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飛び道具、ついに完成か?

2007-11-01 21:31:23 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Kasumigaseki001


今日は午前中こそ晴れていたものの、昼すぎから急に雲が多くなり、夕方には雨が降ったり止んだりという、なんともめまぐるしい天気だった。自分は所要であちこちうろついていたものの、地下鉄移動が多かったので、雨はほとんど関係なかったのは、正直言って運がよかったと思う。
とりあえず、最近は持ち歩くようにしている小型1眼レフでフィルム1本を消費したものの、まだまだ小型1眼レフを使う意味は表現できていないだろう。まぁ、飛び道具の実験素材にはなるだろうけど、それ以上にはならないだろうね。



用事の合間を縫って、半ば強引にメーカ系ギャラリーを訪れる。特に、コニカミノルタプラザで開催中の長野重一写真展「遠い視線 ・ 玄冬」は、今日が最終日だったのでかなり強引に時間を作った。実は、既に一度は鑑賞していたのだが、なにかどうしてももう一度鑑賞しておかねばならないような気持ちになってしまい、短時間でも足を運んでおきたかったのだ。



作品そのものは、これまでに発表されてきた「遠い視線」シリーズの延長線上に位置するものだが、今回はこれまでに無く構図が安定しているように思える。見上げたり見下ろしたり、あるいは不必要にカメラを傾けることも無く、文字通りの意味で、ふと立ち止まって何気なくシャッターを切ったようなカットがならぶ。やたらと撮影者の意図を前面に押し出す、悪い意味での作家性にあふれすぎた作品が目に付く中、長野氏の撮影スタイルは極めて貴重なもののように思える。また、作品そのものが模範解答的鑑賞法を用意するのではなく、鑑賞者が自分で考えることで、あるいは考えなければ作品を味わえないという作品は、観ていて本当に楽しい。
最近は写真という表現手段に幻滅を感じることすらあったのだが、こういうストレートフォトのすばらしさを実感させてくれる作品に出会えると、またやる気が芽生えてくるのだから、まぁワレながら単純なものでもある。



長野氏のプロフィールや制作姿勢については、こちらのインタビューに詳しく掲載されているので、機会があったら参照して欲しい。



その後、銀座ニコンサロン瀬戸正人展[binran]を鑑賞するが、こちらも大半の作品は以前に鑑賞している。まぁ、良い作品は何度鑑賞してもよいということで、ちら観程度でもなかなか気持ちのよい時間をすごさせていただいた。とはいえ、プリントそのものは新規に出力したもののようで、また前回は展示されていないらしい作品もあり、インスタレーションもちょっと変わっているので、興味のある方は足を運ぶようお勧めしたい。



最後に、近場の巷房ギャラリーで山田直子展を鑑賞する。正直、立体作品はいささか苦手なのだが、好きな味わいの作品だったので、ぼんやり眺めていたら思ったより時間を使ってしまい、あわてて事務所へ戻る羽目に陥ってしまった。



さて、いろいろすったもんだの末ではあるが、何とか使い物になりそうな感じの飛び道具が仕上がったので、ちょっと貼り付けておく。まだまだ試作品だし、場合によっては小型1眼レフを使うか知れないが、結果が安定し始めたのはよい兆しではなかろうか?



長野重一 「遠い視線 ・ 玄冬」
会場: コニカミノルタプラザ
スケジュール: 2007年10月23日 ~ 2007年11月01日
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
電話: 03-3225-5001 ファックス: 03-3225-0800

山田直子 展
会場: 巷房
スケジュール: 2007年10月29日 ~ 2007年11月03日
住所: 〒104-0061 東京都 中央区 銀座1-9-8 奥野ビル3F
電話: 03-3567-8727 ファックス: 03-3567-8727

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