摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 自分たちのあるべき姿を議論し続けることが未来からのメッセージ

2006年07月28日 01時06分52秒 | おんがく
以前、愛媛リエート吹奏楽団の練習に行ったときのこと。
最初、女性団員の方に新入団員と間違われ、大変喜んでもらった。「楽器は何ですか?」と尋ねられたので、正直に「クラです」と言うと、さっき以上に大喜び。こちらが何も言ってないのに、丁寧に練習場を案内し、説明までしていただいたのだが、彼女には本当に申し訳ないことをした。
事情を説明した後、合奏用の部屋に通されると、なんと指揮者の斜め後方にイスが置いてある。私は顔を引きつらせながら、もしかしてココ?と先ほどの女性に目で合図を送った。彼女は笑顔で「はい!どうぞ」と言う。私は「これは、ちょっと勘弁してください」と答えながら、そのイスを団員のみなさんの横の方へ移動した。暫くすると、団長さんや事務局の方が、ご丁寧に挨拶に来られた。

指揮者(団長兼務)が、指揮台に立った。いよいよ合奏スタートだ。すると指揮者が、「誰かスコア持ってないか?」と言っている。私は、スコアを忘れたのかな、と思って見ていたのだが、実は大変な勘違いであった。なんと、ある団員の持っていたスコアを私に手渡してくれたのである。有難いことである。
※お礼にちょっとだけ一言。PやPPの研究・練習をするといいかもしれない。

ところでこの楽団、今年のコンクールに初登場する。確かに編成は小さいし、音もまだまだ粗っぽい。しかし、自分たちが何か分からないモノに立ち向かおうとしている・・・らしいぞ、と団員も感じているようだ。今回は、結果を恐れることなく足場を固めるだけでいいだろう。10年後・・・20年後の自分たちの姿を想像しながら歩んでほしい団体だ。

 どんなに上手だからといって、それだけでは相手が感じるとは限らない

2006年07月27日 02時49分12秒 | おんがく
以前、松山の市民バンドに在籍していたことがある。そのバンドは、毎年コンクールに出場していたのだが、集団で行動するのが苦手で、しかも楽器がまともに吹けない私は、夏の暑さを理由にコンクールをサボることがあった。まあ、要するに面倒臭かったのである。殆どのメンバーは、吹奏楽を「コヨナク」愛していらっしゃる方々だったので、私は自分のような非国民?がいることを申し訳なく思っていた。

そんな私でも演奏を聞いて感動することもあった。もちろん、そのアマチュア市民バンドごときの演奏である。私に音楽を評価する「聞く耳」があるかどうかは兎も角、どうやら「感じる心」は、辛うじて存在しているようだ。
練習のとき、前で聞かせてもらうことが何度かあった。私は、直感で感じた事をすぐに口に出してしまうので、ダメだと思ったらストレートにバッサリと酷評した。嫌われたと思う。しかし、グッ!と感じたときは殆ど何も言わなかった。いや、感動して言えなかったのである。
あれは、演奏そのものに感動していたのだろうか。いや、一生懸命演奏する、みんながそうさせたのではなかったのだろうか。

あるコンクールをサボった年のこと、会場へ演奏を聞きに行った。常に私は、ほとんど1人で行動するのだが、その時はたまたま3人で席についていた。間もなく、彼等の演奏が始まった。10秒・・・。20秒・・・。私は、もう完全に感染していた。その後、涙が止まらない。そういえば、こういう時に限って1人ではない。恥ずかしいけど、涙は止まらない。見かねて隣の席の旧姓Hさんが「ハンカチ貸そうか?」と言ってくれたが、返事をすることさえ出来なかった。このとき、一緒にいたもう1人の方は、今年そのバンドを振る。

コンクールなので演奏の「技術」と「表現」に対しては評価をされる。しかし、それだけなら「コヨナク」愛する意味は無い。音楽を「コヨナク」愛することによって生まれたものを見せて欲しい。
という事で、今回より「技術」と「表現」と「○○」で勝負していただきたい。少なくとも、私の愛したバンドだけは、そうあってもらいたいものだ。「○○」とは、本番のステージ上で、そのとき生まれるかもしれない。
今年は、ハンカチを持っていこうか。

※間違っても「コンクールを楽しんできます」などと言ってはいけない。出来ないから。もし、そんな事が出来るのなら、今すぐプロのオケにでも入りなさい。

 あいつにマイクを持たせるな

2006年07月25日 02時07分44秒 | しゃかい
萩本欽一氏の主宰する社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」が解散を撤回した。わずか3日間での解散撤回である。
以下は、私の個人的感情からの意見である。

