ライオンミドリ la cantine du lionmidori

気の利いたつまみ、おいしいナチュラルワイン、ちょっと珍しいお酒、幸せなチーズ、明日も頑張れる気持ちになるデザート。

「Plat du jour プラデュジュール」 を始めました。

2018-03-12 15:13:39 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内
Plat du jourは、「本日の一皿」を意味するフランス語です。

ライオンミドリのおつまみはフランス料理をもとに、フランス料理の技法を取り入れて、一つ一つ丁寧にお作りしています。
いわゆる「フランス料理」というより、「フランスの、料理」というとお伝えできるでしょうか。
ナイフとフォークでかしこまって、というよりも、フランスの家庭でよく食べられている素朴な料理。
それらをきちんとした技術でもって皆様にお届けできたらと常々考えております。


「一皿全部で完成、ということ」

「Plat du jour 本日の一皿」は一皿をまるごと楽しんで頂くためにお作りしました。

一つお話させて頂きますと、例えば魚がメインの一皿の場合、前もって決めていた魚、というよりは、その日僕と目が合った魚、がメインになります。
前回おいしかった魚も、その次も同じようにいいものとは限らないからです。

メインが魚の場合、魚の種類や調理法にもよりますが、よく、ソースがあしらわれます。
フランス料理ではそのソースを作る場合、その魚の骨や頭でだしをとります。
そのだしを「フィメドポワソン」と言います。現場では「フィメ」と呼ばれ、このフィメの状態を見て、
どのようなソースにするかを考えます。

そして、お魚の下にはよく何か土台になるものがあしらわれていますね。
これは特に名前はなく・・・
僕は「下にしくやつ」と言っています。(笑)

ソースをかけると、当然この「下にしくやつ」にもソースがかかります。
フランス料理では、その相性も楽しみのひとつ、メインとソースの相性だけではなく、下にしくやつやその他の付け合せ、無造作に添えられたハーブでさえもこの一皿を作る大事な要素の一つと考えます。

いつもいつも、僕はこの計算式のようなものを頭の中に描いて仕事をしています。
それゆえ前もって写真でアップしたり、一皿の内容を告知したりできなかったり、皆様にはとても申し訳なく思っております。

また、一切れ一切れの魚の状態によって途中でソースが変わったりと、提供するまでに時間がかかりお客様にご迷惑をおかけする事もあり、しかしながら一人で全ての作業を行っている為ご説明する機会もなかなかなく、とても心苦しく思っておりますが、とりあえず召し上がって頂けたら、お伝えできるんじゃないか、伝わってほしい、と思って、この「本日の一皿」をお作りする事にいたしました。

ぜひ、「Plat du jour 本日の一皿」、お楽しみ下さいませ。
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