自転車をとめている。
有料の駐輪場に。
ぼくが現在、利用する時間には
かなりの数の自転車が並んでいる。
屋根がついているタイプといわゆる青空駐輪との2種類があって
屋根のついているほうは二階建てになっていて統計を取ったのではないので定かではないが、この一階が一番の特等席だと思うし、一番先に埋まっていくはずだ。
同じタイプを利用した人はわかると思うが、二階部分ににとめるのはかなりハードルが高い。もちろん都が運営しているので管理の方々がいる。高齢の方や非力な女性、子供がその難関に立ち向かおうとすると助けに来てくれる。しかし、お手伝いしている方々もシルバー人材の方々なのでキツそうだ。
ぼくの利用開始時間もその特等席は空きが無い。元々入り口の近くに置きたくて奥までジロジロ探さないせいなのもありますけど。まあ、カッコウつけて言ってしまえば、「とめづらいところほど率先してとめようじゃないか。」みたいな考えもちょっとだけ、一瞬だけよぎったりして。たまたまそれが続いていたみたいな。
夕方から雨予想のその日、偶然にも青空駐輪スペース(たいへんとめやすい)ところがぼくの到着を待っていたように空いていた。誰かのためにそのまま空けて置けばよかったのだが、ヒトは楽なほうに逃げ込む。「ラッキー」なんて思いながらちゃっかりとめてしまう。
夜の10時をすこし過ぎた頃、仕事を終えて駐輪場に向かう。「そうだそうだ、今日は楽なとこに自転車とめてんじゃん。」地下鉄から地上に上がる階段を昇りながら、大した労力でもないそんなことにちょっとだけホッとして地上に出る。
雨が降っている。「そうだ、天気予報雨だったんじゃん。」て思い出す。
おもしろいでしょ、人生って。
昨日までだったら、ちょっとチカラ使って屋根付きの二階部分にしょうがなくとめてたのです。雨の降る日が一日も無かった。
楽してとめたその日に屋根なしで、自転車がずぶ濡れ。
どんなにがんばっても、工夫しても、憎みあっても、いがみ合っても結局ぼくら人間レベルでどうしようもないことがあるってこと今回のことで浮き彫りになりました。なるようにしかならない。
それを「なんだよツイてないな。」ってただただガッカリするのかどうかってこと。「この日に限ってなんで神さまは雨を降らすんだよ。」みたいな。
実はこの雨すら涼しい寝心地の良い夜を運んできてくれている現実。
そう、「信じる」ってことの本質が見えてくようなこの
リアリティー。
これこそ「カトリックのヒミツ」っぽい香りしませんでしたか。
神に感謝。
Copyright© 2007 Luke8488
有料の駐輪場に。
ぼくが現在、利用する時間には
かなりの数の自転車が並んでいる。
屋根がついているタイプといわゆる青空駐輪との2種類があって
屋根のついているほうは二階建てになっていて統計を取ったのではないので定かではないが、この一階が一番の特等席だと思うし、一番先に埋まっていくはずだ。
同じタイプを利用した人はわかると思うが、二階部分ににとめるのはかなりハードルが高い。もちろん都が運営しているので管理の方々がいる。高齢の方や非力な女性、子供がその難関に立ち向かおうとすると助けに来てくれる。しかし、お手伝いしている方々もシルバー人材の方々なのでキツそうだ。
ぼくの利用開始時間もその特等席は空きが無い。元々入り口の近くに置きたくて奥までジロジロ探さないせいなのもありますけど。まあ、カッコウつけて言ってしまえば、「とめづらいところほど率先してとめようじゃないか。」みたいな考えもちょっとだけ、一瞬だけよぎったりして。たまたまそれが続いていたみたいな。
夕方から雨予想のその日、偶然にも青空駐輪スペース(たいへんとめやすい)ところがぼくの到着を待っていたように空いていた。誰かのためにそのまま空けて置けばよかったのだが、ヒトは楽なほうに逃げ込む。「ラッキー」なんて思いながらちゃっかりとめてしまう。
夜の10時をすこし過ぎた頃、仕事を終えて駐輪場に向かう。「そうだそうだ、今日は楽なとこに自転車とめてんじゃん。」地下鉄から地上に上がる階段を昇りながら、大した労力でもないそんなことにちょっとだけホッとして地上に出る。
雨が降っている。「そうだ、天気予報雨だったんじゃん。」て思い出す。
おもしろいでしょ、人生って。
昨日までだったら、ちょっとチカラ使って屋根付きの二階部分にしょうがなくとめてたのです。雨の降る日が一日も無かった。
楽してとめたその日に屋根なしで、自転車がずぶ濡れ。
どんなにがんばっても、工夫しても、憎みあっても、いがみ合っても結局ぼくら人間レベルでどうしようもないことがあるってこと今回のことで浮き彫りになりました。なるようにしかならない。
それを「なんだよツイてないな。」ってただただガッカリするのかどうかってこと。「この日に限ってなんで神さまは雨を降らすんだよ。」みたいな。
実はこの雨すら涼しい寝心地の良い夜を運んできてくれている現実。
そう、「信じる」ってことの本質が見えてくようなこの
リアリティー。
これこそ「カトリックのヒミツ」っぽい香りしませんでしたか。
神に感謝。
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