変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




本日(8/17)の報道ステーション。
高速道路の無料化について、賛成/反対の陣営から各々一人づつの
論客を迎えて議論する、とい企画があった。

●まずは良かったところから。

政治政策に関わる人たちは、自分の主張しか言わない。自分の主張と
異なる意見にだけ、批判という形で反応する。
だから、そもそも議論にならない。
そういう実態を鑑みたのかどうかは知らないけど、出演者を二人に絞った
番組の英断に拍手を贈ろう。
思想が偏るリスクを押してでも、論点の発散よりもちゃんとした”議論”を
期待したのだろう。

●残念だったところ。
しかしながら、結局は、人数の問題ではなかった。
民主党の何某も副都知事も、自分の主張は分かり易く説明されていたが、
間違いを質す姿勢も、相手の話を聞く耳も皆無。議論は成立しなかった。
為政者だろうに、評論家の如くだった。世も末です。

●お願い事項。
はっきり言わせてもらう。
「あなたの認識は誤っている。」
「マニフェストに書いてある。」「書いていない。」
こういう次元の会話は止めてください。
と言うより、こんなレベルから会話を始めたら、時間内に結論が得られる
訳がない。
・番組に、本当に視聴者に意味ある報道を届ける意思があるなら。
・政治に関わる者として、自分の主張を本当に知らしめたいと思うなら。
・そして、この国を導く当事者という気概が僅かでもあるのなら。
今日のレベルの議論は、オンエアの前に終わらせておいてください。
何時間かかっても結構ですから。

オンエアでは、本題の前段として、互いの主張を整理した上で、
・誤認や誤解があったのはどこで、
・なぜそれが起こったか、
という結果だけを聞かせてくれればいいです。
その程度の準備もしないで、よく恥ずかしげもなく、出てきたもんだ。
よく、出したもんだ。

で。
オンエアで議論して欲しい本題は、誤解や誤認が解けた上で、
なぜ主張が異なるのか
なのだ。
言い換えると、どうして異なる主張に至ったか、であり、それが即ち
政策であり思想
なのだ。

ワタクシが評論家みたいになっていますね(笑)

だって、結局この対談を見て、何か分かったことってありますか?
互いの主張は間違っている、と批判されて終わっちゃったし。
結局、どうしたいのかまで話が進まなかったし。

残念でした。
もっと言うと、迷惑でした。
忙しいのかもしれないけど、一事が万事という言葉は嫌いだけど、
こんなに準備しないで物事に当たっていたら、そりゃ忙しくなる
でしょう。やってもやってもやり直しになるだろうからね。

猛省してください。

以上、よろしくお願い申し上げます。


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