年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

5月1日コミック1に来てくださった方々に大感謝です…『まどかマギカ』と『ハルヒ』の間の話など

2011-05-02 22:57:54 | 涼宮ハルヒ


サンクリでお会いできなかった方で、コミ1でお会いできた方は、良かったです。
お会いできなかった方は、まだまだ今年は長いので、お会いする機会も有るでしょう。
差し入れで頂いた菓子を食事代わりに打っております。大助かりです。

コミ1新刊『偶像の黄昏』表紙、バニー佐々木さん絵です。
ニリツさんに、こういう効果はカラーでも応用できると思う、と指摘されたので、
いろいろ工夫して見たいと思います。
…皮下脂肪の研究も推し進めないと。



いきなり本題。
『まどか』が、時空を超越する存在になるという『宇宙規模ED』だったのですが、

ハルヒは、2003年の『憂鬱』からもう、9年は使ってる訳で、
『驚愕』以降も続くとして、

『ハルヒが時空を超越する宇宙規模展開』

を、10年以上かけてやった場合、
同じ展開でも受ける印象は随分違うだろうと思いました。
そういう展開になると決まった訳じゃないですが。
…いや、きっと、感動的な展開になったら、食事も喉を通らなくなるでしょうが…


まあ、30分×12本で『超時空規模展開』やれちゃうことが実証された年に、
久々の新刊が『上下巻』もかけて発売されるというのは、
悪く考えればハルヒの不運、

良い方に考えれば、こんな面白い対決は一生に何度もあるもんじゃないだろうから、
勝負の行方が楽しみです。

どの位の『規模』の話を2007~2011年かけて作ったのか。

『オトナアニメ』vol.20(洋泉社)によれば、
『まどか』の話は『化物語』オンエア(2009年7月3日放映開始)前からあって、
脚本は2年前にはオチまで完成していたそうですから、
2009年、ハルヒ2期『エンドレスエイト』の頃に作っていたという同時代性があるのが面白いですね。

『まどか』の企画の内容が谷川さんに伝わったのが『驚愕』発売延期の原因の一つだったりして…


いきなり蛇足1。

新刊のコメントでも触れたのですが、2009年にハルヒ2期アニメ、
8回も繰り返した『エンドレスエイト』の『ループ』より、

1回で濃縮して提示した『まどかマギカ』の『ほむら』ちゃんの『ループ』の方が、
盛り上がりましたね。

まあ、京アニが『実験』の美名を使って逃げたのに対し、
シャフトと虚淵さんが逃げずに

『少女の願い』

の問題として、作品の中心に据えて、正面から向き合ったのが、
受け取る側の『心に残る度合い』に差を生じたのだろうと思います。

ほむらループはガンパレのループに影響されてるんじゃないか?という青木さんのご指摘は鋭いと思います。
あれも、大切な人のハッピーエンドを志向するループでしたから。
ハルヒのループも影響受けてたりして。

シャフトと虚淵さんの生み出した『ウソ』は、
思い出したときに、胸に痛みが走るような、
フィクションなのに、凄い力を発生する『ウソ』に仕上がってるんですよね。

まあ、『エンドレス』はドキュンに巻き込まれちゃって大変、という小ネタですから、
異色作を作り続けてきた方々の渾身の一撃と比較するのは意地悪でしたね。


そういえば、京アニ退社前に、ヤマカンさんは、
『何度も繰り返すな』と主張したそうですが、

『同じ1回』

を使ったところで、結果は、


『ほむらちゃんのループのほうが感動的』


だったと思います。
あくまで個人の感想ですから、


『ほむらのループはクソ、エンドレスエイトサイコー!』


という方が多数派でも構いませんが。



ただ、ヤマカンさんが『オトナアニメ』vol.20で、

『アニメに対する自分の考えがちっとも通用しない』

と仰ってましたが、

『エンドレスエイトが8回以下なら大丈夫』

という時点で、『8回』やった京アニと同じ土俵だと思いました。
あとは、京アニは2つ必要かという市場淘汰の問題ですよね。


私も、『まどか』見るまでは、反復の回数の問題だと思って、
『実験』の勇気はスゲーと素直に評価していたんですけど、
同じ設定アイディアを使った他社の生み出した別作品と比較すると、
スゲーとは違う価値が厳然と存在するんじゃないかなあ、とか思いました。

蛇足ついでに、

2009年、『ほむらループ』の感動を察知した谷川さんや京アニが、勝負を放棄して逃げに回ったのが、

『エンドレスエイト』8回ループ

だったのかもしれませんね。



蛇足2。
4月24日のまどかオンリーに出ないのか?と、震災前から訊かれてましたが、
『ほむらループ』を初めとして、心臓を締め付けられるような話なので、
同人を描く気分になれませんね。

オチが一応ついてるので、『分裂』の長門が倒れた時と違って、
自分が何とかしなければと思わないのも大きいです。

知人にも、観たら面白いけれど、同人活動は東方で行く予定、という方が居りましたが、
恐らく、ペンを取る気分になれる作品をネタにするということだと思います。









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