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日常の出来事ほか

「なんとなく、この辺りにありそうなので、ここ掘るから100億出せ」と言うだけでお金がもらえるとしたら

2007年12月09日 15時23分48秒 | しゃかい
 昨日の愛媛新聞に面白い記事が掲載されていた。
以下引用~「旧日本軍毒ガス処理施設建設 地元が景観費要求 中国」
中国に遺棄された毒ガス兵器の処理施設建設をめぐる日中間の交渉で、中国の地元の吉林省敦化市林業局が、周囲の景観が損なわれたとして「景観費」補償の名目で「数千万元(一元は十五円)」を日本側に新たに要求、交渉が長引く一因となっていることがわかった。 中国外交筋が七日、明らかにした。
処理施設が建設される同市ハルバ嶺は山奥で「景観費補償まで求めるのは行き過ぎ」との声が中国外務省内でも出ている。日本側の内閣府遺棄化学兵器処理担当室は「交渉の中身についてはコメントできない」としている。
建設予定地は保安林に指定されているため、用地確保には伐採する森林の補償などにも経費が必要とされる。しかし中国外交筋は「誰も住んでいないところで景観費は筋が通らない。地元に対し、要求を取り下げるか、金額を下げるよう働き掛けている」と話した。中国側は外務省、軍、地元など複数の担当部局の利害が絡み、要求が一本化できていないようだ。~引用終わり

 旧日本軍が遺棄したという毒ガス兵器に関しては、すでに発見された600冊に上る兵器引継書にある通り、ポツダム宣言に則って当時の中国国民党軍やソ連軍に引き渡されていることが明らかになっている。その兵器引継書には、年月日はもちろん場所、授者・受者、その身分、署名及び捺印がされている。それには、当時の日本人の性格なのだろうか、電気スタンドひとつまで記入されているのだ。さらに驚くことに、中国側も「1951年から1958年、周辺地域から集めて埋めた」と言っている。ここで問題です。では、棄てたのは誰でしょう?

 愛媛新聞の記事にあった「旧日本軍毒ガス処理施設建設」には、膨大な建設費が掛かるとされている。それには中国からの請求をそのまま日本に伝えている(日本の)売国政治家が関与しているからだ。国会では、調査費や周辺整備費、また道路や発電所などの建設費で、既に1兆円が使われようとしていると言われているのに、国民には何の説明も無い。(独立総合研究所の青山氏は、政府高官からの情報として、金額はさらに大きく1兆2千億円だと言っている。1万円と1万2千円ではない。我々には想像できない金額だ。)

 今回、吉林省敦化市林業局が要求してきている「景観費」に関して、中国外務省が行き過ぎだと言うのには理由がある。なにも中国外務省がマトモなのではない。単に「おいおい、それはちょっと取り過ぎだろう」と言っているだけなのだ。ヤクザの親分が子分に対して「こら、もうそれぐらいで止めとけ」と言っているのと同じである。「あんまり調子に乗っとったら、日本も本気で怒って金くれんなるぞ」と子分に言っているのだ。だから間違っても記事を読んで「中国の外務省もマトモだなあ」などと思ってはならない。
因みに記事の中にあった、伐採する森林の補償とはどれくらいなのかといえば、白樺1本3ドル程度の国際相場に対して、中国の要求は100ドルである。
そして、作業員の宿舎は、豪華な2LDKの部屋にプールやスポーツ施設が併殺されるそうだ。さらに、周辺に整備された道路は戦車が通っても大丈夫なほど頑丈に造られているという。
 中国に対するODAは、間もなく終ることが決まっている。しかし、それに代わるものとして遺棄化学兵器処理関連利権は、中国にとってはもちろんのこと、日本の一部政治家や官僚にとっても絶対に必要なものらしい。

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