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マリバール 文集・ギャラリー

4月18日 手紙「Aへ」

2008-05-26 03:52:18 | 抱茎亭日乗メモ
 昼過ぎ、Aへの手紙の下書きを終える。A4×5枚! なげー。
これまでのメールと重複する部分もあるが、Aが「謝れ謝れ」と繰り返すから、私も何度でも言ってやる。

以下引用。

Aへ

丁度一年前、(略)本当にいろいろあって、Aは大変だったね。よく頑張って偉いと思います。

前にもメールで言ったけど、私はAを責めない。
Bについて生きていくから大丈夫、というメールをもらって、私は「見守ります」 と言ったよね。
私も、最後にします、と言って、それ以降Bの悪口言ってないよ。

Bが、Aが大変な時に助けてくれたこと、私も感謝している。Aが生きててくれて、本当に良かった。

そのBに疑問を持っていると聞いて、私も、Aが心配で眠れなくなった。
Aに私の気持ちが伝わらずに、攻撃の矛先が私に変わった時、私が相談した人たちは、 私を心配して「もう何を言っても無駄、一切無視しろ」とか「とりあえず謝って手を引け」とか「自分なら絶縁を言い渡す」と言ってくれました。

私もAとは距離を置くつもりはないと言ったけど、私を罵るなら付き合いきれないからもういいや、とも思った。
でも、*歳からの友人と手を切るのは簡単なことではありません。
「逃げないで、現実と向き合え」とAに言っておきながら、自分はAを放り出すのはどうなんだ?とも思った。

Bと一体のAは、本当のAじゃない。
可愛くて、優しくて、面白くて、人に騙されても人を騙したりしない私の大好きなAじゃない。
私を責めるAの言葉は、Bが乗り移って言っているだけじゃないかと思う。

私はBに何を言われようと平気ですが、Aには後で「なんで言ってくれなかったんだ」とか、「助けてくれなかった」とか言われたくない。
「おせっかい」とか「迷惑だからほっといて」とか「余計なお世話だ!」と言われたい。

私は、友人として言うべき事を言うことにした。Aのメールに全部答えます。
私は「私が正しい、Aは間違っている」と言うつもりはありません。
自分の損得でも言わない。BとAの取り合いをする気はない。判断するのはAです。Aの人生だからね。
Aは好きなことすればいいし、したくないことはしないでいい。私もそうするので。

細かい話からですが、まず、Dさんとメールしたこと、(略)したことはBにも報告したよね。
そこから先は大人なんだから、Bに指図されることじゃないと思います。
私はAと二人でBの話になるより、B友人のDさんがいたらAが和むかと思ったまでです。
私はDさんと仲良くなりたいんじゃなくて、Aと楽しくおしゃべりしたかっただけです。

私はブログでAのプライバシー暴露なんかしません。

Aが四畳半で生活保護だろうが(略)だろうがどこで誰と付き合おうが、私は距離置くつもりはない。
助けてくれと言われたら駆けつけるし、放っておいてくれと言うならそうする。
Aの力になる人はBだけじゃないということは理解して欲しい。

Aは私に、Bに謝れと言った。
私はAが望むことをする、と言っておいて申し訳ないけど、Bに謝罪は出来ません。
私は事実を言ったまでよ。Aに事実を突き付けて傷つけたことは認めます。
が、Bに謝らなければならないとは思いません。言ったことを取り消したいとも思わない。

(略)は、Bのアドバイスのお陰ではありません。
私が交渉して(略)その経過をAに報告した。
それ以上のものがあるなら、教えて下さい。知らずにいたことを詫び、改めて御礼申し上げます。

どうしてBの悪口を言ったか?
それはAの話を聞いて、Aの言っている事が事実なら、Bのやっていることは おかしいと思ったから。Bと離れた方がいいと思ったから。Bといてもろくなことにならないと思ったから。

