neighbor記 その五
現れ出た言葉そのまま生かしては景色に縛られるの愚
ありますかと問う外壁上の青ペンキ文字そのむかし見た
という景色何故にか変わらず叩くはhospitalの門
架空めいた黄薔薇の縁どり透けて見える奥の虹色噴水
どれほどの月空(から)振り状に過ぎたか浮き出し見えた
一切という言葉の中詰め込みすぎれば弾けて別の一切覗けた
流れゆく家閉めれば先はなしと夕陽に焼ける天に架けた鍵仰ぐ
伸ばせば届く地の上あるわけではないと浮いている訳も言う
neighbor記 その五
現れ出た言葉そのまま生かしては景色に縛られるの愚
ありますかと問う外壁上の青ペンキ文字そのむかし見た
という景色何故にか変わらず叩くはhospitalの門
架空めいた黄薔薇の縁どり透けて見える奥の虹色噴水
どれほどの月空(から)振り状に過ぎたか浮き出し見えた
一切という言葉の中詰め込みすぎれば弾けて別の一切覗けた
流れゆく家閉めれば先はなしと夕陽に焼ける天に架けた鍵仰ぐ
伸ばせば届く地の上あるわけではないと浮いている訳も言う