先日、前航空幕僚長 田母神俊雄氏の講演会が開催され、私も微力ながら受付のお手伝いをさせていただきました。田母神氏は、航空幕僚長を解任された経緯や、安全保障の面から現在の日本の置かれている立場の危険性について、ユーモアを交えながら熱心に話されました。私はテレビで何度も話を聴いてはいましたし、著書も読んではいましたが、やはりノーカットで聴く生の話は違っていました。テレビではカットされていると思われる部分がとても面白かったのです。もちろん、その内容については秘密ですが・・・。（笑；）
ところで、先日から「撃つぞ、撃つぞ」と宣伝されている北朝鮮の長距離弾道ミサイル。このテポドン２号に関して、日本での報道がどこか的はずれに感じます。
そもそも、日本のニュース等で盛んに報道されているテポドン２号とは、射程６７００㎞といわれている長距離弾道ミサイルです。確かに、その射程範囲の中に日本列島も含まれていますが、平壌から東京を狙ったとしても１３００㎞程度しか離れていないのに、わざわざ長距離弾道ミサイルを使うでしょうか。北朝鮮にとっては、そんな無駄遣いは到底出来ません。実は、日本には日本向けのノドンというミサイルが配備されているのです。しかも、２００基近くも・・・。異常に多い数です。２００６年７月、日本海に連続して７発のミサイルが撃ち込まれましたが、その多くがノドンミサイルでした。あれで命中精度も確認されています。このノドンには、当然ながら生物化学兵器弾頭や核弾頭も搭載可能です。
ところが、日本のメディアはアメリカ様の心配ばかりしているようで、肝心の日本向けに既に配備されているノドンミサイルについては触れようとはしません。殆どの大手マスコミは、目の前にある現実から目を背けさせようとしているとしか思えません。
ということで、わが国にも核抑止力が必要になってきます！ただ、核抑止力といってもいろいろ考えられます。
ひとつは、田母神氏も講演で仰っておられましたが、ニュークリア・シェアリングという考え方です。ただ、この「イザとなったら貸してね」というシステムは、日本には不向きであるという説もあります。というのが、そもそも日本には敵基地攻撃能力そのものが無いので、核弾頭だけを「ホイッ！」と渡されても使えません。また、アメリカ様の戦力そのものをお借りして、ボタンだけ押しに行くという方法では、日米安保に基づく所謂「核の傘」の意味は・・・？ということになってしまします。（核の傘が存在するとしてですが・・・）何より、黄色い猿には、貸してはくれないでしょう。
そこで、もうひとつの方法として、自分のことは自分でやるという考えをもとに、イギリス方式はどうでしょうか。イギリスではトライデント・ミサイルが発射できる原子力潜水艦を４隻持っています。常に外洋に出ているのは１隻で、あとはそれぞれ待機、修理、訓練というシフトを組んでいます。常に出撃しているのは１隻ですが、この１隻にトライデント・ミサイルを１６発も載せられて、しかも１発あたり最大１２基の核弾頭を搭載できるそうです。掛け算すると、すごい数になってしまいます。（現在は１隻あたり４８基の核弾頭という制限を設定している）ぜひ、日本にも１隻欲しいものです。
そういえば、先日、イギリスとフランスの原潜がぶつかっていましたが、相手から見つけにくい技術が向上しすぎて、お互いにぶつかるまで分からなかったのでしょうか。それなら、なおさら日本のように海に囲まれた国では、原子力潜水艦は必要です。そいつに核ミサイルを積んでしまえば、どこから撃ってくるか分からないので、ますます抑止力がアップすることになります。
ということで、日本政府はアメリカの国債を売って、原潜を独自に開発することに決定いたしました。
ところで、先日から「撃つぞ、撃つぞ」と宣伝されている北朝鮮の長距離弾道ミサイル。このテポドン２号に関して、日本での報道がどこか的はずれに感じます。
そもそも、日本のニュース等で盛んに報道されているテポドン２号とは、射程６７００㎞といわれている長距離弾道ミサイルです。確かに、その射程範囲の中に日本列島も含まれていますが、平壌から東京を狙ったとしても１３００㎞程度しか離れていないのに、わざわざ長距離弾道ミサイルを使うでしょうか。北朝鮮にとっては、そんな無駄遣いは到底出来ません。実は、日本には日本向けのノドンというミサイルが配備されているのです。しかも、２００基近くも・・・。異常に多い数です。２００６年７月、日本海に連続して７発のミサイルが撃ち込まれましたが、その多くがノドンミサイルでした。あれで命中精度も確認されています。このノドンには、当然ながら生物化学兵器弾頭や核弾頭も搭載可能です。
ところが、日本のメディアはアメリカ様の心配ばかりしているようで、肝心の日本向けに既に配備されているノドンミサイルについては触れようとはしません。殆どの大手マスコミは、目の前にある現実から目を背けさせようとしているとしか思えません。
ということで、わが国にも核抑止力が必要になってきます！ただ、核抑止力といってもいろいろ考えられます。
ひとつは、田母神氏も講演で仰っておられましたが、ニュークリア・シェアリングという考え方です。ただ、この「イザとなったら貸してね」というシステムは、日本には不向きであるという説もあります。というのが、そもそも日本には敵基地攻撃能力そのものが無いので、核弾頭だけを「ホイッ！」と渡されても使えません。また、アメリカ様の戦力そのものをお借りして、ボタンだけ押しに行くという方法では、日米安保に基づく所謂「核の傘」の意味は・・・？ということになってしまします。（核の傘が存在するとしてですが・・・）何より、黄色い猿には、貸してはくれないでしょう。
そこで、もうひとつの方法として、自分のことは自分でやるという考えをもとに、イギリス方式はどうでしょうか。イギリスではトライデント・ミサイルが発射できる原子力潜水艦を４隻持っています。常に外洋に出ているのは１隻で、あとはそれぞれ待機、修理、訓練というシフトを組んでいます。常に出撃しているのは１隻ですが、この１隻にトライデント・ミサイルを１６発も載せられて、しかも１発あたり最大１２基の核弾頭を搭載できるそうです。掛け算すると、すごい数になってしまいます。（現在は１隻あたり４８基の核弾頭という制限を設定している）ぜひ、日本にも１隻欲しいものです。
そういえば、先日、イギリスとフランスの原潜がぶつかっていましたが、相手から見つけにくい技術が向上しすぎて、お互いにぶつかるまで分からなかったのでしょうか。それなら、なおさら日本のように海に囲まれた国では、原子力潜水艦は必要です。そいつに核ミサイルを積んでしまえば、どこから撃ってくるか分からないので、ますます抑止力がアップすることになります。
ということで、日本政府はアメリカの国債を売って、原潜を独自に開発することに決定いたしました。