イチローは多くのものを我々に残してくれた。大リーグ通用することなどできないと思っていたが、日本球史だけでなく米国にも歴史を刻んだ。
イチローが引退するのは、打てなくなったから引退するというよりも、あのイチローでさえ打てなくなるまでやりきったということだと誰かがコメントしていたが、心に響いた言葉だった。
ものの見方というか言葉というのは、切り口によって光り輝くんだと実感する。
我々は、世界に通用するということはどういうことなのか、同氏から多くのことを学ぶべきだと思う。
僕は、イチローにアートを見る。アートというのは考えて考えて考えた末に掴んだものを表現することだと思う。
以前、百獣の王、武井壮の講演をYouTubeで見て凄いなぁと思ったが、同氏は、思ったように体を動かすにはどうしたらいいかを常に考えて練習していたという。努力の末、それをマスターできたというのだ。
心と体が一体となることとはどういうことなのかを学んだのである。イチローもその域に達したのは確実で、その上で強豪の大リーガーたちと闘ってきたのであろう、
僕はスポーツの才能はないが、ゴルフは面白いと思う。止まっている球を打つわけで、あまり運動神経とは関係ない。年を重ねても心と体を一体にできる数少ないスポーツだと思うんだ。
僕は、ゴルフの上手な人を尊敬する。
まず自分を知らないといけない。
こういうスイングしたらどれだけ飛ぶのかが分かっていないといけない。
スポーツと高齢者の関わりというのは、こういう視点に立てば面白いと思う。
イチローは多くのことを僕に空想させてくれる。