Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

LA BOHEME (METROPOLIAN OPERA JAPAN TOUR 2011)

2011-06-04 | メト 日本公演
いよいよ日本公演初日の『ラ・ボエーム』が名古屋でキックオフしましたね!
その『ラ・ボエーム』の終了直後、今回ツアーで日本に飛んでいる友人から、
”今日はこれまでの日本公演と比べても、客席の集中度・静けさがすごかった!”というメッセージがありました。
また、別の若手のオケの奏者は、拍手や歓声が起こる時以外は、針一本落ちたらそれが聞えるんじゃないかと思うほどの
dead silence(完全な無音状態)に怖くなった、、と、NYの劇場ではまずありえない客席マナーに良い意味でプレッシャーを感じていたみたいです。
さあ、日本の皆様、もっとプレッシャーを与え続けましょう!!

さて、このブログでは私が鑑賞した公演(主にメト)毎に記事をあげているため、
これまで皆様が日本でご覧になるオペラ関連の公演についての御感想や情報を交換される場合、
該当する演目が存在しないとか、同じ演目で複数の記事がいくつもある、といった理由で、
どの記事のコメント欄に書き込めば良いのか判断がしずらい、
また後でコメント欄を再読したいと思っても、はて、あの時の皆様の感想はどこの記事のコメント欄にあったんだっけ?と、
後で探すのが大変!というご迷惑をかけて参りました。

というわけで、今回はなんといってもメトの日本公演ですので、初めての試みとして、演目毎に空記事(感想が本文に含まれていない記事)をあげてみます。
コメント欄で日本公演について一人でも多くの方に語らって頂き、
私も”日本に行きたい~!!”と悶絶し、”そんなことがあったのー??!!”と一緒に驚き、
”そんな素晴らしい公演だったのか、、”と一緒に涙したいという姑息な作戦です。

公演日ごとに記事を上げる予定はなく、あくまで演目ごとですので、ご覧になった公演日も合わせて書いて頂けると、ご意見の交換の際に有益かと思いますが、
もちろん、ご覧にならない演目についてのご意見も大歓迎です!
また、新しく”メト 日本公演”というカテゴリーを作りましたので、カテゴリー検索をして頂ければ、
今回のツアーの演目+メト・オケ演奏会のそれぞれがあがってきます。

ちなみに『ラ・ボエーム』は以下のような日程とキャストになっています。(6/4現在)

6月 4日(土) 15:00 名古屋
6月 8日(水) 19:00 東京
6月11日(土) 15:00 東京
6月17日(金) 19:00 東京
6月19日(日) 19:00 東京

指揮:ファビオ・ルイージ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
バルバラ・フリットリ(ミミ)
スザンナ・フィリップス(ムゼッタ)
ピョートル・ベチャワ (6/4, 8, 11) & マルセロ・アルヴァレス(6/17, 19) (ロドルフォ)
マリウシュ・クヴィエチェン(マルチェッロ)
エドワード・パークス(ショナール)
ジョン・レリエー(コッリーネ)
ポール・プリシュカ(ベノワ / アルチンドロ)

(写真は2009-10年シーズンの公演時のものです。)

Barbara Frittoli (Mimi)
Susanna Phillips (Musetta)
Piotr Beczala / Marcelo Alvarez (Rodolfo)
Mariusz Kwiecien (Marcello)
Edward Parks(Schaunard)
John Relyea (Colline)
Paul Plishka (Benoit/Alcindoro)
Conductor: Fabio Luisi
Production: Franco Zeffirelli
ON

*** プッチーニ ラ・ボエーム (2011年日本公演) Puccini La Boheme (Japan Tour 2011) ***




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65 コメント

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素人耳さん (Madokakip)
2011-11-05 12:59:03
ドヴォルスキーとの会話のところは私も読みました!
素敵ですね。ここまで来てガタガタ言ったって仕方がない、歌手を信じるしかないんだ!ということなんでしょうね。

>P148-150に詳しいいきさつが書いてありました(まだこんなところを読んでおるw)

そこにはまだ辿りついてない駄目なあたし、、。
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発見! (素人耳)
2011-10-31 23:08:15
2011.7.25のMadokakip殿の書き込みについてじゃが、

>クライバーが「僕は椿姫が好きだがボエームも素敵だ」と言って公演前日に演目が椿姫からボエームに変更されるという珍事が起きたそうだ

「カルロス・クライバー」下巻のP148-150に詳しいいきさつが書いてありました(まだこんなところを読んでおるw)。ジャコモ・アラガルが原因だったんじゃな。
「切符は売り切れていましたが、演目の変更で返って来た切符は一枚もありませんでした。」とは、さすがじゃw。

ドヴォルスキーとの「ラ・ボエーム」のことも、P78-79に書いてありました。

クライバー「ハイCは歌いますか?」
ドヴォルスキー「はい」
クライバー(笑って)「質問は終わりです」
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ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-09-30 14:57:41
ゆみゆみさんのご希望とコンフリクトを起こしてしまうので申し上げにくいのですが、
わんは、特に最初の数ヶ月、飼い主との絆を築いて、色んな(トイレなど)ことを学ぶ大事な時期ゆえ、私個人的には出来るだけ一緒に居てあげる方が良いのではないかな、、と思います。
少し大きくなったら、チャッピーさんは愛情深い飼い主さんゆえ、安心してお預けになれます!
チャッピーさんがこちらにお住まいだったら、私も預かっていただくのに!!

ところで検査、大変でしたでしょう?
期間も結構長きにわたるので、実際に病院に出向いて、、といった物理的な負担はもちろん、精神的にも疲れますよね。
これまでのゆみゆみさんの多忙なスケジュールは私にはとても真似できない、、と感嘆しておりました。
これから観にいく公演を厳選しなければならないとのこと、確かに少しブルーになられるでしょうが、
まずは体が元気であってこそできること、
頻度が多少減ってもその分、長く続けられるという考え方もあるかもしれません。
片手分でも羨ましい!という方、いっぱいいらっしゃると思いますよ。
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チャッピーさん (Madokakip)
2011-09-30 14:55:57
>北米の場合はどこに預けるのですか

すでに知己があって、信頼できる犬好きなお友達に預かって頂くのが犬にとっても一番良いように思いますが、
(まさにこのようなケース→>あ、ゆみゆみさん、シーズーなら私が預かってもいいですよん。)
犬の保育所みたいなところやケンネルとか、あ
とはビジネスとして個人の家で預かってくださったり、
もしくは泊まりで来てくれるシッターさんもいらっしゃるみたいです。
返信する
本気にしますよ^^。 (ゆみゆみ)
2011-09-01 13:50:07
チャッピーさん!!
預かっていただけますか

近所に放したままで、お部屋に預かってくれるペットホテルを発見。
3月まで、ほぼ毎月お預け状態になるのですが、ワンちゃんは、大丈夫でしょうか?
マドカキップさんは、NYでご覧になれるだけで十分でございます。私がNYに住んでいたら、外に出ることは考えないと思いますよ・ホロ様も・マッチャンも来るのですから。
しか~し、やはり追いかけてしまうのでしょうか?
私もカウフマンと同じ疑いを持たれて検査を受けました。8月一ヶ月は、不安のままで検査結果を待ちました。『結果が出るのは、お盆が入るので遅くなるのだそうです』
今日まだ検査はあるものの海外へ行くことを許されましたが、私のようにチョコチョコ出かけるのは、放射線を浴びるし(何でここで言われるのかわかりませんが)、体が疲れるからやめなさいと言われました。
ですから、来年からは片手分だけしか行かないつもりです
厳選するのは、難しいです。
なので、日本にかわいい子がいるのも良いのかと考えております。

カウフマン・リチートラ共に、早く元気になられますようにお祈りいたします。
返信する
わんこ (チャッピー)
2011-08-29 20:20:59
旅行するときはトリマーさんに預けてます。
1日3000円です。
犬の預かりはペットショップや動物病院でもやってますが、トリマーさんが一番ハズレが少ないように思います。
北米の場合はどこに預けるのですか?
あ、ゆみゆみさん、シーズーなら私が預かってもいいですよん。

>チャッピーさんが特大ラッキー
パトロンが手放した席が回ってきたんでしょうか?
ただ、今までも最前列は1度ゲットしたことがありますし、2~4列目あたりのサイド寄りの席は頻繁に取れてます。1席ポコッと空いてることはよくあるんですよね。でも、ドミンゴの時は全然ダメだったな。
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ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-08-29 08:23:55
おめでとうございます!!
そうなんですよ、チャッピーさんが特大ラッキーなだけで、
パトロンになっても糞みたいな席が回ってくるので、
シーズン閉幕あたりに、“こんな席ばっかり回してくるならパトロン辞めてやるー!”とパトロン・デスクに吠えたら、
新シーズンは少しましな席になったような気がします。
でも、これも本当に気のせいかもしれません。やめるサブスクライバー、新しいサブスクライバー、
この中で座席を調整するのって、大変な作業ですしね。エクスチェンジする人もいて、供給自体も流動的ですから、、。

>10月17日は丁度日本に帰ったところで

えー!!それは残念ですー!!ご一緒にマッティを取り囲もうと思っておりましたのに、、。

>シーズー君の瞳と目が合い、虜に

おお!!!出会ってしまわれたのですねー!!!

