5月12日(火)。
日本の実家から、ネパールから届いた手紙が送られてきました。
差出人は、何とネパールに住んでいた時の大家さんです!(もう一昔前のことよー。今は70近いんじゃないの?)
日本の皆さんに、田舎に住んでいるネパールの人の気持ちを伝えたくて、訳しますね。
「○○先生様(当時20代だったのにねぇ)、
とってもナマステ。
あなたの御家族にも、とてもナマステです。随分久し振りにお手紙します。申し訳ありませんでした。最近は、私は家にいて、畑仕事ばかりで、トレッキングのガイドの仕事でもないかなと考えてしまいます。
あなたは、いつネパールに来る予定ですか?ネパールは、もう安全です。あなたの知り合いで、ネパールにトレッキングに来る人があれば、誰でも連れて行きます。
それから先生、もし時間があったら、手紙でも書いて下さい。出来たら、メルアドも送ってください。
カトマンドゥに住んでいる娘の電話番号と、ジリのシクリ村の私の電話番号を書いておきます。この手紙があなたに届いて、あなたの手紙が私に届くことを、切に願っております。それでは、また会いましょう。ナマステ。」
久し振りに涙が溢れました。
こうして自分もブログを書いていて、「投稿」を押すと、簡単にそれが皆さんに届くわけです。
しかしネパールにいた当時は、約束していても、下痢してしまって、とうていバスで10時間旅しなければならない山奥へは申し訳ないけど行けない、という状況が多々ありました。それでも、何とか朝早くバス停へ辿り着いて、メッセージを書いた紙切れ一枚を、バスの運転手に渡して、届くかも分からない相手に届けてくれ、とお願いしたものです。
それくらい、たった一言を、誰かに伝えるということが、貴重で、難しかったのです。
大家さん、僕は、時代を超えて、当時にはなかった、インターネットという媒体を通して、村の中央へ電話します。もうおじいさんになったのだから、ちょっとトレッキングガイドの仕事は危ないと思うんだな。それはいいから、今は、あなたに連絡するというお願いに、ちゃんと答えるよう、朝起きたら電話します。何とか通じますように。そして、当時守りたくても簡単に守ることの出来なかった約束を、一つ確実に叶えることが出来ますように。
ナマステ。
日本の実家から、ネパールから届いた手紙が送られてきました。
差出人は、何とネパールに住んでいた時の大家さんです!(もう一昔前のことよー。今は70近いんじゃないの?)
日本の皆さんに、田舎に住んでいるネパールの人の気持ちを伝えたくて、訳しますね。
「○○先生様(当時20代だったのにねぇ)、
とってもナマステ。
あなたの御家族にも、とてもナマステです。随分久し振りにお手紙します。申し訳ありませんでした。最近は、私は家にいて、畑仕事ばかりで、トレッキングのガイドの仕事でもないかなと考えてしまいます。
あなたは、いつネパールに来る予定ですか?ネパールは、もう安全です。あなたの知り合いで、ネパールにトレッキングに来る人があれば、誰でも連れて行きます。
それから先生、もし時間があったら、手紙でも書いて下さい。出来たら、メルアドも送ってください。
カトマンドゥに住んでいる娘の電話番号と、ジリのシクリ村の私の電話番号を書いておきます。この手紙があなたに届いて、あなたの手紙が私に届くことを、切に願っております。それでは、また会いましょう。ナマステ。」
久し振りに涙が溢れました。
こうして自分もブログを書いていて、「投稿」を押すと、簡単にそれが皆さんに届くわけです。
しかしネパールにいた当時は、約束していても、下痢してしまって、とうていバスで10時間旅しなければならない山奥へは申し訳ないけど行けない、という状況が多々ありました。それでも、何とか朝早くバス停へ辿り着いて、メッセージを書いた紙切れ一枚を、バスの運転手に渡して、届くかも分からない相手に届けてくれ、とお願いしたものです。
それくらい、たった一言を、誰かに伝えるということが、貴重で、難しかったのです。
大家さん、僕は、時代を超えて、当時にはなかった、インターネットという媒体を通して、村の中央へ電話します。もうおじいさんになったのだから、ちょっとトレッキングガイドの仕事は危ないと思うんだな。それはいいから、今は、あなたに連絡するというお願いに、ちゃんと答えるよう、朝起きたら電話します。何とか通じますように。そして、当時守りたくても簡単に守ることの出来なかった約束を、一つ確実に叶えることが出来ますように。
ナマステ。
届かないかもしれない手紙に込められた思い・・
約束に行けなくなったとき バスの運転手さんにメモを渡すときの思い・・・
大家さんと連絡がとれますように・・・
私もトレッキングガイドは危ないと思います(^_^;)
メルアドが届けば頻繁にお話しできるのかな?
どこにいてもほとんど連絡が取れるような
今の状況に感謝せねば。
約束が果たせますように・・・・
僕がいたころは、富士通の大きい箱型の衛生電話で、電気が来ていないと使えませんでした。そこに、村中の人が列を作って順番に交換手に頼んで電話したものです。
大家さんは留守だったのですが、娘さんと話すことが出来、娘さんの御主人の携帯電話と、携帯のメールをやり取りすることが出来ました。
全く、10年一昔とはよく言ったものです。情報技術の進歩に感謝です。
ほんと、私も胸が熱くなったよ。
ネパールから、日本のご実家へ、そしてはるかなるアフリカ大陸へ、その手紙は度をしてきたんだね。
すごいわ~~
私は、先日mixiに、荷物が定時に届かないとモンクを言うお客さまのことを、まっきーの生活のことを考えながら書きました。
日本の宅配便は、2時間刻みで時間を指定できるじゃないの。
そんなことが当たり前の生活をしている私たち、なんでも欲求が叶うのが当たり前だと思っちゃいけない、感謝しなくちゃいけない。
ネパールからの手紙がナイロビまで届いたことは、当たり前なんかじゃ絶対ないもんね。
素晴しいことだもの。
世界は感謝するべきことに満ち溢れているよ。
昔は、さよならを言ったら、それこそ連絡を取りたくても取れない、ましてやもう簡単には会えない、ということを、みんなよく分かっていたんじゃないかと思います。
しかし、TAKAMIさんの文章は、いつも素晴らしいですね。