Yes,We Love Science!

自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

深海の食物網でクラゲが重要な構成要素と判明、クジラの死骸、熱水噴出孔には不思議な生物群

2018年01月14日 | サイエンスジャーナル

 深海という生態系の食物連鎖

 一般に深海とは200m以上の水深の海を呼ぶ。そして、水深200~1000mを中深層、水深1000~3000mを漸深層、水深3000~6000mを深海層、水深6000~以深を超深海層などと呼ぶ。

 深海には光も達せず、高水圧と低水温の厳しい世界である。しかし地球上の海の93%は200m以上の深海であり、海の平均水深は約3800mである。深海の生物圏は広大であり、地球上最大の広さを持っている。

 深海はその環境が過酷なために、そんなに生物は存在しないと考えられてきた。ところが、科学技術の進歩によりすべての深海には多数の生物が生息している事が分かった。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 National Geographic: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/122000494/

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2018年の天体現象、新年早々スーパームーン、今年は皆既月食2回、火星大接近、彗星・流星群など

2018年01月13日 | サイエンスジャーナル

 2018年はさまざまな「月」が楽しめる

 満月がひときわ大きく見える「スーパームーン」が新年早々の2日未明、各地で観測された。国立天文台によると、平成30年で最も満月が大きく見える2日は地球と月の間は約35万7千キロで、最も小さく見える7月28日は約40万6千キロ。

 今回、月が最も近づいたのは2日午前6時49分。「最小の満月」に比べると直径は14%、明るさも30%増しで見えるという。

 月は、円ではなく楕円を描くように地球の周りを公転している。さらに、太陽や地球の重力などにも影響を受けるため、地球からの距離は毎年微妙に変化している。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 国立天文台: https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/

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ロボット新時代到来!「AI+ロボット」癒しやエンターテイメント、人手不足解消の目的で浸透

2018年01月12日 | サイエンスジャーナル

 ロボット新時代 日本の逆襲

 ものづくりではアジア勢に、ITの世界ではアメリカの巨人たちに押され、かつての勢いを取り戻せないでいる日本の産業界だが、複合技術ならば、千載一遇のチャンスが巡ってきているのかもしれない。

 それは「ロボット」と「AI」である。日本政府は2015年1月に「ロボット新戦略」を正式決定している。すでに産業用ロボットの出荷額でも稼働台数でも世界一を達成した日本。その意味では、日本は「ロボット大国」と言っても過言ではない。

 形としての目に見えるロボットではなく「AI」と複合した技術が少しずつ浸透している。例えば自動運転技術などもそうだろう、複雑な周辺環境をAIが判断し、電気自動車(EV)がAIの指示で動くロボットになっている。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 NHK news Web: https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_1206.html

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尿のマイクロRNA検査でがんを発見!ナノワイヤで捕捉、血液検査より簡単実用化へ

2018年01月11日 | サイエンスジャーナル

 尿のマイクロRNA検査でがんを発見

 尿に含まれる「マイクロRNA」とよばれる微小物質を極細のワイヤ(ナノワイヤ)で調べて肺がんや膵臓(すいぞう)がんなど5種類のがんを発見する技術を開発したと、名古屋大学、九州大学、国立がん研究センターなどの共同研究グループがこのほど発表した。同グループは実用化を目指しており、採尿だけで主ながんの早期発見が可能になると期待されている。研究論文は米科学誌サイエンスアドバンシスに掲載された。

 がんは早期発見が大事だというがなかなかその方法が確立していない。これまでの検診では、がん全体の約65~70%程度しか発見できない。特に肺・乳腺・子宮体部・膵臓・胆管の本当の「治癒可能な早期がん」をみつけることは困難だった。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 サイエンスポータル: http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171221_01.html

「食道/胃/大腸がんの早期発見・予防&内視鏡」最前線
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気候変動観測衛星「しきさい」・超低高度試験衛星「つばめ」打上げ成功!H2Aロケットが別高度に2機投入

