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町田市未来づくり研究所 2015年度報告会

2016年04月30日 | 市民講座
町田市未来づくり研究所の報告会に行ってきた。昨年とても面白かったので今年も聴講した。基調講演の松村秀一さん、リノベーションを主体とした空き家の有効活用事例を面白く語ってくれた。そして昨年の大野秀敏さんと同様、高齢世代が日本の将来づくりの足かせになることを強調していた。世代の違いって難しい問題だな。そしてこんな面白い講演会(しかも無料!)、もっと一般市民が来ればいいのに。

○まず町田市職員から、2016/3公開「町田市公共施設の総合管理計画」の概要説明。
 築30年以上の老朽設備が増加して財政も期待できない。そこで4つの基本方針:施設総量は減らす。延命措置をする。民間連携でサービス上げる。既存施設を活用する。そんなところか、という印象。 
 
○基調講演 「まちに暮らしとしごとの未来を埋め込む」東大建築 松村秀一
 近年、新築が減っている。建築が日本経済を支えていたのは過去のこと。それでも日本は住民当たりの住居数が多くて空き家が増えている。
 増えた余剰空間と住民を結びつける工夫が大事。若者主体(=エッジの効いた人々)で新しいアイデアが作られている。そのいくつかを講師の意見とともに面白く熱く紹介してくれた。古い物件の長所を伸ばすという視点では、世代や個人による価値観の違いがものすごく大きい。高齢世代の価値観は未来には利かないというのが一番伝えたかったことのようだ。
 例:アート千代田 廃校をアートセンターにした。オタク集会やダンス練習の名所に
   古団地の学生寮化 1Fを台所洗濯集会所ふろなど共通設備 上層をシェアハウス
   アイある賃貸 セルフリノベーションOK、しかも費用を大家が持つ。ネットで評判に

○対談
松村秀一:団塊はひとつのライフスタイルを持つ世代。いまの若者は将来が不透明で、自分の将来をよく考えている。その違いを老人は理解していない。新しい文化は常に若者が安い地域で作るもの。新しいまちづくりに老人は抵抗勢力になるだけで絶対に役立たない。
 似たことを昨年も大野秀敏氏が言っていた「日本は女性差別がひどい。これを何とかしないうちはダメ。なにより優先して取り組む課題と思う。そのためには、ぼくたち団塊世代が(その元凶なので)死に絶えるしかない」

石阪市長:旧本町田中を桜美林大に貸し出し。若者の新しい活動に期待している。山崎団地の4,5階は学生用住居に推進中。団地の1階は住居でなく交流やビジネスの場にするのが未来的。

○この話を聞いてわたしが町田市の将来に臨むこと:
「安全安心」と「心のやさしさ」を基盤にした地域交流の豊かなコミュニティになって欲しい。
郊外都市の衰退発展の分岐点が国道16号といわれているので、町田が滅びないためには、若者世代・子育て世代に手厚い政策を推進すべきだろう。
コメント
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