でも、AがBについて生きていく、と宣言メールをくれたから私は悪口をやめた 。
それなのに、Aが今度は私を攻撃し始めた。私が相談した人は、「絶対そうなる」と言ってた。

確かに、BはAの恩人なのでしょう。いつもそばにいて助けてくれたのはBでした。私ではない。
でも、Bがいなかったら私が助けた。
Bほどの事ができるのかわからないけど、私の出来る限りをやるよ。
そして私は「助けたんだから金を出せ」とは言わない。「もらって当然」とも思わない。
「Aのものは私のもの」という発想にはならない。

Aの(略)から(略)代を出させたり、(略)を買わせたり、生活費や遊興費を出させたり、こき使ったりしない。
汚物だババアだと罵倒したり、言うとおりにしないと孤独だ乞食だと脅したり、Aが欲しくもないものを「あげるんだから」と押し付けたり、やりたいことをやらせなかったり 、自分の都合で振り回したり、Aの能力が低いと決め付けたり、自分を評価するなと言いつつ自分は人を常に批判し、Aの人間関係全てをコントロールしたりしない。

自分がいなければ生きていけない、と思い込ませて八方塞がりにしてAを利用したりしない。
親戚の援助を引き出すのにAに嘘をつかせて共犯者にしたりしない。
Aに金を出させていることを隠して、人助けで世話しているような振りをしたりしない。

弁護士を紹介するといったのは、Bと離れたいと思っても、BはAの生活、心身、に深く入り込んでいるから、手を切るのは容易ではないと思ったから。

> Bがいなくなったら、まりちゃんが責任とってくれるわけじゃないでしょ?

何の責任ですか?私は自分の言動の責任は取るよ。でもAの人生の責任はAが取るんだよ。

今、Aの(略)実情を知ったら、今のままBについて行けとは 絶対に言わない。多分誰も言わない。
BはAに金が全くなくても助けてくれたか?(略)とわかっていても助けてくれたか?
Aも、そうではないとわかっているから言われるまま金を出していたのでは。金と絶対服従でBを繋ぎ留めて世話してもらっているのでは。
歪な関係だよ。美談ではない。金目当てじゃない、というなら金を一切もらわず続けてみたらいい。
今Aが私に謝れと迫るのも、私を悪者にしてBとの関係を強化したい、Bを失いたくないから必死なんだなあと、哀れで堪らない。

Bが助けてくれたことは事実。始めは純粋な人助けの精神だったのかもしれない。
でも、今はBの親切行為には自己利益、計算、自己愛、傲慢、Aへの軽蔑、恩着せがましさ、見返り、義務感が色濃く見えている。
Aは卑屈になって過剰に感謝する必要なし。

BのAのために、という言葉はいつも「言うことを聞かないと乞食だ、孤独だ」 と言う脅しとセット。
Bの言う「いい子」はBに「都合のいい子」でしかない。愛情なんかじゃないよ。

私の妄想みたいな嘘?私は気が狂ってる?
私だけじゃない。信頼できる人に実情を話してご覧、と言ったよね。
皆そう見ているから心配してくれるんでしょう。

(略)をもらってもAには何のメリットもない。もらえる保証もない。
よくわからないけど、(略)しまうのではない?確認したほうがいいんじゃない?(略)
それを機会にBとは離れるべきじゃないだろうか。

誰にとっても人生は厳しい。皆必死よ。
でも私は自由で楽しい冒険と考えている。
何度も言ってるけど、決して一人じゃないし、助けてくれる人はいる。
険しくても辛くても、自立を目指すのが良いと思います。
頑張っていれば、そんなAが素敵、と見てくれるまともな男が現れるよ。
他人に人生全部預けて責任とってもらう生き方じゃなくて、自身が自立して、自立している相手と、何かと引き換えに縛り付けられるのではなく、自由な意思で助け合って生きていくことが人を成長させるんじゃないかなあ。
私はそう思いますが、自分の価値観を人に押し付けたりしません。Bとは違う。

