Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『デイジー』鑑賞

2006-06-25 20:38:06 | K-Movie Notes

ようやく水曜日に見た『デイジー』。
私の通勤経路で夜に上映している映画館がなかったので諦めていたら、川崎チネチッタで上映してた。あぁ、チネチッタは、Brian が昨年『甘い人生』の舞台挨拶に現われた地。あの時以来だわ。といっても、舞台挨拶を見たわけではなく、外で待機組だったけどね~

さて、『デイジー』。今週から、『デイジー アナザーバージョン』も公開しているようだが、これは見に行けそうもない。通常版とどう違うのかちょっと興味あるけど。

国境を越えたボーダレス作品の代表作との前評判どおり
、キャスト&スタッフはアジア各国から参加で、顔ぶれは豪華。監督は、インファナルアフェアシリーズのアンドリュー・ラウ、脚本は、『ラブストーリー』『純愛中毒』『僕の彼女を紹介します』のカク・チェヨン。チョン・ウソンssi が催涙俳優という異名をとっているけど、この脚本家(監督さんでもあるのだけど)は、メロ専門の催涙ライターというわけかしら。

「催涙」制作陣だったにもかかわらず、私にしては珍しく泣けなかった・・・
パクウィ(チョン・ウソン)の行動は、「心に秘めた愛」というよりストーカーにしか見えなかったし、ヘヨン(チョン・ジヒョン)とジョンウ(イ・ソンジェ)のからみも深くない。声を失ったヘヨンがジョンウと再会するシーンだけがやたらに切ないのだけど、そこまでお互いを想っていたのかと驚かされるほど。ヘヨンの心の中に、ジョンウとパクウィがどう座りこんでいるのか、残念ながらよく汲み取れなかった。ただ、デイジーの花を運んでくる人が、「運命の人」と思い込んでいるだけのような気がして・・・

セリフは少なく、語りでストーリーが進む。それに、全編音楽が俳優たちの演技以上にモノを言っている。その音楽がいいため、皮肉なことに、ある意味セリフは無用なのかもしれない

この作品、舞台がオランダである必要性はどこにもないような気がする。韓国内であってもいい。「異国の地」が、3人の関係にどれほどのインパクトがあるのかな。一時、韓国ドラマにみた海外ロケブームの域とそれほど変わらない

個人的には、気になるイ・ソンジェssi を見に行ったというだけに終わってしまった。私の贔屓目なのか、この作品は彼の表情しか印象に残っていない。この作品、前評判が高かった割りには、本国でもあまり興行成績も振るわなかったので、あまり期待してなかったけど・・・。アナザーバージョンなるものを見ると、また視点が変わるかもしれない。通常版はヘヨンの視点から見たストーリーだけど、アナザーバージョンはパクウィの視点から見たストーリーなのだそうだ。