ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

「be SOUL」が面白すぎてどうしようかと思いました。

2010-01-31 14:14:00 | 日記
とりあえずアマゾンで予約して、でも待ちきれずに本屋さんでパラパラ立ち読みして、余りにも面白かったからもうこれ2冊持っててもいいやと思って買って帰ってしまった。ちなみに三宮のジ○ンク堂(センター街の方)だと、ウインタースポーツのコーナーだけじゃなく新刊・話題書のコーナーにまで並んでてちょっとびっくり。

大ちゃんの言葉を文章にまとめた、エッセイというか口述筆記というかロングインタビューのような内容。写真も多いし字もそんなに小さくないのでサクサク読めますが、中身は濃いです。

前々からここで書いているように、元々私が彼に注目したのは、インタビューでの言葉の選び方に「おっ」と思ったからなんですよね。
言葉を飾らない。実際以上に自分を良く見せようとしない。外側の飾りに惑わされずに本質を見ることができる鋭さと、独自の強いこだわりを持っている。こういう人がざっくばらんに本音を語るのを聞いてて、面白くない訳がないですね。

改めて読むと、やっぱり普通のアスリートとは違う、アーティストとしての側面が強く感じられます。
以前の特番で、武史先生が大ちゃんのことを「自由人。でも神経質で『気にしい』」と評価していたけど、私が知っている限り、アーティストとかクリエイターとかその手の仕事をしている人たちは大体みんなそんな感じです(笑)。
感性が鋭い、そしてその自分の感性に忠実に生きようとしてる人たちって、必然的にそんな感じになって来るんですよね。
自分だけの、一本通ったこだわりを持ってると、しんどい部分も多々あるかと思います。他人から見るとどうでもいいようなしょーもないことがいちいち気になったりとか。
その反面、自分独自のものさしを持っているので、レッテルとか肩書きとかブランドみたいな、「他人のものさし」からは自由になれます。自由の度合いは人それぞれですけどね。
フィギュアに興味の無かった私が大ちゃんのスケートに惹かれたのは、彼の表現には「フィギュアとはこういうもの」みたいな思い込みにとらわれない自由さがあったからかも知れません。

でも同時に、あの負けん気の強さは間違いなくアスリート。自己評価の低さは、自分に課しているハードルの高さの裏返しだと思います。

ファンにはおなじみの過去エピソードも、本人視点で改めて語られると新鮮ですね。あの時そんな事考えてたのか!とか。
でも改めて読むとつくづくこれ天才ストーリーだなと思ってしまった。世界ジュニアで優勝する辺りくらいのまでの自覚のなさとか。でも、山田コーチや伊藤みどりさんみたいな人を、リアルなコーチ&先輩として身近に見て育つ都会の名門クラブの選手と、「わーテレビに出てた人だー」レベルでしか知らない倉敷の子の間ではハンパない意識の差が当時普通にあったんだろうなと思います。それって何気に大きなハンデだと思うんですけどね(故に私は倉敷出身の選手に肩入れしてしまう訳です)。
大ちゃんの場合は、本人が自覚するより先に周囲が才能に気付いて手を差し伸べて来た。それが彼をして「自分の競技人生は恵まれている」と断言する所以なんでしょう。
でも、ここまでジェットコースターな競技人生を、「順風満帆」と言い切る感性はやっぱりすごい。
神様は、必要な時に必要な物を与えてくれる。でもそれは、必ずしも望んでいる形そのままでやって来る訳ではない。受け止められずに落っことしちゃったらそれっきり。大ちゃんは、甘い贈り物もそうでない贈り物も、しっかり感謝して受け止められる感性の持ち主なのでしょう。
「自分は運がいい」と言い切れる人は、きっと幸運をつかみ取ることが出来ると思います。
今日がいよいよ出発の日ですね。良い旅になりますように。幸運を祈ります。

be SOUL

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なんとなくほのぼの系のニュースを貼ってみる。

雑記帳:高橋大輔選手に猫駅長「たま」のお守り

高橋選手へ 後輩たちが寄せ書き作製

応援する方も気合が入りますねってことで、私からもお守り画像第2弾。

目玉リターンズ。
06-07シーズンに出現したナザル・ボンジュ(トルコの魔除けのお守り)が大きくなって再登場。
最近倉敷に何故かトルコ物産店が出来たので、帰省した時に買って来ました。

四大陸での町田くんの活躍がニュースになってましたが、国体でも田中くん優勝(少年男子)&大上くん2位(成年男子)と、倉敷縁の選手ががんばってます。大ちゃんも続いて行こう!

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拍手コメントへのお返事

□2010/1/25 12:14
大ちゃん自身が言うように、持てる力を十分に発揮出来ることが第一ですね。コンディションを整えて、良い調子で試合に臨めるよう祈りましょう☆