>この子が我が家へ来たら、海外へは行けなくなります

これはその通りで、私はうちの息子が我が家に来てから、一人で海外旅行に行ったのは例のミラノの『トスカ』のみ。
それ以外は全部彼ら同行で、北米の旅です。
そういうわけで、私の場合、もっぱらメトでのみの鑑賞になってしまうのですけれど、
彼らを愛してますからね。これでいいのだ!です。

返信する
何とかなりました。 (ゆみゆみ)
2011-08-28 08:09:17
ありがとうございます。
メトへのメール・電話で、ようやくお返事をいただけました。お蔭様で10月には、オペラハウスの中に入れることになりました。
メトは、旅行者用とかサブスクライブですと端の席が割り当てられるようです。(少々不満)
最前列が割り当てられたチャッピーさんは、お幸せです。
車椅子席も何とか後ろのほうですが、一般席に変更していただけました・ヤレヤレ・・。
10月17日は丁度日本に帰ったところで、残念です。
マドカキップさんの息子さん達・我が家の隣に住むの3匹の大きめなミニチュアダックス  の影響でしょうか?ふらりとペット売り場へ行ってしまいました。
売れ残ったシーズー君の瞳と目が合い、虜に
でも、この子が我が家へ来たら、海外へは行けなくなります。
ホロ様・マッチャンと決別できるか?
悩ましい
返信する
ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-08-22 09:33:59
メトには相当てこずっていらっしゃるのか、焦ってご自身の名前の最後の“み”の字も吹っ飛んでしまわれましたね。

>車椅子席
>Soonはどういう意味なのか?

Soonは、、“多分、いつか”みたいな意味で、それを鵜呑みにしてはいけません!!(笑)
脅す気はないのですが、もう一般発売の時期になっているのですから、これまたメトを詰めた方が良いと思いますよ。
今の段階で座席の割り当てを出来ないわけがありません。
彼らは面倒臭くなると何でもさき回しにしますからね。
先じゃ困るんだ!今やってくれ!と吠えるのです。

>Singers’ Studioの事は、私も聞きました

ゆみゆみさんがおっしゃっているのは、Opera News Awardのことだと思います。
2012年の4月29日にプラザ・ホテルで授賞式があります。
受賞者は、ホロ様、マッティ、マッティラ、ピーター・セラーズ、アニヤ・シリヤの5名。
どうしても参加したければ、一人で行っても別に構わないと思いますよ。

>私が入り込める方法はございますか?

今、その授賞式への参加とフライトを抽選であてる!なんていう企画もやっていますが、
もしかすると日本在住の方は参加できないかもしれませんね。

https://vod.votenet.com/operanewssweepstakes/

後は当然、お金さえ払えば参加できます。でもこの授賞式、高いんですよ、、とっても、、。
この間の春はカウフマンとラセットが受賞したので私も行きたかったんですけど、
歌を聴けるわけでもないのにあまりに高額で、どうせだったら彼らが出演するオペラを見た方がいいや、と思ってあきらめました。
日にちが近くなったらチケットの発売の詳細などが出ると思います。

一方、Singers’ Studioの方は、これは私が時々記事にしている、アーティストをヘッズで取り囲んで、
色々とお話を聞かせて頂くイベントです。
マッティの登場は10/17、ホロ様は4/16です。
こちらはギルドのサイトに行けば、チケットに残があれば今からでも購入できます。
返信する
色々。 (ゆみゆ)
2011-08-21 16:51:35
PC故障で拝見できませんでした。
チケット・・私は余程「サブスクライブ」と相性が悪いようで、まだ手こずっております。

あの時は、大変お世話になりました。今の私があるのもマドカキップさんのおかげでございます。アメリカへ足を向けて休んではおりません。
マドカキップさん!!
今シーズンからでしょうか???
単券を購入しました。私の目には、○に点がある様にしか見えませんでした。それが車椅子席とは考えもしませんでした。何故ならほとんど出ている席(私は前しか見ないので)にその黒い点があったからです。カメタロウさんに教えていただいて、それが、車椅子席と知り大急ぎでメトに電話。ミスがあってはいけないので、通訳さんを介しました。翌日その席は再び売りに出ていました。が、私の席はどうなるのか?
「直ぐにメールします」を信じて待ちますが、Soonはどういう意味なのか?

Singers’ Studioの事は、私も聞きました。表彰されるとかディナーがあるとか。
一人で食事会へは行けないですよね?
でもこのツーショットは冥土の土産に持って行きたいです。私が入り込める方法はございますか?
相変わらず、テンヤワンヤのNy行きです^^。
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再び ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-08-16 14:00:08
>請求だけ来ましたが、席の種類も日程も枚数も何もわからないまま

金額捏造??? それはいくら、、メトといえども、強引過ぎでしょう!!
多分、これまでの経験から言うと、とりあえず、申し込まれた分に関しては一旦引き落としがあって、
(なので、第一希望で申し込まれた席の種類、日程、枚数分の金額が請求されているのではないかと思います。)
席がフィルされなかった場合には該当金額が返金されるという、そういう仕組みだったと思います。
もう一般発売が始まってしまいましたから、行動に移す時がとっくに来ています!ゆみゆみさん!!!
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チャッピーさん (Madokakip)
2011-08-16 13:59:13
私のことに限って言うと、今年はゲルブ支配人が就任して以来、一番まともに発券された年かもしれません。
間違って家に送りつけて来られたチケットもなく、全て窓口で、一枚の間違いもなく印刷してくれました。
どうせ例年通りエラーがあるに違いない!と、“あっちのベンチで数えてまた帰ってくるから、それまでここにいてね。”と、
窓口のお兄さんを脅しておいたのに、一枚も間違いがなくて拍子抜けです。
間違いがなかったらなかったで、なんだかメトらしくないわ、、と、寂しくなってしまった私は変でしょうか、、?
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ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-08-16 13:54:12
返事が遅くなってしまってすみません。もうチケットは届きましたか?

>あの時の事が、思い出されてきました

(笑)懐かしいですね。ゆみゆみさんのあまりの大量枚買いにメトのスタッフの女性がオーダー内容で混乱して、きりきりしていたのを昨日のことのように思い出します。
ところでゆみゆみさん、もうご存知かもしれませんが、新シーズンのギルドのイベントSingers’ Studioにマッティとホロストフスキーがゲストに呼ばれているようですよ!
ゆみゆみさんが企画したのかと思うようなこの顔ぶれ!お時間が合えばぜひNYにいらしてください。
返信する
Unknown (チャッピー)
2011-08-02 20:41:57
メール来るのを待っていたら、一般発売始まっちゃいますよ!

>席の種類も日程も枚数も何もわからないまま
席の種類と日程は、購入するとき指定しませんでしたか?
確認のメールはきてませんか?
返信する
請求だけ来ました。 (ゆみゆみ)
2011-08-02 20:32:13
相変わらず、面白いところですね・メトは!!
請求だけ来ましたが、席の種類も日程も枚数も何もわからないまま。
メールを待っていますが、行動に移す時来る
でしょうか^^。
返信する
だってMETだもん (チャッピー)
2011-08-01 20:46:54
チケットは送られてこない方がいいのですよ。
だって、普通郵便で郵送ですよ。怖いじゃないですか。
枚数が少ないならば間違いはないと思いますが、多いと間違えそうだし。

返事が来ないなら、一般発売開始前に毎日でも矢の催促した方がいいかも。
「サイド寄りでもいいから、ステージに近い席よこせ」って。
返信する
届かない。 (ゆみゆみ)
2011-07-30 20:33:29
チャッピーさんに教えていただいて、私も旅行者用を10月分と2月分申し込みました。
メールも送りました。「どうなったのかしら?私のチケットは」
何のお返事も参りません。
マドカキップさんにお世話になったあの時の事が、思い出されてきました。
私は「単券」で買う方が相性が良いのでしょうか?
チャッピーさん、未だ来ませ~~ん!!
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素人耳さん (Madokakip)
2011-07-29 09:31:06
たかさん(となれなれしく呼んでみる、、)のブログのクライバー関連記事総まとめ、ありがとうございます。
クライバーに直接関係している話題だけでなく、倍管のお話なんかも、すごく面白かったです。
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ついでに・・・ (素人耳)
2011-07-26 16:50:10
上に紹介した「こだわりクラシック」の中にカルロス・クライバーについての文がいくつかあったので、検索結果を貼っておきます。

http://blogs.yahoo.co.jp/takatakao123/folder/1158259.html
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チャッピーさん (Madokakip)
2011-07-25 08:00:28
まあ、最前列だなんて、それは良かったですね!
なんだか最近、こちらの指示は完全無視で何でも自宅に送りつけてくるので困るんですよね。
読んでくれよ、インストラクションを!!と叫びたくなります。

>BORDERSが精算ということで、コロンバスサークルのお店もなくなってしまいますね
そうなんです。CD屋、本屋といった、多少なりとも文化的な小売店はどんどん姿を消して、アパレル関係の店ばっかり、、
そうですね、、、リンカーン・センターから一番近い本屋となると81丁目のB&Nになってしまいますね、これからは。
返信する
素人耳さん (Madokakip)
2011-07-25 07:52:35
そうですよー、私はもうてっきり素人耳さんがマウスパッドをしのばせて公演にいらっしゃるものと信じておりました。

紹介頂いたブログの記事の中にある

>クライバーが「僕は椿姫が好きだがボエームも素敵だ」と言って公演前日に演目が椿姫からボエームに変更されるという珍事が起きたそうだ

(笑)いいですねー、この大らかなノリ!
演目まるごとの変更というのは、正直、ちょっと“えーっ!”と思ってしまう私ですが、
クライバーなら、“ボエーム聴けて良かった。”ってなことになっているかもしれません。
結局は演奏次第ということなのかもしれません。

