摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 国家が存在していくために

2007年07月30日 19時02分36秒 | しゃかい
参議院選挙の結果は誰もが予想していた結果に終った。愛媛県でも無所属の新人、友近氏が当選した。一方、選挙戦当初から関谷氏には生気が感じられず、半ば投げやりな戦いに見えた。それだけ自民党に逆風が吹いていたということだったのだろう。
 私も友近氏が勝利するものと感じていたため、彼の言動や政策?に対しては注視していた。しかし、その内容はどう考えても県会議員クラスまでのもので、国会議員に必要な外交や安全保障の概念が欠如していた。もちろん、今回の選挙では年金や格差のことで盛り上がっているのは知っている。しかし、国会議員になろうとする以上、外交や安全保障の問題は避けては通ることが出来ないのだ。当選後の各テレビ局のインタビューでも、そのことには一切触れられない。意地悪な見方をすれば、彼が答えられる事(立候補当時のコメント内容)しか訊かれていないように思えた。また、ある番組の中で、関谷氏が2世議員であることの批判をし、友近氏もそれに同調していたが、友近氏の父親も市会議員である。
 今回の選挙は、実は先の郵政民営化の是非を問うた選挙と同じである。どちらも、日本人の付和雷同性が顕著に現れたものだろう。外国のジョークにもよく出てくるが、日本人(特に女性)は、みんなと同じでないと不安になる。韓流ブームやエコバッグの熱狂ぶりをみても良く分かるだろう。しかし、事は選挙である。投票した皆さんは、各候補者の政策や考えをどこまで理解し投票したのだろうか・・・。
 私は、今回当選してしまった年金チルドレンの皆さんが、小泉チルドレンの一部の議員のようにはなってほしくはない。また、民主党の単なる1議席(1票)にもなってほしくない。とにかく、日本の国会議員として本気で日本国のため、日本国民のために働いて欲しいのだ。近々、今ある政党は必ず再編される。その後に残れる政治家になって欲しい。

 もし(犯人の方ではなく)私が拳銃を持っていたらと思うとオソロシイ

2007年07月23日 19時38分44秒 | しゃかい
 JR西日本の特急「サンダーバード」で20歳代の女性に対して2度にわたって強姦した事件があった。犯人は被害者の女性を列車内のトイレで強姦したあと、京都駅で降りようとしたが間に合わなかったため再び同じ女性を強姦している。このとき問題とされたのが乗客たちの反応だった。当時、同じ車両内には約40人の乗客がいたと言われている。確かに、この事件にまったく気がついていなかった者もいただろう。しかし、少なくとも犯人に「何を見とるんじゃあ」と大声で怒鳴られた者もいたはずだし、見てはいなくても声は聞こえたはずである。もし私がその場にいたなら、その声の主を確かめに行くだろうし、状況によっては通報するなり直接手を下すなどの対応をしただろう。
 実は先日、私も市内電車の中で同じような状況に遭遇した。さすがに強姦ではないが、犯人は大胆にも私の隣で痴漢行為に及んでいたのだ。詳しいことは省略するが、私は犯人の行為を自分の目で確認すると、無意識のうちに犯人の胸ぐらを掴んでいた。そのような状況のときに、冷静または紳士的な行動などできるわけがない。そのような訓練を積んでいるのなら別だが、体のほうが先に動いてしまうのが普通だと思う。なので、少々乱暴なこともあったかもしれないし、無かったかもしれない。私が大声で怒鳴っていたので、被害者の女性の方には恥ずかしい思いをさせてしまったかもしれない。このときも「サンダーバード事件」と同じで、周囲のすべての乗客はまったく反応なしで、完全に私一人が浮いていた。これも「正常化の偏見」の一種なのだろうか。(「正常化の偏見」とは、毎日クルマに乗っているのに自分が交通事故で死亡するかもしれないとは思わないが、宝くじは1等が当選するかも知れないと考えてしまう。確率的には死亡事故に遭遇するほうが高いといわれている)
 そうこうするうちに、やっと近くの駅に停車したので大声で運転手を呼び、警察に通報してもらった・・・はずだった。そこから警察署前の電停に着くまで、私が一人で犯人を拘束していた。さらに、警察署前の電停に到着して唖然とした。警官が待っていると思っていたのだが、誰もいなかったのだ。実は運転手は警察に通報などしていなかったのだ。電停に着くなり「警察に連絡してきま~す」といって走り去ってしまった。結局、私がたった一人で犯人を警察署まで連行した。
 それにしても電車内に居た大学生風の数名の男どもはなんだ!見た目は「俺はちょっと悪なんだぜ~」とか「俺なんかケンカ強そうだろ~」みたいな態度や格好をしているくせになんの役にも立たない。徴兵制を導入しろとは言わないが、せめて子供のときから教育することは必要だろう。目の前で犯罪行為が行われているとき、どうするべきか究極の危機管理を教えるのだ。これは学校現場での「いじめ」に関しても効果があるはずだ。