ライオンミドリ la cantine du lionmidori

気の利いたつまみ、おいしいナチュラルワイン、ちょっと珍しいお酒、幸せなチーズ、明日も頑張れる気持ちになるデザート。

本年もありがとうございました。 19年の最後は『髪結いの亭主』

2019-12-31 17:35:39 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内


皆様、本年も本当にありがとうございました。

ライオンミドリを愛して下さるお客様、全てに感謝です。

新年は1月2日から営業開始させていただきますので

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年最後の大きなポスターは、1990年製作のフランス映画『髪結いの亭主』で締めました。

「いいねえ、これが恋愛ってもんよ」という、荒木経惟さんのコメントに集約されるような

フランスならではの恋愛映画です。




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幸せなチーズ//トスカーナの白カビ「ブリナータ」

2019-12-28 12:41:29 | しあわせなチーズ


ライオンミドリの年末年始の営業ですが、年内は30日まで、新年は1月2日から営業開始となります。

今日紹介のチーズは、イタリアのトスカーナで作られた羊乳の白カビチーズ「ブリナータ」です。

羊乳本来の甘みと上質なミルクのコクがあり、ローストしたヘーゼルナッツのような味わいも感じられます。

「霜がおりる」という意味の”ブリナータ、寒い時期にピッタリな、食べると幸せな気持ちになれるチーズです。

* ブリナータ ¥600-

* ブリナータも入ったチーズの盛り合わせ ¥1280-




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ほんのちょっと特別な日に=ヴァルテル・デ・バッテ//アルトローヴェ=那覇でヴァン・ナチュール

2019-12-26 12:06:44 | ワイン


オイラには、アイドル的存在のワインの造り手が3人います。

フランスのアラン・カステックスとオリヴィエ・クザン、

イタリアのヴァルテル・デ・バッテです。

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ライオンミドリ事情に詳しいお客様は、アレクサンドル・バンはどんな立ち位置??と思われるでしょうが

アレクサンドル・バンは、1番好きな造り手で、唯一の戦友、カツオとナカジマのような感覚です。

アレクサンドル・バンというのは、フランス/ロワールの造り手で、

「この人の造るワインを飲んで欲しくてお店をやってます」とオイラが公言している人です。

7つの区画の畑でソーヴィニヨン・ブランを栽培、それぞれの畑で栽培した同じ種類の葡萄で

7種類のワインを造り、7区画の畑の土壌による味の違いを完璧に表現できる造り手です。

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今日紹介するヴァルテル・デ・バッテは、イタリアのリグーリア東部、長靴に例えると膝下辺りの

チンクエ テッレと呼ばれる地中海に面した町で、昔から造られている故郷の伝統的なワインの味を守るために、

一切妥協をしない畑での仕事と、ミリ単位まで厳しい醸造哲学でワイン造りをしてしまう為

ワインとして出来上がるのは年間僅か2000~3000本しかありません。

白ワインを4種類、赤ワインを3種類造っていて、

どのワインも飲んだ人の記憶に長く残る素晴らしいワインですが、

特にフラッグシップワイン「アルトローヴェ」は凄まじいポテンシャルを秘めた白ワインです。


バッテの造るワインは、決して気軽に注文できる金額ではないのですが、

インポーターさんも含め、自然派ワインを取り扱う店舗の方やソムリエさん達が挙って

自分用にキープするワインであり、「価格以上に価値のあるワイン」としてリスペクトされています。

ライオンミドリでも7種類全て揃っていますので、

年の瀬なので1年間頑張ったご褒美とか、新年最初の1本だからとか、

ちょっとだけ特別な時に飲んでいただければ嬉しいです。( ^)o(^ )


何故バッテが大好きなのか説明もしたいのですが、ブログが長くなりすぎるので

興味が湧いた方は、お店で訊いて下さい<(_ _)>


*ヴァルテル・デ・バッテ / アルトローヴェ ¥9800-。

(バッテのワイン、アルトローヴェが一番高いです<(_ _)>)



赤ワインの「トノス」や「セリコ」も本当に美味しいですよ( ^)o(^ )


