サンキョウから40周年記念なるモデルが出た。
管楽器系の雑誌も買わないのでそんなことは知らなかったのだけれど、少し前の山野楽器でのフルートフェアにあまり時間がなく少しだけ行った時に見つけた。
第一印象。
「これいいっ、欲しい!!」
何がいいって・・・彫刻がきれい。
ムラマツの楽器(の一部?)は、標準でEbキーに彫刻がはいっているらしい。
吹奏楽の知人がムラマツ買って、なんで中途半端に一個しか彫刻入れなかったの?と聞いたら、これが標準だ、と言っていたのでたぶんそうなのだろう。
いくつかのメーカーの彫刻入りフルート。彫りがいまいち浅かったり、細かったり、パターンがいまいちだったりでなんとなくピンとこないかなあ、というのが私の感覚。
ハンドメイドに彫刻入れたいのなら、メーカーによってはパターンも指定できたりするが、自分はそんなにセンスがいいわけではない。
しかも、彫刻料がとっっっっっっっても高価。
で、号泣しながら断念した経緯もある。
この記念モデルは、記念ということで、アーティストの価格据え置きで、あのきれいな彫刻が入るというのがミソ。
機械彫りということで、比較的安価ということらしい。
某社の、リッププレートやリングが金、というよりぜんぜん惹かれてしまう。
すごい、私の楽器にも入れてほしいよぉ~ よぉ~ よぉ~
(たぶん後での彫りは無理)
うらやましい。
勧められるがままに、ちょびっと試奏してみた。
んんんん~、
んんんん~、
んんんん~。
なんと言ったらいいか、手応えがない。
説明員氏が教えてくれたところによると、管体は従来アーティストと同じだが、キーポストの形状が違うらしい。
で、だから、鳴りが軽く、楽に鳴らしやすくなっているのだということ。
むむぅ。
次に、従来モデルのアーティストを試す。
そうそうそうそう。こんな感じ。こんな感じ。
私の思うサンキョウに近い(当たり前だ)。
いろいろ、その後師匠にも聞いたりして統合して私が理解した所によると。
従来アーティストはその上位のセミハンドメイドに近い感じであったが、もう少しステップアップユーザーに売りやすくするため、とっつき易い方向に振ったということらしい。
なので、私のようにハンドメイドの「手応え」系の楽器を既に持っている人には何か物足りない印象があるかもしれないということらしい。
まぁ、営業判断なのだろうから仕方ないね。
いやいや、そういう鳴りが好きな人もきっといる。だから一概に良くないとは言えない。
少なくとも、私には用なし、というだけのこと。
彫刻は惜しいが、仕方ない。
そういう我がままな人は、セミハンドメイド以上を買えと。そういうこと。
まあ、私も初心者に近い知人が、ムラマツ、サンキョウの「旧来の手応え系」フルートでは私がどんなに勧めてもどうしてもまともに音が出ず、結局他の「ずっぽり音が出る」系のメーカーでしかも有り得ない系ずぼずぼ頭部管を付けての楽器に流れてしまったのをリアルに目撃しているので、もう何も言えない。
理念もいいが、それ以前に食えることが重要だ。
サンキョウも、理念や趣味性の高さだけでは食べられなくなってしまったということだろうか。
確かに、私のような人間がファンにつくようでは、一般性に乏しいのかもしれない?(笑)
趣味性の高い分野の商品は、高級品の方がより使い手を選ぶ傾向があった。
ただ、普通に考えれば、お金を出せば出すほどより容易に性能を発揮されて当然、という考え方もできる。
前者は、例えばスポーツカーだし、後者は例えばリビング系セダン。
ヤマハは偉いし凄いと思った。
ビジューのような、普通ならなかなかまともに吹けないような極嗜好性モデルがあったかと思えば、メルビーユのように「たくさんお金を払ってくれる人こそが最上のお客様」なのだからより上手であるかのように聞こえるように気分よく吹かせてあげる的な資本主義的ファーストクラスホスピタリティラグジュアリーモデルも出してみたりもする。
どうせだったら、従来アーティストは残し、アーティストとは違うモデル名、あるいはブランドにしたらよかったのではと思う。
ついでに頭部管のカットもずっぽり系に変えてしまって。(頭部管や管体は同じであるとメーカーは主張している)
それにしても、あの彫刻は魅力的すぎる。浅すぎず深すぎず、目立ちすぎず目立たなすぎず、自己主張の度合いが(私にとって)ちょうど良い。
あの吹き味が好きであれば、他人の意見に左右される必要は全くなく、あの彫刻モデルは絶対に買い。
買ったら私に見せてくれれば、満足いくまで死ぬほどうらやましがってあげるられる自信がある。
彫刻アーティストは、なんとも微妙なポジションなのであった。
管楽器系の雑誌も買わないのでそんなことは知らなかったのだけれど、少し前の山野楽器でのフルートフェアにあまり時間がなく少しだけ行った時に見つけた。
第一印象。
「これいいっ、欲しい!!」
何がいいって・・・彫刻がきれい。
ムラマツの楽器(の一部?)は、標準でEbキーに彫刻がはいっているらしい。
