5月19日 そんなんじゃねいやい

　職場のプリンターがトナー切れで、アルバイト君たちも帰ってしまって在庫がどこにあるかわからない。

先輩が「トナー容器を振ってみたら」と言うのでやってみたらプリントできた。

明日バイト君に在庫のありかを聞かなくちゃ、と思ったら先輩が編集部内をずーっと探してくれている。
プリントの済んだ私も付き合って探す。

「なんでこんなところに？」な場所にたくさん在庫があることを教えてくれる人あり。
さて仕事の続きを、と思ったら先輩に「自分のことだけ考えないで(トナーを取換えろ)」と言われた。

「なにぃ?! まだトナーは少量だが残ってるじゃねえか、私は自分のことを考えてんじゃねえ！ 地球環境を考えてんだ！MOTTAINAI！」
と叫びたくなるが、何も言わず言われた通りにする。

そして2ヶ月以上経ってもこんなに怒って書いているのは何故だろう？
執念深いのか？ 本当のことを言われたからか？ 単なるケチ？

先輩は何気無い一言だったろうに。
いや案外「こいつはいつも自分ばっかり！」って思っているのかも。

新入社員時代を思い出す。
まだバブルの残り香漂う頃、会社で「プラスチックカップの使い捨ては止めましょう」とか「新聞は古紙回収業者を呼んでリサイクルしましょう」とか言い始めたのは私だ。
その数年後に会社は環境問題に取組む部署を作って、会社敷地内と周辺のゴミ拾いボランティア（という名目の強制）キャンペーンなどを始めた。

という拘りがあるから、怒りに燃えたのではないかと思う。
地球環境を考える私は「人間がちっちぇ」のであった。