(Image source: nkino)
『拍手する時に去れ』の時のチャ・スンウォンssi の子犬目が忘れられない。この作品『ジェイル・ブレーカー』(2002年 監督:キム・サンジン) は、スンウォンssi が出演というだけで即レンタル。最近、進む道がまちがってるかな。
スンウォンssi の外貌はちょっと怖いし、眉毛濃すぎるし、背も高すぎるし、私の好みではない。でも、半落ち、いや4分の1落ちぐらいかな。この方、大学1年の時にすでに身を固めてしまっている・・・
スッカラ1本で、6年間トンネルを掘り続けて脱獄を夢見るムソク(チャ・スンウォン)は模範囚。特赦でなんとか早く刑務所から出たがっているジェピル(ソル・ギョング゛)は、恋人のギョンスン(ソン・ユナ)が突然別の男と結婚すると聞いて驚き、一刻も早く出獄したがった。そんな2人はついに、ムソクの掘ったトンネルから脱獄に成功。しかし、かれらは、翌日の光復節の特赦で、2人とも出獄できる予定だったのだ。そんなこととはつゆ知らず。脱獄してから、それに気づいた2人はなんとか刑務所に戻ることに・・・
韓国B級映画でよく見られる、血どろどろとか、暴力ぼこぼこ、げろげろなシーンがない。多少暴れていても、ドタバタの範疇なので、アホくさいけど不快感がない。登場人物のキャラだけで、うまくまわっているのである。
脱獄モノだから、逃げ回って追いかけられて・・・という展開かと思いきや、まったく裏切られる。おかしすぎるよ。脱獄したのに、戻ってくるなんて。それも戻りたくて仕方ないのに、なかなか戻れないって・・・この発想の転換がツボ なのかな。
こういう作品を夜中に見て、くっくっくっくと笑い転げている自分の姿を思うと、なんかヘンだわ。でも、こんなプチ楽しい発見があると、上機嫌になる自分は単細胞そのものみたい。