>クライバーにとってドミンゴ、パバロッティに続く第三のテノールはドヴォルスキー

カレーラスの立場なし、、??(笑)
アルフレードもロドルフォも当たり役だったのに、、、。


このフレーニのライブ集はずっと買いたいと思いつつ、なぜか先延ばしになっていましたが、
このご紹介頂いた記事を読んで、ますます買わねば!と思いました。

>マリア・カラスやレナータ・テバルディと比べて、多少個性が薄いという印象を聴く人に与えてしまうのかもしれませんが

私が始めてフレーニを聴いた時も、そういう、彼女は小粒だ、という刷り込み(主に批評家による、、)があったので、
もう全然ピークを越えているにも関わらず、びんびん音が飛んで来る彼女の発声にびっくりし、
これで小粒なのか、、と驚いた覚えがあります。
カラスに適う人はそうそう出て来るものではなく、
彼女のほとんどすぐ後を担う世代だったために彼女と比べられてしまったフレーニは
ある意味非常にアンラッキーだった部分もありますね。
返信する
チャッピーさん (Madokakip)
2011-07-25 07:49:15
12/2といえば、ゲルズマーワのミミの日ですね。私も彼女のミミは楽しみにしてます。
ムゼッタは日本公演と同じフィリップス、ロドルフォを含めた貧乏アーティスト達も若々しいメンバーで、
もし彼らが最大の力を出せば、ルーティン・ワーク的でない面白い公演が観れるかもしれません。

>1日の現代オペラ(題名が覚えられない)

題名が覚えられない、でぴんと来ました。“サティヤグラハー”(松竹のライブビューイングのサイトでは、“サティアグラハ”という表記になっていますが)ですね。
この作品が初演された年(数年前です)、私はこの作品見逃しているんですよね。
というか、積極的に見に行かなかった、ともいいますが。
シーズン中に他の二人のヘッズの方とお話した時は、一人が“つまらん作品だ!”というと、
もう一人が“いや、あれはなかなか良い作品だった!”と意見が真っ二つで、
私も、“こりゃ参考にならん、、、。”と思って聞いてましたが、
私はとりあえず、新シーズンの公演は一度は聴きに行こうと思っています。
返信する
ゆみゆみさん (Madokakip)
2011-07-25 07:46:16
私も『ボエーム』は、かなり長い間、特に大好きな演目というわけでもありませんでした。
“冷たい手を”とか“私の名はミミ”とか“私が街を行くと”など、人気アリアが沢山あるので、
そこにどうしても注意が向きがちで、私ももちろんこれらのアリアは大好きなんですが、
ゆみゆみさんがおっしゃる通り、
この作品はすごくオケが語っているオペラでもあると思うのです。
私がボエームで一番好きな場面の一つは、最後の幕で、オケがO soave fanciullaの旋律を再び演奏する場面です。
どんな言葉でも表現しきれない感情の機微があの部分のオケ(上手く演奏されればの話ですが)の演奏に凝縮されるように思います。
この部分の効果を最大に引き出しているゼッフィレッリの演出も素晴らしいです。
作品の素晴らしさを引き出せる歌手、演出、オケが揃った公演をいくつか見る公演に恵まれた今では、
舞台で観るのが大、大、大好きな演目の一つです。
返信する
もう一つ・・・ (素人耳)
2011-07-23 12:06:46
もう一つ、一年位前にご紹介したCDの感想を見つけたので、載せておきます。

ミレッラ・フレーニ ウィーン国立歌劇場Live (C.クライバーの初出音源あり)
http://nailsweet.jugem.jp/?eid=514
返信する
チケット届きました (チャッピー)
2011-07-20 21:04:25
旅行者用パックで頼んだ12月のチケット、今日届いてました。チケットボックス引渡しにチェック入れたはずなのに郵送されてきた。しかも普通郵便。こわっ。

で、ボエーム ロデリンダ ファウスト すべて 最 前 列 !

Subscriptionで取って、Exchange Weekに交換するより旅行者パックの方が良席が取れるんですね。それとも偶然こうなったのかな?
さて、フィリップ・グラスはどうしよう。

ところでBORDERSが精算ということで、コロンバスサークルのお店もなくなってしまいますね。リンカーンセンター近くのBarnes & Noblesも閉店してしまい、MET近くで書店は81丁目まで行かないと無いのでしょうか。
返信する
クライバーとフレーニの「ボエーム」(1981) (素人耳)
2011-07-18 01:13:25
ちょっとおもしろかったので(まあ、わしだけかも?)リンクしておきます

http://blogs.yahoo.co.jp/takatakao123/37982866.html
返信する
ハグ! (素人耳)
2011-07-08 16:46:36
今回、「ルチア」を聞きに行ったとき、隣の見知らぬ女性が、「昨年の(トリノ来日公演の)「ラ・ボエーム」のフリットリは、本当にすばらしかった!昔の(たぶんスカラ座来日公演の)フレーニに匹敵するくらい良かった!」としゃべっているのを聞いて、思わず「そうでしょ、そうでしょ!!」と会話に参加したくなる誘惑に駆られました。まさに「我が意を得たり!」

でも「ドン・カルロ」でのフリットリが聞けなかったのもとても残念じゃなぁ・・・。

とりわけ、「ラ・ボエーム」サイン会に行って、昨年もらったマウス・パッドを見せて、フリットリの喜ぶ顔(そしてhug!)を見られなかったのが残念w。
返信する
Unknown (チャッピー)
2011-07-08 12:11:17
安い席で日本公演見たのですが、演劇畑からオペラ入りした私にとっては、豆粒のようにしか見えないNHKホール3階後方の席はストレス溜まりまくりでした。
ちゃんと見たいと思い、12月2日の平土間の席を購入しました。3日のフレミング女王がメインですが、ボエームも楽しみです。

ここで1つ質問。1日の現代オペラ(題名が覚えられない)はお勧めですか?
1日夕方に着く便で行くので、事前には購入してないのですが、お勧めなら行ってみようかとも思います。
返信する
17日公演。 (ゆみゆみ)
2011-07-08 10:18:29
私だけでなかったのですね。
この公演で「ボエーム」は最後にしても良い。と思ったのは。その位素晴らしい公演でした。マドカキップさんには、私がこの作品を好まない事をお話しました。でも、昨年のフリットリの公演を見て「考えが変わり」、1月のマルチェロを見て、「面白い人」だとマルチェロに興味をもち、今回で「満足」しました。
今回は歌ではなく最後の場面でのプッチーニの音楽の素晴らしさを表現してくれたオケさんに感謝をします。
音符を理解して、忠実に演奏すれば、あの様な音になり、それだけで人の心に伝わるのか。(作曲家の意図の反映された)
なかなか上手く表せませんが、本当に生であの公演に立ち会えたことに感謝しています。
ジョン様が出ていなければ、チケットを買っていなかった公演でした。
素人耳さまは、フリットリが歌うならもう1度と仰っています。私は、フリットリとマッチャンの公演でなら行ってみたい。
彼の飛び出したマルチェロも枠の中に納まるのでは。
急にオケが聞きたくなりました。秋にはオケの公演ばかり買ってしまいました。
返信する
mayumiさん (Madokakip)
2011-07-03 15:57:07
日本はとても暑くなって来たそうですね。
どうぞ、mayumiさん、皆様、体調にお気をつけて、
炎天下で長時間活動すると言ったような無理をなさらぬよう!

さて、お礼だなんてとんでもないです!!
個々の歌手によって理由もまちまちなので、
アルヴァレスについてこれが唯一の正しい答えです!というものを差し上げることは、
彼に直接答えを聞いたのでない限り、出来ることではありませんが、
ご質問そのものは、全然漠然としていないし、疑問に思われるのも全く故あることです。
私があげた理由のいくつかは、ああ、そういうこともあるのか、と聞きおいて下さると嬉しいです。

>この週末見直してみます

ぜひに!あの『劫罰』はこれまでHDになった公演の中で、
私が好きなものの一つです。ファウストがジョルダーニでさえなければ、、。
レリエーが(あんな衣裳で)格好良いのは無論のこと、
スーザン・グラハムの歌う”燃える恋の思いに D'amour l'ardente flamme ”、
彼女の歌唱とそれと一緒に呼吸しているかのようなオケの演奏!!
お楽しみくださいね!

>今いつ行こうかサイトを観てはあれこれ考えているところです

実際に公演を観る時が最上の時であるのは間違いありませんが、
何を観にいこう?と考えている時も幸せですよね。
日程が決まったらぜひご連絡ください!
返信する
Unknown (mayumi)
2011-07-02 22:33:04
漠然とした質問にお答えいただいていたのにお礼が遅くなってすみません。6月だというのにあまりの暑さに唸っておりました(笑)。

>半音下げをするかどうか、というのは、しかし、声が下降線にあるかどうかだけが原因ではなく、
>キャリアのプライムにあるテノールでも、心の平安を優先して半音下げにすることもありますし、
>必ずしも、半音下げ=声が下降線と決め付けることはできない、
そうなんですね。確かに今回はもともとから予定されていた公演ではなく代役として突然呼ばれて休暇を切り上げて・・という状態でしたから、どちらかというと、「心の平安を優先」した、というのが一番だったかもしれないですね。

>『ファウストの劫罰』(HDにもなりましたね)の時なんか、あんな不思議な衣裳を来てなお格好良いのは、
そうでした!!録画したのに何となく後回しできちんと観ていませんでした。この週末見直してみます。あの格好でクラクラするとも思えませんが(笑)、、、いえ、もししたらそれはそれで大変です^^。

私は普段から、
劇場で観る>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>映画館>>>>>>>>>テレビ(DVD)
くらいなので、どうしても観なければ、とか、見逃していた!予習したい!と思わないと家では観ないんですよね。家のテレビじゃ画面は小さいし、音はしょぼいし・・臨場感ゼロ。どんなに素晴らしい出来であったとしても蚊帳の外におかれている感じが好きじゃなくて・・。あとは見た印象が刷り込まれすぎてしまって、実際に観た時にその印象がとれなくて困るということも多々ありまして・・。
なので、CDでセットや衣装や動きを想像しながら聴く方が圧倒的に好きだし多いのです。

>私が観るのと同じ公演を鑑賞されることになるかもしれませんね!
>演目とお時間が会えば、ぜひお会いしましょう!
わわ、嬉しいです!ありがとうございます。今いつ行こうかサイトを観てはあれこれ考えているところです。
是非是非よろしくお願いしますm(__)m。
返信する
mayumiさん (Madokakip )
2011-06-26 16:55:11
楽日に至るまで、渾身のレポート、ありがとうございます!