吹奏楽の知人がムラマツ買って、なんで中途半端に一個しか彫刻入れなかったの?と聞いたら、これが標準だ、と言っていたのでたぶんそうなのだろう。
いくつかのメーカーの彫刻入りフルート。彫りがいまいち浅かったり、細かったり、パターンがいまいちだったりでなんとなくピンとこないかなあ、というのが私の感覚。
ハンドメイドに彫刻入れたいのなら、メーカーによってはパターンも指定できたりするが、自分はそんなにセンスがいいわけではない。
しかも、彫刻料がとっっっっっっっても高価。
で、号泣しながら断念した経緯もある。
この記念モデルは、記念ということで、アーティストの価格据え置きで、あのきれいな彫刻が入るというのがミソ。
機械彫りということで、比較的安価ということらしい。
某社の、リッププレートやリングが金、というよりぜんぜん惹かれてしまう。
すごい、私の楽器にも入れてほしいよぉ~ よぉ~ よぉ~
(たぶん後での彫りは無理)
うらやましい。
勧められるがままに、ちょびっと試奏してみた。
んんんん~、
んんんん~、
んんんん~。
なんと言ったらいいか、手応えがない。
説明員氏が教えてくれたところによると、管体は従来アーティストと同じだが、キーポストの形状が違うらしい。
で、だから、鳴りが軽く、楽に鳴らしやすくなっているのだということ。
むむぅ。
次に、従来モデルのアーティストを試す。
そうそうそうそう。こんな感じ。こんな感じ。
私の思うサンキョウに近い(当たり前だ)。
いろいろ、その後師匠にも聞いたりして統合して私が理解した所によると。
従来アーティストはその上位のセミハンドメイドに近い感じであったが、もう少しステップアップユーザーに売りやすくするため、とっつき易い方向に振ったということらしい。
なので、私のようにハンドメイドの「手応え」系の楽器を既に持っている人には何か物足りない印象があるかもしれないということらしい。
まぁ、営業判断なのだろうから仕方ないね。
いやいや、そういう鳴りが好きな人もきっといる。だから一概に良くないとは言えない。
少なくとも、私には用なし、というだけのこと。
彫刻は惜しいが、仕方ない。
そういう我がままな人は、セミハンドメイド以上を買えと。そういうこと。
まあ、私も初心者に近い知人が、ムラマツ、サンキョウの「旧来の手応え系」フルートでは私がどんなに勧めてもどうしてもまともに音が出ず、結局他の「ずっぽり音が出る」系のメーカーでしかも有り得ない系ずぼずぼ頭部管を付けての楽器に流れてしまったのをリアルに目撃しているので、もう何も言えない。
理念もいいが、それ以前に食えることが重要だ。
サンキョウも、理念や趣味性の高さだけでは食べられなくなってしまったということだろうか。
確かに、私のような人間がファンにつくようでは、一般性に乏しいのかもしれない?(笑)
趣味性の高い分野の商品は、高級品の方がより使い手を選ぶ傾向があった。
ただ、普通に考えれば、お金を出せば出すほどより容易に性能を発揮されて当然、という考え方もできる。
前者は、例えばスポーツカーだし、後者は例えばリビング系セダン。
ヤマハは偉いし凄いと思った。
ビジューのような、普通ならなかなかまともに吹けないような極嗜好性モデルがあったかと思えば、メルビーユのように「たくさんお金を払ってくれる人こそが最上のお客様」なのだからより上手であるかのように聞こえるように気分よく吹かせてあげる的な資本主義的ファーストクラスホスピタリティラグジュアリーモデルも出してみたりもする。
どうせだったら、従来アーティストは残し、アーティストとは違うモデル名、あるいはブランドにしたらよかったのではと思う。
ついでに頭部管のカットもずっぽり系に変えてしまって。(頭部管や管体は同じであるとメーカーは主張している)
それにしても、あの彫刻は魅力的すぎる。浅すぎず深すぎず、目立ちすぎず目立たなすぎず、自己主張の度合いが(私にとって)ちょうど良い。
あの吹き味が好きであれば、他人の意見に左右される必要は全くなく、あの彫刻モデルは絶対に買い。
買ったら私に見せてくれれば、満足いくまで死ぬほどうらやましがってあげるられる自信がある。
彫刻アーティストは、なんとも微妙なポジションなのであった。
あれだけ見事な彫刻が入っていて、旧来のアーティストと同価格!見た瞬間買おうかなーと思いました。記念モデルは鳴らしやすそうだったのですが、やっぱり音色はハンドメイドの方が良いと思いました。でもハンドメイドはちょっと予算オーバーで…。
いろいろ考えた末、結局違うメーカーの楽器を買うことにしましたが、あの彫刻は魅力的だったなあと私も思いました。
あれだけ見事な彫刻が入っていて、旧来のアーティストと同価格!見た瞬間買おうかなーと思いました。記念モデルは鳴らしやすそうだったのですが、やっぱり音色はハンドメイドの方が良いと思いました。でもハンドメイドはちょっと予算オーバーで…。
いろいろ考えた末、結局違うメーカーの楽器を買うことにしましたが、あの彫刻は魅力的だったなあと私も思いました。
それにしても、あの彫刻、いいですねぇ!