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12月2日 デート,映画『呉清源 極みの棋譜』,『西櫻亭』

2007-12-11 05:14:02 | 抱茎亭日乗メモ
 デート。2人の仲はまた一層深まったと思う。嬉しかった。
愛おしい人! 血も涙も厭わない。って大袈裟な。だけどマジ。

 映画『呉清源 極みの棋譜』を見る。静かな静かな映画だった。
こんな作品はめったにない。
  
予告の途中で私の前を通って隣の席に座った老夫婦。端の空いている席に座れよ!
この静かな映画で、妻がぺちゃくちゃ喋りやがるので「静かにして下さい」と注意。
なんと、妻は映画の途中でまた席を立ち私の前を通り、戻って来た。クソ迷惑!

そして前の列のこれまた老夫婦が、今度は夫の方が妻に喋りかけている。てめえら!
私が「シッ」と言っても止めない。そしたら私の後ろの列の人が「シーーーッ!」
暫くしてまぁた喋ってるよ。囲碁を知らない妻に夫が薀蓄語ってんのか?
って知るか! 映画に集中させてくれよ!

もう!! 夫婦50割引やめてしまえ!!

と怒りつつ、自分はケータイの電源を切らずマナーモードにしていた。
上映中ブルブルしなくて良かった。
バッグの中の振動音でも周りに顰蹙を買うぐらい、静けさを極めていた。

しかし、私が自他のマナーにイラついたりしながら見ている映画の中で、呉清源は対局の相手が鼻血を出してぶっ倒れても空を見詰めて次の一手を考えているのであった。
恐るべき集中力。

師を失い、のた打ち回って悲しむところなどは芝居がかっていま一つだったものの、呉清源を演じたチャン・チェン、かっこいい。セクシー。
手入れされた庭園の緑が眩しい、非常に美しい映画でもあった。

すっかり忘れていたが、私の死んだ父親は囲碁好きだった。
幼い頃教え込まれたものの、私は全く興味がなく続かなかった。
父親も宵っ張りで、深夜に碁石をいじる音が聞こえていたことを思い出した。

 伊勢丹の『洋食レストラン 西櫻亭』に初めて行ってみる。
ここは前、洋食『香味屋』だった場所で、店が変わったことに気がつかない人もいるかもしれない。
ネット上では「系列」とか「名前が変わった」とか「味も似ている」などという記述も見られるのだが、別会社。

ハヤシライスは『西櫻亭』の勝ち。ちょっと甘めで◎。ご飯が美味しかった。
グラスワインが思った以上に美味しかったのも嬉しい。
他にも気になるメニューいろいろ。また来よう。

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