
愛は、すべてを完成させるきずなです。
『コロサイの信徒への手紙』 / 3章 14節 新約聖書 新共同訳゜
神の御旨は平和の実現にあります。
国家と人種、宗教によって引き裂かれ、
互いにけなし合い、
争って血を流す世界は、
神の願うものではありません。
神の名を掲げて血を流し、
互いに争う私たちは、神を苦しめてばかりいるのです。
ずたずたに引き裂かれた世界はすべて、
人々が自分の富と栄達のためにつくったものにすぎず、
神のみ意 [みこころ]に
かなうものではありません。

★(写真) Bloomberg
トルコで日本は「信頼できる国」
◼親日トルコが猪瀬氏の謝罪受け入れ
◆ウォールストリートジャーナル
日本語版 2013年5月2日
2020年夏季五輪招致を目指す東京都の猪瀬直樹知事がライバル都市のイスタンブール(トルコ)を批判するものとされた発言問題で、クルチ青年スポーツ相が猪瀬知事の謝罪を受け入れる考えを示した。時事通信が現地の報道として伝えた。
クルチ氏は当初、ツイッター上で「(猪瀬氏の)発言は公正でなく悲しいことだ。オリンピックの精神に反している」と非難したが、謝罪の受け入れを表明。「トルコと日本の人々の間で何世紀も続いてきた友情とお互いを尊重し合う心を最大限に重視している」と述べたという。
日本の外務省が昨年5月にトルコの調査機関を通じて実施した現地での調査によると、8割以上が日本を「信頼できる国」とみている。親日的であることはよく知られるが、クルチ氏のコメントは懐の深さを感じさせる。
両国の友好関係の起源は1890年(明治23年)の「エルトゥールル号遭難事件」といわれる。オスマン帝国(一部は現在のトルコ)の軍艦エルトゥールル号が現在の和歌山県串本町沖で遭難、500名以上の犠牲者を出した事件で、当時沿岸部の住民が救助した。
このことは、その後のイラン・イラク戦争でのトルコ航空による邦人救出劇にもつながる。1985年3月、イランの首都テヘランを脱出しようとしていた日本人265人はトルコ航空の協力で救出された。
この時トルコ航空で機長を務めたオルハン・スヨルジュ氏は今年3月に亡くなったが、2011年に串本町の遭難慰霊碑で献花した際、「危険だったが、日本人を『助けなければ』という恩返しの思いがあった」などと振り返っていたという。両国にはこうした友好の歴史がある。
猪瀬知事は、ニューヨーク・タイムズのインタビューで、「イスラム諸国が共有しているのはアラー(神)だけで、お互いにけんかばかりしている」などと発言し、その後謝罪した。2020年東京五輪の開催招致に向けた熱心さゆえの発言だろうが、日本国内での批判の広がりからいっても、謝罪を受け入れたトルコに救われた思いだろう。
記者: 吉池 威
(吉池記者をツイッターでフォロー: @WSJYOSHIIKE )

▼ナショナルジオグラフィック日本語版2010年9月号
『 エルトゥールル号120年の記憶』
◆http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/1009/feature03/

(写真)『海の翼』秋月達郎
エルトゥールル号救難秘録
【いつの日か必ず日本に恩返ししなければならない】
◆ペトロの手紙二 / 3章 1節
愛する人たち、
わたしはあなたがたに
二度目の手紙を書いていますが、
それは、これらの手紙によって
あなたがたの記憶を呼び起こして、
純真な心を奮い立たせたいからです。