ライオンミドリ la cantine du lionmidori

気の利いたつまみ、おいしいナチュラルワイン、ちょっと珍しいお酒、幸せなチーズ、明日も頑張れる気持ちになるデザート。

仔羊のアッシ・パルマンティエ

2018-09-21 16:33:51 | フード メニュー
アッシ・パルマンティエ/ Hachis parmentier とは細かく刻んで煮込んだお肉と

ピューレ状にしたジャガイモをオーブンで焼き上げたフランスの代表的な家庭料理です。

味わいや仕上がりの形状はもちろん違いますが、昔から皆に愛され続けている国民食的な感じは

日本の肉じゃがと同じです。(オイラが知っている限り、アッシ・パルマンティエとチョコレートのペーストの

「ヌッテラ」を嫌いなフランス男子はいませんでした!)



アッシ・パルマンティエ/ Hachis parmentier ・・・・・・?

どんな料理なのかイメージするのが難しい名前です!

雑誌やネット等ではアッシェ・パルマンティエと表記される事も多いのですが

細かく刻むというフランス語の動詞「アッシェ」と、細かく刻んだものという名詞「アシ」の違いで

フランス語の表記をカタカナにすると「アッシ」になります。

パルマンティエは1700年代にフランスで活躍した農学者の名前で、ヨーロッパでまだ

食用とされていなかったジャガイモの普及に尽力した偉大な学者さんです。

その為パルマンティエさんに感謝を込めて、ジャガイモを使った料理名にパルマンティエの名前が

使われる事があります。


アッシ・パルマンティエは使う肉の種類や部位の決まりは無いので

今回は細かめに刻んだ仔羊をコトコト美味しく煮込んで、お肉の上には相当仕事をしてある

ジャガイモのピューレを回しかけ、羊乳のチーズをかけて焼き上げています。


仔羊のアッシ・パルマンティエ ¥1000-


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アレクサンドル・バン//この人の作るワインを飲んで欲しくてお店をやってます

2018-09-14 01:18:12 | ワイン


アレクサンドル・バンさん、フランスのロワール地方プイィ・フュメでワインを作る

本当に素晴らしい造り手です。

ソーヴィニヨン ブランという1種類の葡萄を7つの土壌の違う区画(畑)で造り分けて

それぞれの区画(土壌)の個性を最大限に生かした味わいのワイン(2015年ヴィンテージは多分6種類)に

仕上げてしまうカルトな生産者さんです。

自分の信念のまま自然なワイン作りをしすぎた為(葡萄畑の土壌の生態系を守るためトラクターを使わず

馬で耕すとか、当然農薬は使わないとか、畑に生えてくる良い意味での雑草は刈り取らないとか、

収穫は当然手摘みですとか、相当数あります)、効率を重視したワイン造りを行う地域の規定に合わず

フランスのワインの原産地名称の保護や管理をしている公的認証機関(INAO)から

原産地名を使う事を禁じられてしまいました。 が・・・・・・・

裁判をおこして見事に勝利し、「プイィフュメ」というアペラシオン(原産地名)を奪回した信念の人です。

(プイィ・フュメは有名な原産地ですので、プイィ・フュメ産とワインのラベルに記せると

値段も高くなり売リ易くなります)

この、アレクサンドル・バンvs認証機関の裁判はフランスでも話題になり
余りにも理不尽すぎる国の認証機関の仕事ぶりにフランス国民も相当あきれたらしいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 天然酵母で発酵させ、醸造中に酸化防止剤の添加もしない自然なワイン、ヴァン・ナチュールです。


・ラ ルヴェ 2015 ¥6200-

・ピエール プレシューズ 2015 ¥6500-

 キュヴェ名であるピエール プレシューズは、このワインを生み出す畑が、土が少なく
 石(仏語でpierre)の多い土壌である事と、息子さんの名前がピエールなので
「大切なピエール」という意味の名にしたそうです。





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