2018年01月10日 | サイエンスジャーナル

 気候変動観測衛星「しきさい」・超低高度試験機「つばめ」打ち上げ

 12月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、気候変動を正確に予測する観測衛星「しきさい」と試験衛星「つばめ」を、鹿児島県・種子島からH2Aロケットで打ち上げた。

 「しきさい」は、気温上昇を予測するために必要な情報とされながら、よく分かっていなかった大気中の微粒子が気候に及ぼす影響などを詳しく調べる。

 「しきさい」の衛星本体は高さ約5メートル、縦、横それぞれ約2.5メートル。太陽電池パドルを広げると全長は約17メートルになり、重さは約2トン。19種類の波長を観測できる光学センサ「多波長光学放射計(SGLI)」を搭載し、太陽光を反射する大気中の微粒子のほか、海面水温や雲の分布や植生などさまざまなデータを収集する。高度800キロを回りながら2、3日で地表の全域を観測できるという。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 JAXA: www.jaxa.jp/press/2017/12/20171223_h2af37_j.html

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100℃超の極限環境で、高好熱菌が生き残れる理由を解明!DNA修復酵素「GAN」と「HAN」が相互に働く

2018年01月10日 | サイエンスジャーナル

 好熱菌とは何か?

 好熱菌(こうねつきん)は、至適生育温度が45°C以上、あるいは生育限界温度が55°C以上の微生物のこと、またはその総称。古細菌の多く、真正細菌の一部、ある種の菌類や藻類が含まれる。特に至適生育温度が80°C以上のものを超好熱菌と呼ぶ。極限環境微生物の一つ。

 生息域は温泉や熱水域、強く発酵した堆肥、熱水噴出孔など。ボイラーなどの人工的熱水からも分離される。この他、地下生物圏という形で地殻内に相当量の好熱菌が存在するという推計がある。

 なお、2009年時点で最も好熱性が強い(高温環境を好む)生物は、ユーリ古細菌に含まれるMethanopyrus kandleri Strain 116である。この生物はオートクレーブ温度を上回る122°Cでも増殖することができる。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 マイナビニュース: https://news.mynavi.jp/article/20171208-554034/

地球とヒトと微生物 ―身近で知らない驚きの関係― (知りたい!サイエンス)
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地球の音が聞こえた!地震計がとらえた「謎のノイズ」の正体が判明、シューマン共振や電磁波も存在

2018年01月09日 | サイエンスジャーナル

可聴領域と非可聴領域

 私たち人間が音として聞き取れる周波数はおおよそ20Hz(ヘルツ)から2万Hz(20kHz)と言われている。高い周波数帯域の可聴限界は年齢とともに下がり、高齢になると1万Hz以上の音はだんだん聞こえなくなってくる。こうした人に聞こえる音を「可聴音」と呼び、人の耳に聞こえないほど高い音を「超音波」、人の耳に聞こえないほど低い音を「超低周波音」といいます。

 動物たちの可聴領域は広く、イルカやこうもりなどは20万Hzの音まで聞くことができる。一般的な88鍵のピアノの場合、一番左側の鍵盤(ラ)は27.5Hz、一番右側の鍵盤(ド)は4186Hzとなる。ピアノの最低音は可聴領域の下限に近いが、最高音は可聴限界に対して少し余裕がある。しかし年齢と共に高音部が聞き取りにくくなることから、ピアノの出す音がおおよそ私たちの可聴領域と考えることができる。

 それでは、私たちの耳ではとらえることのできない音は、私たちに何の影響もないのだろうか?

