでよしとしよう。

青春物で若い役者さんが、ぎこちない演技で
言い馴れないセリフをしゃべっていたりすると、
「んー、なんだかなぁ」と思うが、この映画は
大丈夫だった。・・・・個人的には。
ただ、高校の図書館にあの本があるのは、
品揃えという点で疑問がなくもないけど・・。

関西では京都だけの公開かと思って
あわてて観に行ったが、今週から
大坂でも上映されるみたいだ・・・
まっ、いっか。他のネタも出来たことだし。
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