もっとも強く感じるのは、萩本欽一氏自体が気持ち悪いと言うことだ。特に、今回の騒動で、ますます嫌になった。話し方、話している内容など全て。そもそも、今回の件で、球団を解散するとは・・・何を考えているのだろうか?まだ山本氏の容疑が確定しているわけでもないのに、パフォーマンスなのか?それとも偽善者か?もし、格好をつけて何らかの責任のとり方を表すのであれば、監督である萩本氏が辞任するべきであろう。それが、偽善者としての最高の責任の取り方である。球団を解散するなどというのは、初めから「やめないで~・・・!」という声を想定していたと言われても仕方が無い。まあ、逆にそのあたりは流石である・・・と言えるかもしれない。

それにしても、大の大人としては、イヤラシイやり方であった。例え、山本氏のやった事がどのようなことであれ「私は彼を信じます」と、少なくとも最初は言うべきなのではないか?それが団体の長であろう。判断は、本人ともっと話してからでも良かったのではないか。また、吉本興業も本当に事の詳細をつかんでいるのだろうか。あまりにも、早い判断による記者会見は疑問である。会社や団体から信じられないのであれば、これほど悲しい事は無い。キチンと調査し、結論が出てからキッパリと対処すればよいのではないだろうか。また、マスコミも今回の萩本氏の対応を美談として報道しているが、どう考えても、気持ち悪いだけの偽善話でしかない。

もしも今回の件で、萩本氏が監督を辞めると言っていたとしたら「私も辞めます」と言う選手がいただろうか。そして言ったとして、本当に辞めてしまう選手がいただろうか。私は、今回の件でこのチームの選手の質も分かったような気がする。みんな自分が可愛いのだ。茨城ゴールデンゴールズに在籍していながら、結局は個人の野球好きな人々でしかなかったのである。萩本氏を慕っていたわけでもなく、茨城ゴールデンゴールズの真の一員でもなかったのだ。

それからすると、賛否両論あるけれども、鈴木宗男氏に対する松山千春氏の態度は、今思えば本当に頭が下がる。

 教育現場のカン違い

2006年07月21日 02時22分49秒 | しゃかい
今日テレビを見ていると、小学校での終業式のニュースが流れていた。若い女の先生が、子供たちに通知表を渡しているシーンである。1人ずつ前に呼んで、先生が直接手渡すのだが、その渡し方に私は我が目を疑った。なんと!その教師は、通知表を渡した後、子供とハイタッチをしていたのである。いくら通知表のあり方が変わったとはいえ、神聖な行為であることには変わりはないはずだ。なのに、ハイタッチなどという軽々しい行為を、しかも教師が子供に対してすることか!!!(※ハイタッチとは、野球の試合でホームランを打った選手が勢いよくベンチに戻ってきて、ずらーっと並んで迎えてくれる監督・選手たちと頭上で手を合わせることである。最近はグーのヤツなどバリエーションも増えた。)と、怒り狂ってネットで調べてみると、何と教育現場ではむしろ推奨されているようなのである。「お互い正面を向き合い、手が触れ合うことにより、子供たちとのコミュニケーションが図れる」などとされている。バカだ。完全に狂っている。きっと、家庭でもやっているバカ親もいるに違いない。ハイタッチをする関係というのは、親と子や教師と子供の関係では考えられない。もっと、近しい関係や軽い関係などで行われる行為であると思う。このような状態だから、教師と子供が友達のような会話をするのだ。バカな大人が、バカな子供をつくっているという状態だ。
今、世の中の大人が改めなければならないことは非常に多い。特に、「子供」を「子ども」と書いているヤツらには、もう一度、子供の人権や自由について考え直してもらいたい。

 ミサイル発射に対してのおかしな反応

2006年07月09日 04時50分47秒 | しゃかい
北朝鮮からミサイルが発射されたとき、私は「これは、やばい事になったぞ。ある意味有事だ」と思った。ところが、さすが日本人。平和憲法が守ってくれるとでも思っているのか、意外と普通に日常生活をおくっていた。さすがにNHKだけは公共放送なので特別編成に切り変えていたが、「はなまるマーケット」はやっているし、お昼には「笑っていいとも!」や「おもいっきりテレビ」も放送されていた。どう考えても感覚がおかしいとしか思えない。
感覚がおかしいと言えば、そのミサイル発射に対する日本政府の対応に対して、完全に狂ったとしか思えない発言が聞こえてくる。彼等はこう言う「今回の北朝鮮のミサイル発射によって、これでまた軍事力強化という話になるんじゃないか。それから軍事国家に近づくような法律が決まっちゃうんじゃないか。まずそういうことが一番心配ですね」
言っておくが、軍事力の強化は必要である。なぜなら、今の自衛隊は何も出来ないのと同じだからだ。早急に敵のミサイル発射台くらいは、攻撃できるような装備が必要だ。それと同時に、法律の改正もしなければならない。戦争になってもならなくても、座して死を待つのは御免である。とにかく、軍備を強化し、法律を改正したとして、日本が戦争をしかけると考える方がおかしい。ただ、日本の周辺には、この半世紀だけを取っても、戦争をしてきた国々が存在している。相手から自分を守るには、最低でも相手と同じくらいの装備は必要である。
今回、北朝鮮が発射したとされるテポドン2は、射程距離が6000kmとも言われている。すなわちテポドン2は、ICBM(大陸間弾道ミサイル)という事になる。現在、ICBMを持っている国は、世界に3つしかない。アメリカ、ロシア、中国である。世界地図を見て欲しい。日本の置かれている状況が、お分かりいただけると思う。せめて、日本の自衛の為に、それらを事前に叩ける装備が必要だ。