>NYでも見ていますが、どうもあまり感動した記憶がないのです

ボエームは作品自体にも力があるし
ゼッフィレッリの演出はそれだけでもそこそこ観客を喜ばせることが出来るし、
アンサンブル的な要素が強いわ、、、で、
NYではネトレプコやゲオルギューといったビッグ・ネームが歌った年もありますが、
キャスティングで冒険できる数少ない演目という位置づけになっている側面もあります。

“キャスティングで冒険”というのはこれからメトで活躍できる素材を持った歌手か?ということを確かめる、という意味で、
その場でテストされて、落っこちて行く人も結構いますから、
そういう時のキャストに当たると、“なんだかなあ、、。”ということで
オーディエンスも不完全燃焼に終わります。
それからビッグ・ネームが出ていても、この作品のアンサンブルの大切さをかき乱すような人だと、
それもまた感動的な演奏にはならないという、結構厄介な演目です。

その点、楽日にmayumiさんがご覧になった演奏は、アルヴァレスやフリットリというビッグ・ネームを交えながらも、
きちんとアンサンブルできるキャストだったんだな、というのが感じられます。

>「調子が悪いとかじゃなくてアルヴァレスはもう声自体が下降線だからなぁ。。。云々」と話している方がいたのですが、そういう理由だったのでしょうか?

うーん、これは難しいご質問です。
アルヴァレスはもう決して若くはないですし、
彼はそもそも本格的に国際的なキャリアが始まるのが遅かったですから、
それは少し前に比べると声自体は、良くて現状維持、悪ければ下降線だとは言えると思います。
けれども、彼の年齢とか歌って来たレパートリーを考慮すると、
非常に良く声が保たれている方だと私は思いますし、
むしろ、そうやってきちんと声が保たれるために、
彼が最近歌っている重めの役では、観客が感じるはずのカタルシスが犠牲になっていると感じている位です。
(彼は決してヴィラゾンとかリチトラのような無理な歌い方をしないので、、。)

半音下げをするかどうか、というのは、しかし、声が下降線にあるかどうかだけが原因ではなく、
キャリアのプライムにあるテノールでも、心の平安を優先して半音下げにすることもありますし、
必ずしも、半音下げ=声が下降線と決め付けることはできない、
それらの事象は別個に見る必要がある、というのが私の考えです。

>至近距離でみたレリエーのかっこよさにクラクラ(笑)。
>彼、写真うつりがよくないですよね

私は写真でも結構男前だと思いますけれど、mayumiさん的には写真だけではクラクラと来ませんでしたか?(笑)
彼は背も高くて舞台姿が綺麗ですし(ボエームでは貧乏人の格好なので、わかりづらいかもしれませんが)、
『ファウストの劫罰』(HDにもなりましたね)の時なんか、あんな不思議な衣裳を来てなお格好良いのは、
やはり地が素敵だからだと思います。
ぱりぱりっとしたクリスプな声で、面白いものを持っている人ですので、
もっともっと活躍して欲しいのですけれど、、。

>毎年1,2回NYに行っていますが、今年も行くぞ!

素晴らしい!!!私が観るのと同じ公演を鑑賞されることになるかもしれませんね!
演目とお時間が会えば、ぜひお会いしましょう!
またコメントしにいらしてくださいね。
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素人耳さん (Madokakip )
2011-06-26 16:52:13
>フリットリなら、また行くかもしれぬがw。

正直でいらっしゃる!!(笑)
でも、メトとフリットリのコンビは今もこれからも多分滅多に(というか、
もしかするとこの先一度も、、)聴けないものなのではないかと、私も思います。
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灰被り娘さん (Madokakip )
2011-06-26 16:47:22
>舞台でラ・ボエームを鑑賞するのは初めてでした

そうでいらっしゃいましたか、、。
それぞれの演目で初めて見る公演というのは、演目そのものの印象を決めてしまったり、
その後に見る公演の基準にもなってしまうということで、特別な意味を持っていますよね。

それが、

>他のラ・ボエームは一生聴かなくていいんでは?と思うくらい素晴らしい舞台でした

と仰るようなものになって、本当に良かったです。

>たいてい素晴らしいと、もういっかいいきたい!と思うので、大切な思い出にとっておきたいなんて、自分の中で新しい感情が湧きました。

素敵なお気持ちですね。
今は手に入るものなら、お金を払って、いくつでも何回でも、という考え方が主流ですけれど、
オペラって、そういう手には乗らないところが私は好きです。
本当に素晴らしい公演って、それを可能にする要素のトータルを超えた、
何か不思議な力が宿って生まれるもので、お金を積んでオッズを上げたからといって買えるものじゃないです。
灰被り娘さんが素晴らしい一本に出会われ、それがメトの公演だったというのは、
彼らを愛している私にとっては本当に嬉しいことです。
ぜひ、NYにもいらしてくださいね。

(それにしても酉年の方が本当に多くてびっくりしてます!笑)
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素人ミミさん (Madokakip )
2011-06-26 16:46:54
名古屋のおやじさん&東京のおやじさんなど、茶目っ気いっぱいのネームの方が多いので、
素人ミミさんもまた別の方かしら?と一瞬思いましたが、こちらは素人耳さんの“おやじギャグ”ですね!
(何気におやじギャグ好きの私はこういうの大好きです!)

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fivegracesさん (Madokakip )
2011-06-26 16:36:17
とんでもありません!
私はどの方の意見も不適切だと決め付ける立場にないですし、
単純に私の意見とは異なるということ、またそれはどうしてか、ということを説明したかっただけですので、
どうぞ、お謝りになどならないでください!
five gracesさんと同じ気持ちでいらっしゃった方もまたたくさんおられると思いますし、
私もそのお気持ちが全くわからないわけではないんです、、。
6万円というお金は、絶対的な価値で見れば、決してはした金ではないことは間違いないですから、、。

多分、私がお伝えしたかったのは、今回、例えばフリットリが『ドン・カルロ』から『ボエーム』にスライドしたこと、
また、キャストが変更してそれでもチケット代が変わらなかったこと、
この二点への不満の声が多かったように思うのですが、
でも、そこでフリットリがそれを承諾し、また皆さんはキャストが変更する可能性があるのを承知でチケットを買われた、ということを忘れてはならないのではないかな、と思うのです。
誰もフリットリの首に縄をかけてボエームの舞台にのせたわけでも、皆様の背中に拳銃を当てて6万円払えと脅したわけでもありません。

これは、日本公演を降板した歌手についての議論にもつながるのですが、
“他人がした決定を尊重し、自分がした決定に責任を持つ”ことが大事なのではないかと思うのです。

さて、ボエームのご感想も頂いて、本当にありがとうございます。

>ルイジが最後の指揮で”くぁっつ”

(笑)“くあっつ”って、まさか、“喝!!”???


>ボローニャのフローレスなど、今年もいい公演に恵まれているので、どうぞよろしくお願いします

友人が今回の日本公演のプログラムと各種公演のビラをセットにして、
私のために“がめて”来てくださったのですが、
相変わらず日本は、オペラに関して、豪華な引越し公演を含め、色々なカンパニーのオペラの公演が多いなあ、と驚きます。
そうなるとどのあたりのカンパニーまでカバーするか、という問題が出て来てしまってキリがないので、
余程たくさんのリクエストを頂かない限り、今のところ、メト以外の日本公演について空記事を立てるつもりはないのですが、
コメント欄などを通してこれからご覧になる公演のご感想などを伺えたらこんなに嬉しいことはありません!
ぜひまたコメント欄に遊びに来て頂きたいと思います。お待ちしております。
返信する
素人耳さん (Madokakip)
2011-06-26 16:32:03
千秋楽のボエームについてのご感想、ありがとうございます!


>結婚したときにこの人(旦那のこと)のLPをかなり処分したんだけど、今はCDとDVDが溢れかえって、結局元通り・・・

よくご覧になったら会話の主は奥様だった、、、ということはないですか?(笑)

>今日の「花丸」は全員にあげたい

いいですねー、『ラ・ボエーム』の優れた公演というのは、見終った時に登場していた全ての役を抱きしめたくなるような感覚が起こる公演だと思います。

実は私、今回の『ラ・ボエーム』はそもそも主役が交代する前から、準主役がすごく良いメンバーで羨ましい、、、と思っていました。
クヴィエーチェン、フィリップス、レリエー、、、
特にこれまで何度も書いて来た通り、私がこれまで見た『ラ・ボエーム』を全部合わせて、
マルチェッロ役で最も好きなのがクヴィエーチェンなので、
(歌と演技トータルで、『ラ・ボエーム』という作品の中でのあの役の意味を
あれだけきちんと咀嚼してこなし切っている人って、いそうでいないです。)
もう一回だけ彼のマルチェッロを見たい、、という野望があるのですが、
彼のマルチェッロはルチーチのエンリーコと同じく、もしかするともうこれからあまり聴けないんじゃないかな、、と思っていて、一抹の寂しさを覚えております、、。

>時間が遅かったので、サイン会はパス

ええーっ!!!絶対にフリットリのマウスパッドを持参で列にお並びになったことだろうと思っていましたのに!!!
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コバブーさん (Madokakip)
2011-06-26 16:27:08
>ほんとにニューヨークにいたんですか?

