年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

コンピ研部長氏、長門有希を励ます(続き)…やる夫は何故書くのか?2

2008-01-20 10:40:19 | 涼宮ハルヒ
長門有希が「涼宮ハルヒの憤慨」で書いた3本の小説、正しい内容は原作で明らかになるかもしれませんが、真実を知らない脇役キャラが勝手な解釈をするという体裁なら好き勝手書けると思いました。
やる夫が何故書くのか?を「作家の誕生」「自我の芽生え」から説明したのが前回の更新でしたが、それを長門有希に適用しました。
というか、このくらい明白に「消え去ることから長門を救うには、作家にしてしまうしか無い」という図式を描いておくのも良いと思いました。
「分裂」で寝込んだ長門を「驚愕」で復活させ、大団円にするには、死なせてはいけないので、彼女に「生きる意義」、「生きたいという意欲」を付与することが一番だと思いました。
コンピ研部長氏は単に、「棺桶」「発表会」「参加する資格」という単語から連想したことをコジツケているだけですが、将来の部長と見込んでいる長門へのマジメな取り組みです。少なくとも本人は。
やる夫も、小説に取り組んで、読書したり、書いたりしているうちに、やる美や長門の悩みに親身に取り組めるようになっている様子でしたが、これが心の形成、自我の成長だと思います。だから推敲して、完成度を上げて行けたのでしょう。
部長氏も、部員の世話をしつつ、ゲーム作ったりすることで、今回のネタのような心配を出来るような脳になっているという設定です。
高校3年ですからリリアンなら薔薇様たちに相当します。彼女達はスーパーガールなんでしょうから、人間にとって本当に大切なこととか、部長氏が彼女達のレベルで人に説くなんて無理なんですが、そこをやらねばならないのが他人が苦労している瞬間だと思います。やる夫はやりました。部長氏もやるということで。
この心の動きが、自殺からやる夫を救い、作品を作らせたのだろうと、そう思っております。


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