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 Gigazine: https://gigazine.net/news/20171211-earth-humming-noise/

聴診器で地球の音を聞いてみよう
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千島海溝が危ない!政府が北海道で超巨大地震を予想(400年周期)、地震が起きたら迷わず避難せよ

2018年01月08日 | サイエンスジャーナル

北海道で超巨大地震が切迫している

 12月19日に発表された、政府の地震調査委員会の発表には驚いた。北海道の千島海溝沿いでも東日本大震災のような「超巨大地震」が起きる恐れがあり、「発生が切迫している可能性が高い」という。

 地震調査委員会が、北海道の十勝から根室地方沿岸の地層を調べたところ、千島海溝沿いでは、東日本大震災クラスの「超巨大地震」が平均で340年から380年の間隔で発生し、最後の発生から、すでに400年程度経過しているため、「発生が切迫している可能性が高い」と発表した。

 その上で、「超巨大地震」が今後30年以内に起きる確率は、最大40%に上るとしている。 地震調査委員会・平田直委員長「東北で起きた、2011年に起きたような非常に大きな地震が、千島海溝で起きる可能性が高い」 また、実際に地層を調べた研究者で北海道大学・平川一臣名誉教授は、「ほとんど400年弱くらいの(周期で)きている。すでに400年たっているので、いつ超巨大津波がきてもおかしくない」と述べた。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 日本経済新聞社: https://www.nikkei.com/article/DGKKZO24798720Z11C17A2MM0000/

北海道の地震と津波
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「シンギュラリティ」で「AI」は人類を超えるか?「AI」が新惑星を発見!来るべき時代の可能性

2018年01月07日 | サイエンスジャーナル

「シンギュラリティ」で「AI」は人を超えるか?

 人工知能(AI)が注目されている。ロボットが人間のように考え「心」までも持つ時代がまもなく到来するのではないかと、新規参入する企業が続出するほどの盛り上がりを見せている。

 AIの進歩は日々、目覚ましい。最近では囲碁の人工知能が世界のトップ棋士であるイ・セドル九段を圧倒した。AIについては、自動運転技術も急速に技術発展を遂げている。現段階でも高速道路なら自動運転は可能。気になる交通事故のリスクについても、海外の自動運転の実験では人間による運転より事故率が低い結果が出た。

 かつて飛行機で、自動操縦と人の操縦のどちらが信頼できるのかという議論があったが、現在ではほぼすべてが自動操縦で済むようになっている。いずれ、自動車も同じようになっていくだろう。こうしたなか、やがて人工知能(AI)が人類を超える日がやってくるのではないかと考える人たちがいる。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/121800490/

人工知能が人間を超える シンギュラリティの衝撃
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約30億年前「暗い太陽のパラドックス」を解明!2種類の細菌の温室効果ガス大量発生が原因

2018年01月07日 | サイエンスジャーナル

 暗い太陽のパラドックス

 地球が誕生した約46億年前から現在までの内、直近数千年の記録の残っている有史時代(歴史時代)以前を地質時代(Geological age)という。地質時代は大きくわけると、冥生代、始生代(太古代)、原生代、古生代、中生代、新生代の5つに分けられる。

 地質時代のひとつで40億年前から25億年前までの時代を始生代(太古代)という。太古代のなかでも、とくに30億年前頃の、大気中の酸素濃度が低く、気温が高かったと考えられている時代がある。

 この時代、太陽が現在より20~30%暗かったにもかかわらず、地球全体が凍結せず、海が存在していたという事実に対する地球科学上の矛盾がある。太古代の地球が現在と同じかそれ以上に温暖であったということがわかっていて、この問題を「暗い太陽のパラドックス」と呼ぶ。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 サイエンスポータル: http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171218_01.html

宇宙はなぜ「暗い」のか?
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地球温暖化シミュレーション:地質時代の炭素循環
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金井さん、ソユーズで宇宙ステーションへ!5カ月半滞在、医師としてのテーマ「健康長寿のヒントは宇宙にある」

2018年01月07日 | サイエンスジャーナル

 金井さん、ソユーズで宇宙ステーションへ 5カ月半滞在

 日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんら3人を乗せたロシアのソユーズ宇宙船が17日午後1時21分(日本時間午後4時21分)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。宇宙船は日本時間の19日午後,国際宇宙ステーション(ISS)に到着。金井さんは来年6月3日までの約5カ月半の間、ISSの日本実験棟「きぼう」に滞在する。この間、無重力環境が生物に与える影響を調べるマウスでの実験など、さまざまな科学実験を行う。