(笑)しばらくコメントの返事もなかったし、怪しさ100%?
ルイージ+メトの『ラ・ボエーム』はNYの観客も聴いたことがないですからね。
ほんと、羨ましいです。
Akikoさんへのお返事にも書きました通り、あの演出の『ラ・ボエーム』は、
メトや私たちローカルのファンにとって、言葉に出来ないくらい愛着のあるものです。
なので、この演目で、ツアーが終わる前に、オケの本来の力とルイージのビジョンがかみ合った演奏が出るようになったのは、
本当に私も嬉しいです!
返信する
Unknown (mayumi)
2011-06-24 21:23:30
来日公演の最終日、最終公演のボエームです。
ここまで来たら行かねば!と直前購入で行ってきました。

数日たって、ボエームは、個人的にどーの、ということよりも、本当に豪華なMETオペラを観た!堪能した!という言葉がぴったりなチームワークのオペラだったなぁとしみじみ思います。
これはNYでも見ていますが、どうもあまり感動した記憶がないのです。

最終公演は、まずオケが本当に素晴らしかったです。ルイージは、甘美なプッチーニを甘美に酔わせすぎないコントロールとそれぞれの楽器、歌手との一体感、主張しすぎず控えめすぎない、セットや歌手に集中しているときでもどこかに音を感じていられる幸せに酔いました。

男性陣はいい感じですね。それぞれにとても楽しそうに生き生きと見えました。ロドルフォのアルヴァレスは「冷たい手を」であれれの半音下げ。とても期待していたので驚きました。が、全体としては聴かせてくれました。休憩時に「調子が悪いとかじゃなくてアルヴァレスはもう声自体が下降線だからなぁ。。。云々」と話している方がいたのですが、そういう理由だったのでしょうか?フィリップスは若さが溢れ元気いっぱいでとてもよかったです。最終幕との対比で思わずぐっときました。

そして、フリットリのミミ。
とても落ち着いた品のある女性で、うーん、大人でした(^^;)。声もふくよかで品があって男性陣の中にあって一筋の光であり、天使のような存在。最後は大人から少しチャーミングな女性になって息絶えてしまい、思わずじわ~とこみあげるものがありました。

素人耳さんも書かれていますが、最終幕では最後の最後の音が完全に消えて、さらに余韻を感じてからの熱狂的な拍手。これで完全に終わりなんだなぁ、という一抹の寂しさとものすごい充実感を感じました。素晴らしかったです。
さらにさらに、何度目かのカーテンコールのあと、もう一度幕が開き、舞台上にメインキャストだけでなく出演者全員、スタッフ、オケのみなさんが勢ぞろいし、満面の笑みで手を振る姿には、もうなんというか、言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいになりました。こんなに大勢が(これで1演目ですから)本当によく来日してくれたなあと。

その気持ちを抱えたまま、サイン会に直行。みなさんにお礼を伝えられて良かった!そしてそれまでは全く興味がなく、プログラム写真も全然素敵だと思わなかったのですが、至近距離でみたレリエーのかっこよさにクラクラ(笑)。彼、写真うつりがよくないですよね??最後まで幸せな来日公演でした。

マイクの件、はっきりとはわかりませんが、私も使用しているのかな~とぼんやり思っていました。NHKホールはそもそも残響が多いと思っていますが、より響く気がしたので。ちなみに席は3Fセンターの1列でした。

4公演終わってみて
1.作品そのもの面白さ、オペラを見た!楽しかった!はドン・カルロ
1.人間の声の脅威、声そのものの奥深さをたっぷり感じたルチア
1.METらしく豪華で音楽、出演者の一体感で楽しんだボエーム
という感想で、どれも素晴らしい公演だったと思っています。

今回の来日公演は、自分が今オペラを見たい!という好奇心がとても高まっている時期にぴたりハマったこと、さらにその興味の中心がMETなので、ホントにホントに堪能しました。オペラ楽しい~~~!!毎年1,2回NYに行っていますが、今年も行くぞ!と誓いを新たにしました。これにてひとまず終了。ふぅ。
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同じ思い (素人耳)
2011-06-21 21:07:01
 灰被り娘殿

はじめまして。
>もうこの日の公演の鑑賞体験を大切な思い出に、他のラ・ボエームは一生聴かなくていいんでは?と思うくらい素晴らしい舞台でした。

わしもまったく同感じゃよ。とはいえ、フリットリなら、また行くかもしれぬがw。
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6月19日 (灰被り娘)
2011-06-21 01:34:16

MET来日最終公演のラ・ボエームにいってきました。

オペラを聴くようになって日が浅いので、舞台でラ・ボエームを鑑賞するのは初めてでした。
初めてがMETのラ・ボエーム、ルイジ指揮、フリットリ&アルバレスで本当によかったです。
神々しかったです。

もうこの日の公演の鑑賞体験を大切な思い出に、他のラ・ボエームは一生聴かなくていいんでは?と思うくらい素晴らしい舞台でした。
舞台のすべてが神々しく感じました。
たいてい素晴らしいと、もういっかいいきたい!て思うので、大切な思い出にとっておきたいなんて、自分の中で新しい感情が湧きました。

登場人物の心と音楽が寄り添って、頭で考えずに泣ける幸せ。

ツアーが終了し、3演目ともそれぞれに印象深く素晴らしく、
MET関係者のみなさま、来日公演ありがとうという気持ちです。
この状況で、NYのメトロポリタンオペラが日本に来るという大きさも感じました。

ドン・カルロについては期待が膨らみすぎてましたが、さらにさらに素晴らしい公演に出会う楽しみもできました。簡単に出会ってたまるかドン・カルロです。わくわくします。

今年は、NY行くのやめようと思っていたのですが、再びMET2011-12シーズンのカタログを眺めている自分がいたり。

…ちなみに、わたしも酉年です。81年の酉でございます。

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第2幕で (素人ミミ)
2011-06-21 00:11:45
本物のロバが出ておったのか、見逃しましたw。
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ラ・ボエム (fivegraces)
2011-06-20 17:48:47
METの最終日のラボエム、よかったです。 フリットリの演技力はさすが、ですし、ムゼッタとマルチェロのいきいきとした演技も。 ルイジが最後の指揮で”くぁっつ”という声を出して力いっぱい振り切っているのを聞いて、彼のこの全公演に対する責任感を感じました。 前回のドンカルロではチケットの金額の件、など不適切な発言、すみませんでした。 ご丁寧にご説明、感謝しています。 
今後も、ブログを楽しみにしていますね。ボローニャのフローレスなど、今年もいい公演に恵まれているので、どうぞよろしくお願いします
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2011.6.19 Met「ラ・ボエーム」 (素人耳)
2011-06-20 13:49:15
千秋楽、しかもダブル・ヘッダーの後半演目、来日公演最後の「ラ・ボエーム」に行ってまいりましたのでご報告。

今日もNHKホール3階席中央、後ろから3列目。このあたりは普段着に近い人が多いのう。最終日だから?いつも?かは不明。でもなんとなく、「オペラが大好きだが、しょっちゅう聞きたいので、高い席は買わない(買えない)人たち?」あれ、わしもその仲間かw。しかもこのあたり、すごく良く聞こえます。ちなみに、わしにはPAを使っているかいないかは、わかりませんでした。一度、「PA使うと、こんな風になります」とやってくれれば、わかるかも・・・w。

ロビーで話している人たちの会話:「結婚したときにこの人(旦那のこと)のLPをかなり処分したんだけど、今はCDとDVDが溢れかえって、結局元通り・・・」

1988年のスカラ座来日と、サイズは違えど同じ、懐かしい舞台。まさかこの演出でフリットリとアルヴァレスで聞けるとは、思っていなかった・・・。

3階は半分くらいの入り。1,2階は見ていないけれど、かなり少なかったんじゃろうか。そんなこと関係なく、がんばってね。

第1幕、軽快な開始!クヴィエチェンのマルチェッロ、声も演技もすばらしい。マルちゃんは予想通り、「冷たい手を」は下げて歌ったよう・・・。でもそんなことは、全然不満ではなかった!第3幕「ミミはひどい病気なんだ」もとても良かった。最高だったのは明るい声のスザンナ・フィリップスのムゼッタ!「私が町を歩くと」完璧じゃった!「花丸」は彼女に!

そして、フリットリの圧倒的だったこと!「私の名はミミ」「あなたの愛の呼び声に」その他の重唱、そして圧巻は第4幕、みんなが部屋を出て行って、ロドルフォと二人きりになってからの「みんな出かけてしまったの?私、眠ったふりをしていたのよ」から息を引き取るまで!「あれ、観客、いないの?」と思うくらい、客席の音は全くせず、みんなが音楽に集中していました。

第1幕と第2幕はMetと同じ、左右から幕が中央に向かって落ちてくるので、音楽が鳴り止まぬうちに拍手が始まって「ヤレヤレ」だったんじゃが、第3幕では上から幕が下りてきて、音楽が鳴り終わってから拍手。そしてなんと第4幕、音楽が完全に消えて数秒してからの拍手!(シーッ、という声もなく)観客もすばらしかった、といえましょうか。

ルイージは少し遅めかな、と思うたが、きびきびとしていい演奏。もちろんオケにもBravo!

