フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

演奏と体重

2006-04-06 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
オーケストラで、私の後ろでクラリネットを吹いている人のうちの一人。
我々のオーケストラに入って一年にもう少し。それまでは(今も)吹奏楽を長く続けていたが、管弦楽ははじめて。

吹奏楽に比べると、2ndであってもずっと演奏は強い緊張を強いられていて大変なようだ。前々回のベト3(英雄)の時は、GPの日でさえ食事が全く喉を通っていなかった。脇から見ていて笑えた。

いやいや、そんなことは言ってはいけない。

自分も昔は笑ってしまうほど緊張していた。はじめて交響曲で1stを吹いたときとか、ソプラノ歌手が来てフルートが大変だったときとか。本番の二ヶ月ぐらい前から機嫌が悪くなって、当時はまだ新婚だったのにもかかわらず家でケンカが絶えることなく、それはそれは大変な騒ぎだった。


我がオーケストラは先日のファミリーコンサート終了後、初見演奏モードに入っている。曲は、チャイ5(チャイコフスキー作曲、交響曲第五番)。

この曲は、なぜかどこへ行っても人気。あまオケのベテランならば、一度やったからもういいやー、という人も多いと思う。それでも私のオケでははじめてということ。
このチャイ5、数えてみると私がかかわるのは4回目になる。パートはいろいろだけど。アシ(アシスタント)も含めて。

初見合奏では緊張するというのはよくわかる。特に管弦楽では、吹奏楽に比べて管楽器が「やらかしてしまった」時の周囲や自分に与える影響が大きい。

しかし私は少なくとも初見ではないので、初見合奏だからといっていまさら緊張はしない。どちらかというと周りのアラばかりが聞こえてきてしまう、あまり愉快ではない合奏だ。

しかし、件のオケ初級者クラリネットさんの、交響曲の初見合奏となれば、それはそれは大変だったようだ。
あとで聞くところによると、初見練習後に体重が500g減っていたというではないか!

妙案である。

一週間、交響曲の初見をやれば3kgの減量ができるぞ!?