摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 喉元を過ぎた楽団

2006年05月04日 23時05分46秒 | おんがく
今回で8回目という愛媛交響吹奏楽団ウエーブ(HPではウェーブ)の演奏会に行ってきた。全体を通して感じたのは、相変わらずlightなサウンドであるということだ。当然、低音パートは物足りないし、パーカッションは役目を果たしていない。それでも、昨年よりは少しだけ良くなっているような気がする。ライバル?市吹のような音の厚みや力強さはないものの、聴きようによっては(良く言えば)スリムな演奏と言えなくも無いか。コンクールの評価基準からすると、よい評価をする審査員も必ずいると思われる。
まあ、音楽監督が指揮した1部はいいとして、その後(2部以降)が酷すぎた。私は、ここまでポップスの吹けないバンドを知らない。世間の一般バンドとは正反対の感覚である。皆さんご存知のように、決して技術的に下手な訳ではないのだ。なのに、この無味無臭なポップス感はなんだろうか。そんな演奏に、尻を振りながら踊る女性団員・・・。これが現在の吹奏楽の流れ?なのか。そして、最後の最後のアンコールで、すべてを台無しにしてしまった。その新人女性指揮者のマーチらしきモノは、私のような素人でさえも自分の耳を疑わざるを得ない程のシロモノだった。なぜ、ステージに立たせてしまったのか?団長のお考えを訊いてみたいものだ。
結成当初からの数年間は、(それなりに)音楽に対してもう少し熱っぽかったように思う。同じ想いを感じられるメンバーが少なくなってしまったのだろうか。熱さを呼び戻す救世主が必要だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