 金井さんは海上自衛隊の医師出身で、宇宙を飛行する日本人飛行士としては12人目。ISSでの長期滞在は7人目となる。 金井さんにはロシアと米国の2人の飛行士が同乗した。ソユーズ宇宙船は、米スペースシャトルが2011年に引退した後、ISSに人を運ぶ唯一の輸送手段となっている。

 金井宣茂宇宙飛行士たち3人が乗船したソユーズ宇宙船(53S/MS-07)は、19日(火)17時39分(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。その約2時間後、ISSとソユーズの間のハッチが開かれ、金井さんたちは無事ISSに到着し長期滞在を開始した。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 JAXA:  http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/kanai/news/53s_ingress.html

宇宙飛行士という仕事 - 選抜試験からミッションの全容まで (中公新書)
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2018年戊戌は「変化の年」!努力が報われるチャンス到来、勇気をもって変えていこう!

2018年01月06日 | サイエンスジャーナル

 天然記念物になった日本犬

 あけましておめでとうございます。晴天に恵まれた良き正月を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか?科学技術立国日本の発展のために、今年もトレンドになりそうな重要な科学情報を分かりやすく伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて今年は「犬年」。犬というと日本には天然記念物になっている犬があるのをご存じだろうか?それが、柴犬、秋田犬などの日本犬である。

 飼い主に忠実な日本犬は、古くから人気のある犬種で、多くの人に愛されて続けている。日本犬には実は種類があり、しかも天然記念物に指定されていることは、意外と知らない人も多い。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 吉方位・吉日のブログ: hotdoglab.jp/blog/2018-year-eto/

日本犬の誕生
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平成三十年 2018年 開運暦 戊戌
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世界初!割れてもすぐ直るガラス(高分子化合物)開発!生物と非生物をつなぐ鍵になるかも

2018年01月05日 | サイエンスジャーナル

 自己修復材料

 自己修復材料とはインテリジェント材料の一種。鉄鋼材料やコンクリート、高分子などの構造材料において、損傷部を保護・自己修復できる機能を有する材料。例えば、アルミナに炭化ケイ素の粒子を複合させておくと、セラミックスに亀裂が発生しても、炭化ケイ素の粒子が大気中の空気と反応して、表面にシリカが形成されて亀裂面間が接合し、亀裂が治癒されるという。

 生物であれば、自然治癒力があり、人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力・機能がある。トカゲの場合危機に際して、自分のしっぽを切り逃げることが知られているが、切れた尾はしばらくするとひとりでに再生する。

 有名な生物に「プラナリア」がある。プラナリアの再生能力はいちじるしく、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前部の切り口から頭部、後部の切り口から尾部が再生される。ただし、切断実験をする際は、1週間前から絶食させておかないと、切断時に体内の消化液で自身の体を溶かしてしまい、絶命する。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 マイナビニュース: https://news.mynavi.jp/article/20171218-558883/

最新の自己修復材料と実用例 《普及版》 (新材料・新素材)
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原子力に続き、新幹線の”安全神話”にも崩壊の危機?日本の科学技術に衰退の兆候、今一度発展を!

