メソメソ泣いた。
しくしく泣いた。
朝、洗面台の鏡の中には、試合後のロッキー・バルボアがいた。
母の体調がよくない。
昨日に引き続いて、今日再検査すると聞かされた。
部屋を暗くしてメソメソしてるぼくに天使が声をかけてくれた。
『なんともないから、だいじょうぶだよ。これから三人でお祈りしよっ。』
父の時の不安が頭をよぎる。
「あしたね。8時45分から夕方の4時まで検査がかかるって先生が言ってるんだよ。」
母は不安な声で何度も何度も同じことを繰り返した。
胸がギュッと締め付けられる。
「おかあさん、もう、おとうさんのところへ行きたいよ。」
「なにいってんの。そんなやかましい人は嫌だって呼んでくれないよ。」
祈ります。
Copyright© 2006 Luke8488
しくしく泣いた。
朝、洗面台の鏡の中には、試合後のロッキー・バルボアがいた。
母の体調がよくない。
昨日に引き続いて、今日再検査すると聞かされた。
部屋を暗くしてメソメソしてるぼくに天使が声をかけてくれた。
『なんともないから、だいじょうぶだよ。これから三人でお祈りしよっ。』
父の時の不安が頭をよぎる。
「あしたね。8時45分から夕方の4時まで検査がかかるって先生が言ってるんだよ。」
母は不安な声で何度も何度も同じことを繰り返した。
胸がギュッと締め付けられる。
「おかあさん、もう、おとうさんのところへ行きたいよ。」
「なにいってんの。そんなやかましい人は嫌だって呼んでくれないよ。」
祈ります。
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