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旬な男イ・ジュンギssi が来日しているのというので、以前、草くんが『ホテルビーナス』(2004年 監督:タカハタ秀太)で共演したと自慢していたのを思い出し借りてみた。
俳優は日本および韓国から、セリフは全編韓国語、ロケ地はウラジオストックと、今、流行のアジアンミックスな作品。この作品の公開は2004年3月同年9月に韓国でも公開。フジテレビ「チョナンカン」のスピンオフ企画だったらしいけど、アジア的コラボレーション手法を比較的早く取り入れた作品なのかな。音楽も、日本語、英語、韓国語の歌が混じっているが、効果的に使われている。
[あらすじ]
ワケありの流れ者たちがひっそり暮らすホテルビーナスに、ある日不思議な父娘、ガイ(パク・チョンウ)とサイ(コ・ドヒ)が現れた。ホテルの世話係でもあるチョナン(草剛)は、心を閉ざす少女サイとかかわりを持とうとする。ホテルの住人たちは、それぞれ心に傷や問題を抱えているのだが、少しずつ歩みだそうとしていく……。
イ・ジュンギssi が見たかっただけなので、あまり期待もしていなかったけど、見終わってみると、嫌みがなくてソーダ水みたいな映画。個人的には、作品の中でソーダ(Soda)と呼ばれる役を演じていたチョ・ウンジssi が印象的だったので、そんなイメージ。
まぁ、日本側からも、韓国側からも、あれだけ役者が揃えば、十分見ごたえはある。で、イ・ジュンギssiは、やっぱり若い! 彼だけでなく、ホテルの住人それぞれの人物設定やキャラクターがはっきりしているので、それぞれが、人物設定の中にはまりきっている感じだった。
映像は、最初モノクロで始まり、段々と色づいて、最後にはカラーになるところなどは、製作者の意図が明示的すぎるのだけど・・・ まぁ、いいか。
なぜ全編韓国語なのかという疑問には、作品の最後にカメオ出演する香取慎吾が応えているようだけど、この場面は要らないかも・・・ それまでの雰囲気が一気に壊れたような気がするけど・・・日本人が話すハングルが混じっていたせいもあるのだけど、全体的にハングルが分かりやすかったので、そういう意味でも楽しめた・・・