大通公園西7~8丁目では、毎年、建物をコンセプトとした
雪像の姿がお目見えされるのが大きな特徴です。
2011年で開かれていた雪まつり会場で展示された
2つの建造物による作品は、国宝と世界遺産として
それぞれ指定されているのが大きなポイントとなりました。
天壇祈念殿、1998年に世界遺産として指定された建物で、
初代のそれが建築されたのは、1420年の事でした。
1889年に建物が落雷による影響でそれが消失され、
後に再建された経歴があるとの事です。
3重の塔を髣髴させる建物の外観の仕上がり、
現物の半分のスケールにて雪像として再現されたのが
大きな特徴で、作品の仕上がりから威風堂々たる姿を
目を通じて、楽しむことができるでしょう。
こちらは、京都の三名閣として知られている国宝飛雲閣。
それが国宝として指定されたのは、1951年との事で、
雪まつりの公式サイトに記されていませんが、恐らく、国宝として
指定されてから60年を記念して作成された作品かもしれません。
左右非対称となった外観の作りと、入母屋などといったの屋根の構造を
コラボさせているのが飛雲閣という建物の大きな特色となっているようです。
こちらは、1909年に北海道大学のキャンパスにて完成された
建物である古河記念講堂という木造による建物をモチーフにした作品。
建物と花火などをモチーフにしたこの作品、祭りの楽しさを
雪像として表現されている仕上がりに目を引くものがあります。
こちらは、日曜日の夜におなじみの番組である家族たちをモチーフにした作品で、
原作が誕生してから65年を記念して製作されたもの。
家族をコンセプトとして会場作りを特徴としている
大通公園西10丁目に相応しい雪像である事がいえるでしょう。
さて、次回は、大通公園西11丁目と12丁目会場に
スポットを当ててみる事にしましょう。