年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

平沢唯の『ギー太』=『ギーター』!?…懲りずにK-ON!でもトンデモネタ

2010-02-28 20:20:36 | K-ON!
『けいおん!』1期11話『ピンチ!』より『ギー太』ネタ。(原作2巻67P)アニメを先に観たのですが、最初に唯が『ギータ』と発声したとき、
『そういえば、「バガヴァッド・ギーター」という本が有ったなあ』
と思いました。
そう、ジョン・レノンの『God』という曲の中で『ヒトラー』『仏陀』『聖書』『ビートルズ』等と並んで『I don't belive in …』と歌われてる『ギーター』です。
その曲を15年以上前に私に教えてくれた谷分君と2月14日に再会したというのが、面白い偶然です。
青木さんから頂いた上村勝彦『バガヴァッド・ギーターの世界』(1998年日本放送出版協会刊行の本を2007年にちくま学芸文庫化したもの)によれば、
『バガヴァッド』=『世尊・神』
『ギーター』=『歌』
だそうで。『神の歌』。
京アニ繋がりで『God』『神』の『歌』というと、ハルヒの『ライブアライブ』の『God knows』が思いつきますが…
中国や日本にはインド思想でも、『仏教』が中心に伝わり、
西洋には『ヒンズー』が中心に伝わり、特に、サンスクリット語で書かれたものの内で最初に『バガヴァッド・ギーター』が翻訳されたそうで、200年近い研究・普及史があるようです。
『西洋人は東洋のことを知らない』
『東洋人というだけで西洋人より東洋に詳しい』
と思い込んでいるのは、そう思っている人だけ、という状況はある意味、痛快ですらありますが…。
グローバルスタンダードで読まれているインド思想書は我々日本人が期待するように『般若心経』や『法華経』ではなく『ギーター』だという話で。
上村によれば、従来、日本ではギーターはあまり読まれてなかったようですが、近年受容が進んだようで、
『ギーター』は『クリシュナ』が『アルジュナ』を説得する話なのですが、『アルジュナ』は2002年だかのアニメのタイトルですね。
他にも、
アルジュナが『殺すくらいなら殺された方がましだ』というのは1995年の『エヴァンゲリオン』のシンジ君のセリフと似ていますし、
クリシュナが『ヨガは、行為の結果にこだわらないこと』というのは、2009年の化物語についてだかのインタビューで西尾維新が『自分の作品を読者が読み終わったときに何も残らないのが理想』と言っているのに通じるものがあると思います。
長々勝手なことを書いて来ましたが、『ギーター』の受容史の一つとして『けいおん!』をコジツケしてしまおうとか思っているのです。
これを、ハルヒのときのように、中心に据えてしまうと、痛々しいので、このblogがハルヒの謎解き系のトンデモ倉庫なのを利用して、けいおんネタでも、特にギーターとかに関係するネタ(秦氏とか稲荷とか恵比寿とかも)こっちに括り出そうと思います。


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