ということで、結局、今日の「花丸」は全員にあげたい!最高の「ラ・ボエーム」が聞けました。

時間が遅かったので、サイン会はパスしました。チャッピー殿、情報かたじけない。
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ほんとにニューヨークですか (コバブー)
2011-06-20 09:57:41
>お聴きになった日までには、いよいよオケがルイージのビジョンを理解し、それを音にし始めたということなのではないかな、と思います。

 まったく同じことを思いました。ほんとにニューヨークにいたんですか?お忍びで来日してNHKホールにいたりして。

 全体的にはメトらしいオーソドックスな演奏でしたが、ルイージらしさが出たのは、4幕の後半ミミの登場からでした。
 オケの音に緊張感が高まり、ひとつひとつのフレーズが繊細さの限りを尽くして演奏されます。そして、じっくりとしかし着実に一点へ向かって凝集していきます。フリットリの歌唱も完全にオケの音とシンクロ。
 そして究極の消失点が、ミミの死。あまりにもあっけない死の後で、なにか重いものが心に残ります。ウエットとはまったく違った方法で深い感動を与えられました。
 ほんとうにルイジのビジョンと、オケ・歌唱が一体化した希有な演奏だったと思います。

 ドン・カルロは、やっぱりこのビジョンが不足して、求心力が失われていました。突然の交代劇や慣れない演出、長大なヴァージョンでペース配分が難しかったということでしょうね。


 
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Akikoさん (Madokakip)
2011-06-20 09:19:23
まあ、お仕事とサイトでお忙しい中をメトの日本公演に足を運ばれたなんて!!
本当に、本当に、嬉しいです!!!!
私のほとんど自分勝手な思い込みで突き進む、
まさに一方的といっても良いメト熱が燃料になっているこのブログをご覧になって、
“でもちょっと面白そうだから鑑賞してみようかな。”と思って下さったとしたら、
こんなに嬉しいことはありません!!!
『ラ・ボエーム』はメトで最も上演回数の多い人気演目ですので、
オケはもしかすると逆立ちしながらでも演奏できるかもしれないくらい作品を知り尽くしていて、
かつ、あのゼッフィレッリの演出は、
出来ることであれば、すべての古い演出をお釈迦にしてしまいたい意思をもつ
ゲルブ支配人をもってしてもアンタッチャブルな、無敵の演出です。
なので、今回の三演目の中では、ある意味、最もいつものメトを感じられる演目だったと言えると思います。

>歌ってパワフルですね。楽器の音色が美しいというのとは種類の違う悦楽を与えてくれます。

本当に!
人間の体自身が楽器ということで声というのは非常にプリミティブではあるのですが、
一方で素晴らしい歌唱を披露するにはその上に磨きに磨き上げられた技術をのせなければいけないわけで、
この奥の深さは本当にはまると抜け出すことは全く不可能です(笑)。

>自分が見た演奏の感想を書くのって、楽しいな、と思いました

文章に書く時、音とか音楽そのものについて書くのが一番難しいと私は思っているので、
ブレハッチの演奏について書いた時は、いつも以上に大変でした。
彼の演奏の素晴らしさに言葉が追いついていない気がして、、。
その点、オペラは音以外にも、物語とかドラマのアスペクト、視覚的な効果など、
本当に色々な視点で鑑賞することが可能なので、助かってます、、(笑)

>ドイツの方のブログによれば、カウフマンは9月にBayerische Staatsoperの日本公演で来日する

彼の来日を楽しみにしている日本の方はたくさんいらっしゃいますから、
本当に実現すれば、皆さん、とても喜ばれると思いますけれど、
これから3ヶ月、、どうなりますでしょうか。
返信する
コバブーさん (Madokakip)
2011-06-20 09:13:40
最初の方の公演では少し心配な部分もあったボエームですが、
回数を重ねるうちにまとまって来た部分もあるのか、
既にトリノで共演を果たしていてお互いの息をわかっているフリットリ、アルヴァレスコンビの力か、
素晴らしい公演に終わったようで本当に何よりです。
ルイージは確かに演目によってはべたべたした感傷を好まずモダンな感じもあるのですが、
落とすところではきちんと落としてくれる指揮です。(まだレポートを書いていないですが、
今年の『リゴレット』でそれを感じました。)
プッチーニの作品というのは、私はある面ではヴェルディよりも指揮が難しいと思っていて、
下手をすると感傷が先に走ってしらけるし、あまりにドライなのも観客を酔わせることが出来ないしで、
そのあたりのバランス感覚を指揮者に要する作曲家だと思います。
ボエームはメトで最も演奏される回数の多い演目で、普段ははっきり言って、
あまり力のある指揮者が指揮してくれないんですよね。正直、何これ?というようなひどい指揮もたくさん見られます。
それでも音楽が壊れないように、オケの方が自分たちで演奏してしまうことも多いので、
例えばルイージがとても明確なビジョンをもってこの演目に取り組んで来た場合、
そのすりあわせに少し時間がかかった部分があるのかな、とも思いますが、
お聴きになった日までには、いよいよオケがルイージのビジョンを理解し、
それを音にし始めたということなのではないかな、と思います。
『ドン・カルロ』ではオケの演奏への評価がわかれているみたいですが、
『ドン・カルロ』はラ・ボエームほど演奏されない演目ですし、
やはり指揮者のビジョンを徹底させるには相当な時間がかかる作品なのだと思います。
まあ超大な演目ですし、無理もないですよね。
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Madokakipさんにお礼です。 (Akiko)
2011-06-19 10:08:51
私は11日に行きました。トータルにバランスがとれた舞台で、素敵でした。本当はオケのコンサートに行きたかったのですが、売り切れ。ということで、つい視線はルイージ様に向かっていたのですが、優雅で正確で的確で。。すごいなー、と思いました。どのような瞬間も、PPPで楽器がひとつだけ、1音だけ、になるようなところでも、歌とのバランスがとれていて感激しました。どの歌手も素晴らしかったですが、フリットリはやはり魔法の杖を持っている人だと思いました。歌ってパワフルですね。楽器の音色が美しいというのとは種類の違う悦楽を与えてくれます。

普段、仕事とひいきのピアニストのウェブサイト作りで時間がいっぱいいっぱいで、オペラに出かけることはこれまであまりありませんでした。この上、誰か歌手にでもはまったら大変だと。でも縁あってMadokakipさんのブログを拝読して、オペラというか、音楽に向き合う楽しさみたいなものを感じられるようになりました。Madokakipさんと、こちらに集う方々に感謝です。

ドイツのオペラファンの方にLa Bohemeの印象を教えて、と言われていたので、素直な感想を伝えたのですが、自分が見た演奏の感想を書くのって、楽しいな、と思いました。
そのドイツの方のブログによれば、カウフマンは9月にBayerische Staatsoperの日本公演で来日する、ということです。
返信する
よかったです (コバブー)
2011-06-18 15:06:50
17日に行きました。
これは、ほんとよかったです。

 フリットリもアルヴァレスも最高。2人のケミストリーもぴったりです。去年のトリノ来日の時もこのペアで聴きましたが、その時よりよかった。特に第3幕・4幕は、今まで何度となく聴いてきたこのオペラのベストだと思います。

 ドン・カルロでは不満がありましたルイジ・メトオケですが、この曲では言うことはありません。緊張感を持って繊細に歌手に寄り添い、オペラ・オケとしての底力を見せてくれました。
 演出と舞台もさすがにオーソドックス。
 ほんと、よかったです。
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ぬーさん (Madokakip)
2011-06-13 08:10:47
ぬーさんもうちの父に負けず劣らずの美形ソリスト好きでいらっしゃいますわね!(笑)
今シーズンは確かNYにいらっしゃった際、”熟女歌手を聴く会”とご自身で銘打たれ、フレミングやデッセイをお聴きになったと記憶しておりますが、
来シーズンはネトレプコということで、ちょっと年齢が下がる感じでしょうか?
もちろん、いらっしゃるのをお待ちしておりますよー!日程がわかり次第、メールをお送りください!!!
返信する
soraさん (Madokakip)
2011-06-13 08:06:18
>相変わらずイケてない私の感想お許しください

そんなことないです!私は好きですよ、soraさんの感想。

>名古屋のおやじ様の仰るように‘大した歌手’です

ははは、でも私も同感です。soraさんが感じられた通り、絶好調ではなかった可能性もあると思います。
以前、フリットリの人気は、NYでは日本ほとではない、と書きましたが、soraさんが書かれているようなイメージを現在の彼女の歌唱や声に持っている人が少なからずいるんです。
なので、今年の『シモン・ボッカネグラ』での彼女の歌唱は素晴らしかったのですが、こんなに良い歌を歌えるのか、彼女は!といまさらながらにびっくりしている人も中にはいました。
これからあげようと思っている二回目の『ワルキューレ』の感想の内容とも重なりますが、”大した歌手”というのは、決して好調ではないときにも一定以上のレベルのパフォーマンスを保てる人のことを言うのだと思います。
これは言うは易し、ですが、実行するのは本当に大変なことです。

クヴィエーチェンのマルチェッロとフィリップスのムゼッタのコンビは私も大好きです!!!
この二人って、クヴィエーチェンがすごくフィリップスのことを後輩として可愛がっている感じがあって、それがそのまま役にもいい感じでのっかっていて、見ていて&聴いていてすごく微笑ましいんですよね。
『ボエーム』って、この"生”組の二人がきちんとミミ&ロドルフォの”死”コンビとの対比をつけないと、生ぬるいドラマになってしまうんですよね。

>メトオケってとっても柔らかいんですね。

それはもうおっしゃる通りです。
なんかメト・オケのことを力任せに音を出す集団という風に思われている方もいらっしゃるようですが、それほど現実からかけ離れている誤解ってありません。
彼らは大きい音”も”出せますけれど、基本的には非常にリリカルで、温かく、柔らかい、形で言うと円のような音を出すオケです。
返信する
Reeさん (Madokakip)
2011-06-13 08:05:09
面白いですね、歌う歌手が同じでも、プロダクションとか、共演者によって、若々しい感じになったり、おじ・おばになったり、、。
『ラ・ボエーム』は先にチームワークのオペラである!と書きましたが、同時に若さが大事なオペラである!とも思います。
以前、アマート・オペラについての記事で『ラ・ボエーム』をとりあげましたが、演奏の水準とかセットの豪華さといった話をすれば到底メトに全く適わないはずの公演にもかかわらず、
チーム・ワークと若さでハンデを乗り越えてしまっていて、恥ずかしながら、私、凍えるようなオペラハウスの中で号泣してしまいました。
この時のアマート・オペラの公演は、『ラ・ボエーム』という作品を見直し、それまでとは違う見方でこの作品に向き合うようになるきっかけをくれた、とても思い出深い公演の一つです。

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/a8eb8d277343b1f89aaa15875b3120d1

トリノの日本公演でのボエームがどんなメンバーだったのか(主役がフリットリとアルヴァレスだったこと以外は)残念ながら覚えていないのですが、
今回のメトの公演は、クヴィエーチェン、レリエー、フィリップス、パークスという顔ぶれで、しかも相手がベチャーワだったことも、フリットリを若返らせた理由ではないかな、と思います。

>カフェ・モミュスの場面は、確かメトの実際の舞台装置の縮小版でしたっけ?