2018年01月04日 | サイエンスジャーナル

 危機に瀕している日本の科学技術

 日本の科学が危機に瀕している。科学の中核をなす物理学や分子生物学の日本におけるアクティビティが今世紀に入って低下し始めた。主因は担い手である研究者の減少による可能性が高い。

 「近年日本人は、ほぼ毎年ノーベル賞を受賞している。自然科学部門での数は21世紀に入ってから米国についで世界2位ではないか」といぶかしく思う読者もいるだろう。しかしごく少数の例外を除いて、その受賞は20年以上前の研究成果に基づくものだ。

 2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんも、受賞の会見で日本の基礎科学への研究費不足を挙げ、「日本の科学は空洞化する」と、危機感を表明していた。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 日本経済新聞社: https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25007810S7A221C1EA1000/

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サイエンスジャーナルが選ぶ2017年の10大科学ニュース 「3つのR」に素晴らしい成果

2018年01月03日 | サイエンスジャーナル

今年の10大科学ニュースと「3つのR」

 今年もいよいよ終わる。1年振り返ってたいしたことは思い出せなかったが、1月からニュースを読み返してみると「3つのR」に素晴らし成果を見た。

 今年は日本海側や北海道、東北は寒気が流れ込み大雪、ニューヨークも寒波に襲われているそうだが、年初も雪が多かった。鳥取県では33年ぶりの大雪を記録した。巨大台風が今年も日本を襲った。台風の影響で、北海道のジャガイモの収穫量が減り、ポテトチップが店頭から姿を消すこともあった。

 嬉しいニュースでは、上野動物園のパンダの赤ちゃんが誕生したことや、九州福岡県、宗像沖ノ島の世界遺産登録が決まったことなどがある。また、奄美群島が国立公園に指定された。

 日本の科学技術もすごい、プランク定数の精密測定に成功キログラムの新定義が可能になった。また、日本独自の量子コンピューターを完成させたのも凄かった。ロケットが何度も打ち上げに成功し「みちびき」や「しきさい」など多数の衛星を軌道に乗せた。民間でも小型ロケットの打ち上げに挑戦するなど、今年は「宇宙ビジネス」という言葉が広がった。一方、心配な面では新幹線の台車の亀裂事故があった。

 

 医療では、1滴の血液でがんの早期発見ができる、マイクロRNAを検出する技術が臨床試験段階に入った。今年のノーベル賞は残念ながら日本人からは選ばれなかったが、ガードナー国際賞に遠藤章教授(83)が選ばれた。遠藤氏は「コレステロール値を下げる薬」の開発につながった物質「スタチン」を発見した。「スタチン」利用者は世界で1億人以上にのぼる。私もその一人だ。

 国際的には日本は非常に厳しい状態である。核兵器禁止条約には、米国の核の傘下にいるため政府は署名しなかった。北朝鮮によるミサイルや水爆実験もあった。今は米国と北朝鮮が戦争になるかどうかが問題になっている。なぜ、日本は自分の国の問題なのに、米国や国連制裁決議に任せて、自ら行動しないのだろうか?

 冒頭の「3つのR」それは、ロケット・ロボット(AI)・量子コンピューターである。2017年の科学十大ニュースを選んでみた。

 

 第10位 燃料デブリをようやく発見 

 東日本大震災発生から7年目となって、ようやく東京電力福島第1原発事故の燃料デブリの場所が分かった。東電は7月、3号機の原子炉内にロボットを投入し、燃料デブリとみられる塊を初めて撮影した。政府と東電は調査結果を基に、1~3号機の燃料デブリの取り出し方法について、格納容器を水で満たさずに空気中で回収する「気中工法」を中心に検討する方針だ。

 原発再稼働も大きな節目を迎えた。原子力規制委員会は12月27日、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)について、新規制基準に適合しているとする審査書をまとめた。東電の原発が審査に合格したのは初めて。東電は事故の当事者で、賠償も終わっていないが、規制委は「原発運転の資格がある」と判断した。

 また、九州電力玄海3、4号機(佐賀県)が1月、関西電力大飯3、4号機(福井県)が5月に審査に合格し、合格したのは7原発14基になった。一方、老朽原発の廃炉も進んだ。関電は12月、19年に運転開始から40年を迎える大飯1、2号機(同)の廃炉を決定。東日本大震災後に廃炉が決まったのは福島原発を除いて計6原発8基となり、全国の原発は震災前の54基から40基に減る。

