“ Romeo and Juliet ” のあの有名な balcony の scene で、Romeo が 「 あなたへの愛をあの月に誓おう。 」 と言ったのに対し、Juliet が 「 毎夜、満ち欠けする不実な月に愛を誓わないで。 」 と切り返す下りがあります。
Juliet の思慮深さが窺える場面ですが、月は悪者扱いなんですよね (^^A。
Olivia Hussey より私は Claire Danes 派と言うのはさておき、月を冠していて、或る意味では!?不実な紅茶を飲み比べてみました。
(1) CASTLETON Moon Light DJ-229 《 S/F, 2006 》 (
Leafull )
(2) CASTLETON Moon Light DIANA DJ-634 《 A/N, 2006 》 (
Leafull )
どちらもやわらかに滴り落ちる月の雫と言った image でつくられているのか、非常に滑らかに喉を通っていきます。
茶葉の見た目と裏腹に character の違いははっきりとしており、(1) は cognac のような甘味があるのに対し、(2) は herb 系の清々しさを感じます。気分で使い分けが可能な感じですが、やはり S/F である (1) の方が私好みです。
どちらも特筆すべきは、top の清冽さと対照的に、還りは豊穣としていることでせふ。誓いを立てるには不実かもしれませんが、月の満ち欠けよろしく味わいの変化の幅が CASTLETON 農園の Moon Light と言う series の魅力だと私は思います。