名古屋のおやじさんのコメントには少し小ぶり、清らかな女神さんのコメントには2/3ってありますね。私自身はどれ位縮小されているのかという正確なデータは持ってないんです、、。
CNNで映像を見た時にどれ位小さくなっているのかな?と出来るだけ目を凝らしてみてみたのですが、なかなか全体像が映っている画像が少なくて、推定すらできずじまいでした、、。


>ゲルプ総裁は、全ての公演で、開幕前に挨拶をしているようですし、オペラの間は基本的にずっと会場にいるようです。

あら、NYにいる時より精力的に仕事してるみたいですね。彼がメトの客席に座っているところなんて、私、みたことありませんよ(笑)
ヴォルピ前支配人は、パルテール正面の舞台に向かって左端角のボックスがマイ・ボックスで、時々公演中に現れては、公演のクオリティをチェックしてましたよ。
オペラハウスで芸術・音楽的な面でどういうことがおこっているかを知るには、実際に公演を見るしかないのに、、、。
返信する
6月8日 (ぬー)
2011-06-12 21:28:03
こんばんは。
8日のNHKホール、行って参りました。
ボエーム:やはり舞台装置には何回見てもbravo(bravi?)ですね。特に第2幕はNY同様、拍手が湧きあがり「あー、ボエームだ」と安心いたしました。
演者:フリットリ様はネト様(想定内のキャンセル、でも憎めない)の急な代役としてよく御勤めになりました。また、何よりも彼女は何を歌っても心配なく聴ける安定感があるのが一番です。
ベチャーワはルチアも聴く予定ですが若々しさがよいですね。
でも、今回何よりよかったのはルイジさん。これで次期のポストは約束されたと確信しました。

ただ、やはり生ネト様を観れなかったのは無念。ということで来年2月上旬に再度NY詣でをいたします。
その際にはMadokakip様、またよろしくお願いいたします。
返信する
6月11日 (sora)
2011-06-12 20:25:31
今月は行きたい公演がMETだけじゃなくてたくさんありまして、お金と日程調整になかなか苦心いたしました。
そんななかで迷っていたNHKホールのボエームでしたが、名古屋空港でのフィリップスさん達の写真を見て、やっぱり行かなくちゃとなりましてなんとか観て参りました。(日本で使い果たして海外に飛び立てない、、、。)
ボエームの実演はトリノ来日公演に続いてニ回目です。またまたフリットリさんです(笑)
で、その彼女ですが、うーん、ここ数年何回か聴かせて頂きましたが、最も調子が悪かった気がします。(衰えとかは私には分かりません。)
一幕のミミの歌は私にはちょっと外れて音が入ったまま終わりまで進んだような気がしました。とはいえ私の耳はなかなかイケてないので多分はずれてはいないのでしょう。
確かだったのはいつもの艶が無く、音色のコントロールに苦心していたような気がしました。
そんなわけで基本的にはこの日は不調だったろうと思うのですが、名古屋のおやじ様の仰るように‘大した歌手’です。(←私ごときが偉そうにすみません。)
雪のシーンでも聴かせてくれましたが、3幕の‘冷たい手を’を聴いたらもう
ああいう弱音部分で感情込めて歌うの本当に上手いですよね。
これにノッてこっから最後までずっと涙でした
この最後のフィリップス・ムゼッタの、、、?懺悔の歌(ん?)も本当に心がこもってまして
彼女超可愛かったです。まさしくムゼッタです。衣裳のピンクもあんなに可愛いんですね~。(数回の経験からですが、ピンクって写真よりも実物の方がずっと色合いがきれいに見えますね。)
もちろん可愛いだけじゃなくて、歌もばっちりです!!ムゼッタの歌も全然嫌味な感じがしなくてプラスオーラが声にも溢れてました。

ベチャーワは生声を初めて聴いてちょっとウルっとしちゃいました。ちゃんと?テノール声してて良い感じでした。
もうちょっと滑らかだといいのかなぁとは思いますが、、、、可愛いんです
本当に良い人そうなんですもん。
単に私のタイプなので甘くなっちゃうのでもう止めます。
でも思ったてたよりはこなかったかないえ十分私的には良かったんですけどね。ルチアにも期待してるよー

マリウーシュさんは本当に声が素敵で演技も上手くて超格好良かったです。
あれ以上マルチェッロに何を望んだらいいのか私には分かりません。(←実演ニ回目だけど。)
レリエさんも凄く良かった!パークスさんも少し影が薄くなっちゃったけど良かったですよ!
彼らのチームワークはとても素晴らしくて、一幕は本当に可愛いくて楽しく観れました。
そうそう!
凄いセットですね~!!
私にはどれも素晴らしかった!!
動物もばっちりでしたよ。

☆ルイージ×メトオケについて
メトオケってとっても柔らかいんですね。
なんかそれがとても印象に残りました。
そして、やっぱりオペラをやり慣れてる感じがしました。
個人的にはルイージの指揮というよりもメトオケ上手いなぁ~と思ってしまったので、もう少しルイージらしさがあると良かったような気がしないでもないですが、これが‘らしさ’なのかもしれないですかね?
最後は結構オケの音量抑え気味だったので、もう少し訴えてきても良いかな?と思ってしまいましたが、これは席によるのかもしれませんね。十分素敵なボエームでした。

何か書き忘れてるかもしれませんがこの辺で失礼します。
おっと、書いてる間にReeさんの感想が上がっているではありませんか。相変わらずイケてない私の感想お許しください。へへへ。
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11日に聴きました (Ree)
2011-06-12 19:33:58
土曜日に鑑賞しました。
東京公演2日目で、来日公演としては3日目のボエーム。

とにかく(個人的にファンなのもありますが)、フリットリのミミが素敵でした。
昨年夏に、トリノ歌劇場の来日公演でフリットリはアルヴァレス(今回も、カレーヤのキャンセルにより同様の組み合わせが!)とのコンビで素晴らしいミミを聴かせてくれました。
でも、演出や衣装等の違いもあるのでしょうけど、今回のミミの方が、若々しくて可憐な雰囲気が一層強く、また役柄の急な変更とはいえ、さすがフリットリ、ミミになりきっている印象を受けました。
ほんの少しお上品過ぎるミミにも思えますが、それはもしかしてエリザベッタを歌う予定で来日してくれた影響なのでしょうか??

ベチャーワのロドルフォも適役ではないでしょうか。
ベチャーワは、08年にルサルカの王子役で、10年にロミオ役で実演に接しているのですが、聴く度に著しい成長を感じます。

トリノの来日公演は、フリットリを初めとして、皆あまり若々しさが感じられなくて(笑)、全体に落ち着き払った「ラ・ボエーム」だったのですが、今回のキャストは皆元気で若々しくて、とてもいいですね!
フィリップスの、ちょっとお行儀悪い(悪くいえば少し品がない?)けど憎めないムゼッタも可愛らしかったです。

カフェ・モミュスの場面は、確かメトの実際の舞台装置の縮小版でしたっけ?
それでも幕が開くと圧巻ですね。
土曜日のNHKホール、2階席中央がほとんど招待客で埋められていたせいもあるのか?、カフェ・モミュスの場面では幕が開いただけで拍手がわき起こりました。

今回来日公演で、レヴァインの代役として、ルイージがドン・カルロとラ・ボエームを振る事になり、個人的には、ルイージのドン・カルロの方が期待大でした。
ところが、前日金曜にドン・カルロを、土曜日にボエームを聴いたところ、ボエームの方が、一番最初からオケもルイージも勢いがあり乗っている感じを受けました。
(勿論、ドン・カルロも特に後半は素晴らしかったと思います。)
ルイージは、メトでは、実際にボエームを振った事があるのでしょうか?
ドン・カルロをメトオケと演奏するのは、来日公演が初めてでしょうか?

ネトレプコのミミを実際に聴いてみたかったと思いますけれども、フリットリのミミを含めて、今回の来日公演のキャストは素晴らしいと思いますし、大部分のキャストがそのまま実現したのも嬉しいです。

ゲルプ総裁は、全ての公演で、開幕前に挨拶をしているようですし、オペラの間は基本的にずっと会場にいるようです。
幕間に、日本人女性二人組に、一緒に写真に収まってくれと頼まれている場面を目撃してしまいました。

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muguetさん (Madokakip)
2011-06-12 16:58:24
こんにちは!

>ネトレプコは、荒っぽいところが沢山あっても、こちらが予想しないような動きや歌いまわしをやらかしてくれる(笑)

それはもうturdなルチアのような時から、

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/218aba7612b5eaa2ad68230ffc9a1e13

今シーズンの『ドン・パスクワーレ』のような時まで、

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/d415818bbc45de986e89b435fb2962a0

全く予想できませんね(笑)

確かにネトレプコとフリットリ、個性という面では全く違ったものをもっている二人ですが、
フリットリの良い時、これは無難・期待を裏切らないという枠を越えて、ものすごく感動的な歌を歌う人ですので、
私はネトレプコのことも好きですが、フリットリも大好きです。

>昔、カレーラスのロドルフォが目当てで何度もヴィデオで観ていた演出とセット、生で観れたのが嬉しかったです!