 バレなければ大丈夫のはずが・・・

2006年07月09日 04時47分54秒 | しゃかい
TBSは、まだこんな事をやっている。是非、知っておいてほしい。とにかく番組が番組だけに、意図的だったと解釈されても仕方がないだろう。
筑紫哲也氏がキャスターを務めるTBSの「ニュース23」(29日放送)が、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「行くべきでないと強く感じているわけではない」と語ったヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)のコメントを、「行くべきではないと強く思っている」という日本語字幕を付けて放送した。その後、7月5日の番組中で釈明した。同局では「字幕表示に一部正確さを欠く表現があった」としているが、「一部正確さを欠く表現」とは何事か!思いっきり逆の表現にしてしまっているではないか。
以前にもTBSは平成15年11月放送の「サンデーモーニング」で、石原慎太郎東京都知事の「日韓併合の歴史を100%正当化するつもりはない」という発言を「100%正当化するつもりだ」と字幕を付けて放送した前科がある。石原知事から告訴と損害賠償訴訟を起こされ、謝罪して先月、和解したばかりだったのだが。

 UWOは進化したか

2006年07月09日 04時40分19秒 | おんがく
家を出てから会場まで2時間かからない。本当に近くなったものである。
さて、どうしようか。いや、とにかく書こう。きっと誰も本当のことを言うヤツなんていないのだから、せめて私だけでも書こう。演奏会に行って、プログラムだけをブログに書き残すなんて私にはできない。

演奏会が始まった。と、いきなり「ドカドカドカ」と靴音を響かせて、足早に指揮者が入ってきた。このロボットのような男は確か・・・そう、去年の吹奏楽公演で初めて出会った指揮者だ。ふっと、あのときの衝撃が思いだされた。そのときである、突然、彼が叫んだ!「ワン、ツー、スリー、フォー」やっぱり・・・。まあ、とっても元気でヨロシイのだが、結局、彼の指揮はすべてこの調子だった。(イエスタデイ・ワンス・モアのときだけは小さな声で言っていた)しかも、前回同様、両手をバタバタさせているので、どうしても扇子を持たせたくなる。きっと、打ち上げでは羽織袴で「三、三、七拍子」をしたに違いない。それにしても、この「ワン、ツー、スリー、フォー」のカウントで始まるというのは何なんだろうか。もしかして、私が知らないだけで、実は吹奏楽の世界ではスタンダードなのだろうか。やっぱり気になる。

そうだ、楽隊の事を書かなければならない。私が、最初から最後まで、ずーーーっと感じたのは、吹けてないということである。とにかく、音色以前、表現以前の問題である。もう、こればかりは練習するしかない。(タイムマシンがあれば、10代に戻って練習すると、より効果的だ)また選択肢のひとつとして、曲のレベルを落とすというのも考えられるが、そこはなんとか頑張ってもらいたい。タンギングや早いパッセージは、練習すれば出来るようになるはずだ。今回の演奏会は、練習していないと言われても仕方がない。音楽を楽しむのは、それからでも遅くはないはずだ。
それから、Tp吹きの子守歌であるが、最初から最後まで横に向かって吹いていた。私は、ベルが向いている方に居たのだが、それでも音が前に出ていなかった。逆サイドのお客にはキチンと聞こえていたのだろうか。反省点のひとつである。

それでも最後には、子供たちがアラビア風の衣装で踊ったり(アラジン・メドレー)、愛媛女子短期大学チアリーディング部のおいしそうな演技などがあったり、とても楽しませてもらった。
それにしても、女子大生のチアリーディングがあるのならもっと前で見ればよかった。残念だ。

 食べてよ、わしばっかり食べよる

2006年07月08日 01時49分38秒 | たべのみ
「野うさぎの走り」や「山ねこ」などで有名な黒木本店の名品「百年の孤独」を手に入れた。「百年の孤独」は、皇太子殿下のお気に入りということでも有名である。
当然、私のような貧乏人が買えるような焼酎ではないが、先日、A氏が来られたとき手に持っていたのを無理やり奪い取ったのである。大切な焼酎を奪われた彼はコーンパイプを咥えながら「I shall return」と言い残して、コレヒドール島から魚雷艇でミンダナオ島に脱出、パイナップル畑の秘密飛行場からB-17爆撃機でおおずトラリアに飛び立った。
しかし私は、A氏の(酒を探知する)能力を怖いほど知っているので、この貴重な焼酎を地下の核シェルターに隠す事にした。万が一、シェルターへの侵入を許したとしても大丈夫である。何故なら、このシェルターの中には「肴」がないのだ。