(削除→ここまで言ってもBについて行くのだ、というなら、どうぞどこまでもいってらっしゃい。サヨウナラ。
いつの日か、Aが強く望む幸せな結婚が続いて、Bと一緒にいて本当に心の底から幸せだった、満足だった、と思ったら連絡して下さい。
土下座して謝ります。Aにね。
Aが私から離れて行っても、そうなることを祈ってるよ。

でも私は、Bとは関わりたくないから、今もこの先もBには謝らない。

最後に。一人で読み終わったら、Aの判断で誰に見せても破いても、私は構いません。

Aと友達でいられて、楽しかった。Aにしてもらったこと、学んだこといっぱい!ありがとう。本当に感謝しています。←削除)

Bがどんな幸福パターンをAに吹き込んでいるのか全部はわかりませんが、最悪のパターンも想定しておいた方がショックは少ないだろうね。
では、どうか元気で。お母様お大事に。

引用終り。

 相談した人たちに意見を聞く。

> 読んでないけど、わたしは、絶縁状送るのはやめた方がいいと思うよ。

理由が欲しいところではあるが、面倒な話ではあるので

「ご意見サンクス。了解。私もまだ考えてる。」

と返信。

 母が「どうしたかと心配で」と電話をくれる。ほう、珍しい!!
手紙はやめろ、と何回も言われる。
報復される、生きている世界が違うから何をされるかわからないと大変な怖がりよう。
「全てお母さんの言う通りになっているからね。鬱病でもしっかりしてるよね」
と感心する。
母が私を気にかけて電話をして来る事など何年振りか。これもAのお陰と言えなくもない?

私は言いたい事を書いただけでかなり気分が救われて、元気に
「大丈夫。これで伝わらなかったら、もう止めるから」と言って電話を切る。

 他にも「すぐに投函せず、半年後にもう一回読み返して、それでも出したかったらまた書けば?」との意見あり。

また、超多忙の中相談に乗ってくれた方は、手紙について「長過ぎ、自己弁護は粋じゃない」と言いつつ「感性の違いだな」。

恋人も、自分だったらどうするかと考えてくれる。彼も手紙は書かない、と言う。

皆さんの意見を参考に、再考。
あまり短くはならなかったが、ラストを削ってさらっとした感じ(ではないか?)に変更。
一晩置いて、これを手書きで清書する。

 風呂の中で、ふと考える。
Bがくれると言ってる(略)なんか止めて、私の実家新座でどう?って言ったらどうなるかな。
老後、楽しそうじゃん!がははは。私はリフォーム代出せなんて、言わないわよーん。

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2 コメント

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Unknown (ぼっつ)
2008-05-26 23:17:25
あ、一ヶ月前の日記でしたか…今さら失礼!
ともあれいやぁ、、、
これほど丁寧に友達を想い、良いも悪いも余さず綴ることができるってところに、
本当に鋭い新鮮な驚きを覚えました。
(私は気がまわらないほうだから余計にそう思ったり) 
まさにこの絶縁状は高い所に飛び上がったり地面すれすれを超低空飛行してまた急上昇して俯瞰する、真理さんの視線そのものが現れてて、
((失礼かとは思いますが真理さんらしくていい手紙だなぁと思ったり。))
「人」が真理さんの中で外で往来して、交錯して生きてるんだなぁ…。
人生は自由で楽しい冒険かぁ…共感。

 今頃はどのへんを旅しているのでしょうか。
 皆、それぞれの人生模様ですね。
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ぼっつ様 (桜井真理)
2008-05-27 01:32:10
コメントありがとうございます! 嬉しいですー。
この手紙は皆に出すのやめろやめろ、と言われてたので。
4月はAB問題にかかりきり?で日記も滞って電話代も倍!でなかなかエキサイティングゥーでしたわよ。アハハ。
というわけで、まだまだ続くのだ。
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