そうですね。このプロダクションはこれまでに一体いくつの組み合わせの歌手たちを見てきたことでしょう?
作品と演出の人気もあって、メトでは毎年再演されるので、自ずと鑑賞した回数も多く、
私にとっても非常に思い入れの深い演出です。
もしかすると、この演出以外の『ラ・ボエーム』を今後見ることはないのかもしれない、、と思うこともあります。
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清らかな女神さん (Madokakip)
2011-06-12 16:57:47
こんにちは!
ネトレプコのファンでいらっしゃるのですね。
この間、オペラ・ニュースで、ある新進歌手が、自分はリリコの声質なのに、
もっと重い役を期待され、実際にリリコではない声質の人がリリコのレパートリーを与えられている!と不満をぶちまけてました。
確かに最近段々声質の区分けがライトウェイト化していて、
もちろん、レパートリーによっても多少求められる資質は違いますが、
ミミを歌うにはネトレプコくらいの重量感が本当はないといけないんじゃないかと思います。
(私の考えでは彼女はもうヴィオレッタとかルチアといった役にはとっくに声が合わなくなっていて、
声だけの話で言うと、リリコのロールが今は一番良いと思います。なので、マノンとか、
ミミとかは正しいレパートリーの選択だと思います。)
私が最近メトでミミを良く歌っている(マイヤ・)コヴァレフスカに今ひとつ100%の満足感を得られないのも、
彼女があまりにもライトウェイトなのが原因です。歌がどんなに丁寧でも、やはり声の質とレパートリーの間に生まれているギャップを埋めるのは至難の業です。
ということで、私はミミの代役を探すのは実はとても難しかったのではないか?と思っているのですが、
フリットリはきちんとしたリリコであり、レパートリー的な観点では、
今回のそれは無茶苦茶な代役劇ではなく、むしろ音楽的には一定の筋が通っているということで、私は評価しています。

ま、だからと言って、理屈ではないんですよね、ファンの心理というものは。
それはお察しします。
また近いうちに彼女の生声をお聴きになるチャンスがあるよう、願っております!
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チャッピーさん (Madokakip)
2011-06-12 16:57:13
ありがとうございます。
長い映像ですが、最初から最後までしっかり鑑賞させて頂きました!
ルチア組はおっしゃる通り、リハーサルでした。
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娑羅さん (Madokakip)
2011-06-12 16:56:19
バス待ちの場所からこうしてコメントを送ってくださって、本当に感激です!!
名古屋での両演目楽しまれたようで、嬉しいです!
ボエームは私はスターが目だってしまうような公演より、チームワークの良い公演を圧倒的に支持するので、
娑羅さんのご意見を伺って、私も観たかったな、、と羨望モード全開です!

スザンナ(・フィリップス)嬢、すっごくかわいいですよね。
正直に告白すると、初めて彼女を舞台で見た時は、なんていけてないんだ、、なんて失礼なことを言ったものでしたが、

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/68d42b86b5abb90e3ac7f8b5200af835

その後いくつか彼女の舞台を観て完全撤回!
歌声も歌唱も素直で、ポテンシャルを感じます。
私も彼女のこれからにとっても期待しています。
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行ってよかったです (muguet)
2011-06-07 17:25:43
ネトレプコは、荒っぽいところが沢山あっても、こちらが予想しないような動きや歌いまわしをやらかしてくれる(笑)、、そんなサプライズが好きで、今回のミミも楽しみにしていました。
フリットリは、いい意味でネトレプコの対極にいるソプラノだと思っていました。はらはらしないで聴けるし、絶対に期待を裏切らないところなどなど・・
そして、その良さが見事に効いたのが、今回の公演だったのではないでしょうか。

とにかくイタリアの声でした!!
他の出演者もみんな今をときめくMETのスターなのですが、違うのですよね、やっぱり、、、うまく説明できませんが。
華やかなMETの引越し公演に舞い上がってしまわずに、こんなにしみじみとミミの歌を聴いている自分が不思議でした(笑)。フリットリ効果でしょうか。

昔、カレーラスのロドルフォが目当てで何度もヴィデオで観ていた演出とセット、生で観れたのが嬉しかったです!

本場のMETでは、フライング拍手はブラボー続出なのに、厳しい「しぃーっ!」の声も(日本人?)ご愛嬌でしょうか(笑)。

ま、ネトレプコのミミはまた観れるでしょう、そのうちに。

これから始まる東京の公演、新しく加入するキャストのできばえなど、楽しみにしております。

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私にはやはり消化不良 (清らかな女神)
2011-06-07 09:24:46
これだけアンナのミミを聴きたかったのだから、、アンナだったらここをどのように歌い、演じただろうと思いながら聴いてしましました。この演出のラ ボエームは今回で7回目。
あと、東京も四回、、有ります。
舞台は2/3にしただけあり、狭い感じ。
でも、名古屋にこれだけのオペラを持って来て下さった事には感謝です。
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MET来日記者会見 (チャッピー)
2011-06-06 23:08:23
ゲルプ、ルイージ、及びドンカルロ&ボエームの主要歌手が登場。ルチア勢はリハーサルの為か登場せず。
http://www.ustream.tv/recorded/15202197
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素晴らしいアンサンブル (娑羅)
2011-06-06 09:14:37
京都へ帰るバス待ち中(笑)
私もひとこと。

ボエームはチームワークが素晴らしく、誰が特別目立つということもなく、とてもまとまった素晴らしい舞台でした。

急に変更になったとはとても思えないフリットリのミミ。
カテコでプロンプターさんに盛んに拍手を送っていたところを見ると、やはりプレッシャーはあったのでしょう。
舞台姿はもちろん、サイン会での美しいフリットリ様にメロメロになりました(笑)

個人的にはフィリップスのムゼッタがお気に入り。
素晴らしい声量と元気いっぱいのパフォーマンス。
かわいらしくて、今までビデオでおばさんのムゼッタを見ていたので、やっとムゼッタらしいムゼッタに出会えたという感じです。
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名古屋のおやじさん (Madokakip)
2011-06-05 02:15:37
なんという素早いご報告!!!感激いたしております。
(本当にこの記事をあげて、次にリフレッシュボタンを押したら名古屋のおやじさんのコメントが入っていたくらいのタイミングでした!)
さすが、名古屋のおやじさん、名古屋の公演に一番乗りでいらっしゃいました!

>名古屋は「大いなる田舎」

あらま、そうなのですか?そうしますと、名古屋のオーディエンスの方がメトの普段のオーディエンスに対応する感じで、
それを名古屋以外からいらっしゃったお客様(これは日本から旅行でいらっしゃるオペラファン、といった感じでしょうか?)が制裁に入る、と、そういう感じですね。

>特に第2幕など、どうも小ぶりじゃないの(?)と思ってしまいました

あれがフルで入って、全幕の公演が可能な劇場は日本にはないかもしれませんね。
メトで上演する時はいつも契約している動物派遣の会社が来てくれるので、
馬の方も手馴れたものなのですが、今回、舞台に登場している馬はやはりこういう機会にあまり慣れていないみたいで、
すぐに興奮状態になるみたいです。
馬はセンシティブですし、やはりあのオーディエンスの多さとかオケからの音というのは興奮状態を生み出し、
ハンドルする人がこういう場になれていないとその人の緊張もピックアップしてしまうのだな、と思います。
リハーサルの時は、テーブルをひっかけたまま興奮して走り出していってしまったり、
今日(初日)の演奏の時も、馬車から降りた歌手に向かって後ろ向きに下がっていったりしていたと聞きました。
下手したらスザンナ(・フィリップス)嬢が馬に轢き殺されてしまうところでしたね、危険、危険。

>現地のキャストも、それほど良くないこともあるのですが、今回は上々のものでしょうね

『ラ・ボエーム』や『リゴレット』は最近ではさらに歌手のメト・デビューの場になることも多く、
若手を絡ませることが多いです。
フリットリがメトとミミを歌うのは1990年代の中ごろ以来のことみたいですよ。

>並みのソプラノでは、こうはいきません。フリットリはやっぱり、大した歌手です。

リハーサルでは、大丈夫なんだろうか、、とちょっと心配させるところもあったみたいなんですが、
(なんといっても彼女にとってはいきなりの演目変更ですものね、、。)
ご覧になった初日の演奏ではそれとは大違いの歌唱だったみたいです。
たった一回のリハーサルで、、、やはりものすごいプロですね。

>ルイージに関しては、個人的には、明日に期待

初日ということもあって、まず歌手が歌いやすいことを優先させていたみたいですね。
そうなると、『ドン・カルロ』もそういう傾向になる可能性はありますが、どうなるでしょうか?
良い演奏になりますよう、お祈りしております。
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ちょっと小ぶり? (名古屋のおやじ)
2011-06-04 21:49:06
メトの来日公演の初日を見てきました。

それぞれの終幕時、最後の音が終わる前に拍手が始まると、「シー」とそれを制する声が、さかんに聞こえて、今日は遠方からのお客さんが多いんだなあと思いました。なんせ、名古屋は「大いなる田舎」と言われることが多いわけでしてね。

NYで、このプロダクションは何回か、見たことがありますが、やっぱりツアープロダクションらしく、特に第2幕など、どうも小ぶりじゃないの(?)と思ってしまいました。

ゼッフィレッリの「ボエーム」とか「トゥーランドット」などは、プロダクションそのものが見ものということもあって、現地のキャストも、それほど良くないこともあるのですが、今回は上々のものでしょうね。

ベチャワの歌に、少々ハラハラ、フリットリは、ますます声が揺れるようになった(数年前から、この兆候はあったけど)なあと思いました。でも、幕切れ、死の床で弱音をうまくコントロールして、切々と歌うミミ。心動かされました。並みのソプラノでは、こうはいきません。フリットリはやっぱり、大した歌手です。

ルイージに関しては、個人的には、明日に期待です。
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