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音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

レヴァイン、メトの日本公演には不参加、代指揮はルイージ

2011-05-06 | お知らせ・その他
メトの日本公演に関してです。

① 出発までに別の大きな地震等が発生するといった特殊な状況になく、現在の状況とほぼ変わらない状態であれば、日本公演は必ず行われます。
すでにカンパニーのメンバーは渡航のための準備などを始めています。
現段階では降板を表明しているソリストはいませんが、こちらは個人の問題になり、最後までどのようになるかわかりませんのでご了承ください。

② 支配人からカンパニーのメンバーに今日(5/6)、パブリック・アナウンスメントとして告知されましたので、
ジャパン・アーツなどのサイトでもいずれ発表があると思いますが、
レヴァインは今シーズン残された『ワルキューレ』ニ公演(5/9とHD収録の5/14)を除き、
10月に予定されている新シーズンの『ドン・ジョヴァンニ』(新演出)初日まで、全てのメトでの仕事をキャンセルすることになりました。
よって、日本公演には参加しません。
日本公演、そして、5/15に予定されているカーネギー・ホールでのメト・オケとのコンサート、
いずれも、レヴァインが指揮する予定だった演目はすべて、ファビオ・ルイージ(写真)が引継ぐことになりました。
(日本公演では『ドン・カルロ』と『ラ・ボエーム』がルイージの指揮となります。
アナウンスメントの中には来日中に行われるネトレプコとクヴィエーチェンとの演奏会に関する記述がなかったのですが、
”すべて”ということは、こちらもルイージが引継ぐことになるのではないかと思われます。)
お医者様から夏の間は健康の回復と治療に専念するように進言されたため、というのがレヴァイン降板のオフィシャルな理由になっています。
(追記:NYタイムズにも関連記事があがりました。当然ながらレヴァインはタングルウッド音楽祭での仕事もキャンセルです。)