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"シベリア" ア・マ・ファソン(小豆と黒ごまのケーク)

2019-12-24 11:02:12 | デザート
シベリアアマファッソン


”シベリア”というのは、カステラ生地の間に羊羹や小豆餡がサンドされている、日本生まれの洋菓子です。

明治時代の終わり頃から作られていて、昭和の中頃までは大人気のお菓子でオイラも好きでした。

どうして”シベリア”?、なぜ今作る?と思われるでしょうが、オイラの中では確固たる理由がありました・・・

宮崎監督の『風立ちぬ』の中で、主人公が”シベリア"を食べる場面があり、

それを観た直後から”シベリア”が無性に食べたくなって、

その頃は通常のやりかた(餡をカステラ生地の上に流し込み生地の上で冷やし固めてカステラの部分と一体化させる)で作っていました。

プラザハウス時代ですね。

最近お客様との会話で、「ガチで好きなジブリ作品は何か!」という話になった時、

まずは『風立ちぬ』と、あともうひとつ、余り言いたくないけど『コクリコ坂から』です、なんてカミングアウトした時に

いきなり”シベリア””が頭に降りてきて、その内にまた作りたいな~とは思っていました。

そんな刷り込みのような感覚が残っている中でですが・・・・・・

生産者と真摯に向かい合いながら、自然派ワインの輸入の仕事をされていた藤木さんという方がいます。

大きな商社で(アレクサンドル・バンやラピエール、ジェローム・ジュレ等々のインポーターです)

仕事されていた藤木さんが、ついに独立して会社を立ち上げました。

藤木さんが選んだ、記念すべき最初の生産者が、フランス/ボジョレーのブノワ・カミュでした。

藤木さんが大好きなガメイ種で赤ワインを造る生産者です。

で、オイラの刷り込みの話に戻りますが・・・・・

ライオンミドリでは、お客様が飲まれているワインに(特にボトルワインの場合)さらに相性がよくなるように

ご注文いただいたフードメニューの味わいを微調整してお出ししています。

ガメイ種のワインに鉄板で合うのは何かと考えていく内に、

今回作った、大改良版”シベリア”が降りてきました!!

”シベリア”の基本の作り方から逸脱しまくっているので

フランス語の「自己流」とか「私らしい」とかの意味にあたる、ア・マ・ファソン/A・MA・FACONを

付けました。時事ネタです(笑)グランメゾンTOKYO!

”シベリア” ア・マ・ファソン(笑) ¥600-

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藤木さんが今回輸入したブノワ・カミュのワインですが、日本入荷量、各キュヴェ180本づつだそうです。

購入希望数を伝えてあるので、非常に過酷な振り分けを勝ち抜ければ、年内に届きます <(_ _)>
















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年内は30日まで休まずに営業します。+『イングリッシュ・ペイシェント』12月の大きなポスター

2019-12-18 11:48:15 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内
ライオンミドリの年末年始の営業日程のお知らせですが、

年内は30日まで休まずに営業いたします。

24日は火曜日ですが通常営業させていただきますので、

ほっこりしたクリスマスを過ごしたい方には大変おススメでございます <(_ _)>」

年明けは、1月2日から営業開始とさせていただきますので、

お忙しい時期ではございますが、皆様のご来店を心よりお待ちしております。



店内に鎮座する大きなポスターも『イマジン』から『イングリッシュ・ペイシェント』に変わりました。

アンソニー・ミンゲラが監督した、第二次世界大戦中の北アフリカを舞台にした

1996年公開のアメリカの恋愛映画です。

主要のキャストは、レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、

ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、が演じ、この年のアカデミー賞の「作品賞」「監督賞」

「助演女優賞/ビノシュ」を受賞した、観ても損の無い名画です。

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12月の中頃からクリスマスを迎えるまでのフランスの街並みや空気感(特にパリ)は、

賑やかではありますが、厳かな静謐感に包まれます。

この映画を観ていた時の肌感覚が、オイラ的にはこの時期のパリで感じられる空気感と同じだったので

今回は『イングリッシュ・ペイシェント』をチョイスしました <(_ _)>

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