 一方で、今年のCOP23では日本は不名誉な「化石賞」をもらった。これは石炭による火力発電所を増やす計画があるからだ。我が国のエネルギー資源の自給率はわずか4%。エネルギー資源の極端に少ない我が国は、科学技術でエネルギーを造り出していくのが一番良い。原発の再稼働には賛成だ。

 

 第9位 EVシフトの衝撃・空飛ぶ自動車も登場 http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5421055.html

 これには驚いた人も多かった。フランスに続いて英国がガソリン車の販売禁止を打ち出した。欧州のEV(電気自動車)シフトが急速に進み始めた。中国も事実上のEVシフトを決め、米国でも電気自動車のテスラ社が躍進を続けており、EV化の流れはほぼ確実といわれている。水素をエネルギー源とするFCV(燃料電池車)を次世代エコカーの主力に据えているのは、事実上、日本だけとなったが、日本の水素戦略はどうなるのだろうか?

 英政府は7月26日、石油を燃料とするガソリン車とディーゼル車の販売を、2040年以降に禁止すると発表した。大気汚染が深刻化していることから、強制的にEVへのシフトを促する。経過措置として汚染のひどい地域へのディーゼル車の乗り入れを禁止するため地方政府向けに予算を拠出する。

 一方、空飛ぶ自動車がいよいよ実現する。日本では土地が狭いので公道を走ったり、空を飛んだりすることはまだまだ先になるのだが、欧米のモデルをみるとずいぶんスマートになった。そう思うようになったのはやはり、電気自動車や電気飛行機、そして自動運転技術が進化したからだ。ガソリンなどの化学燃料が主体だと、内燃機関や燃料自体の重さで重量が増してしまう。これが電気で動くとなると、モーターと電池だけで動くので軽くて済む。自動運転が進めば飛行機の免許も必要なく空を飛べるようになるかもしれない。

 

 第8位 ヒアリ日本上陸 http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5399454.html

 ヒアリは、大変攻撃的なアリで雑食系である為、もともとそこに居るアリや、昆虫類、時には小さい哺乳類までも集団で攻撃し食べてしまう事がある。そういった事により、従来の生体系に被害を及ぼす特定外来種に指定されている。「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っている。人間への影響が大きい生物だ。

 もともとアリはハチのなかまが羽を失ったもの。ヒアリには、猛毒性があり刺されると「火傷をしたときのような痛み」がある。ヒアリの特性上、何度も刺すため、1度に何匹ものアリに刺されると最悪の場合、アレルギー反応が起き、呼吸困難・死に至る可能性もある。アメリカでは、年間約100人もの死者を出すとされる。

 ヒアリは、もともと南米中部に生息するアリだが、今年6月、強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が神戸市の神戸港(ポートアイランド)のコンテナヤードで見つかった。約100匹がアスファルト舗装の亀裂部分にいた。ヒアリは5月にも兵庫県尼崎市で、中国からの貨物船で運ばれたコンテナ内部から国内初確認されており、環境省などが全国でヒアリの侵入がないか調べている。

 

 第7位 上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃん誕生! http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5398469.html

 上野動物園(東京・台東)の雌のジャイアントパンダ「シンシン」(11歳)が12日正午前、赤ちゃんを出産した。都への取材で分かった。生まれたのは1頭で性別はメス。シンシンの出産は2012年以来で、上野でのパンダ誕生は5例目になる。

 シンシンは2月末、雄の「リーリー」(11歳)と交尾。5月16日ごろから、主食の竹を食べる量が減るなど妊娠の兆候がみられた。19日ごろから4カ所の乳頭が目立つようになり、妊娠した際に分泌される尿中のホルモン代謝物の値が上昇傾向を示した。妊娠の兆候が強まったとして、25日から公開が中止されていた。

 ジャイアントパンダの赤ちゃんは「シャンシャン(香香)」と名付けられ、12月19日から一般公開されている。初日、2時間半の限定された観覧時間で、1397人の人が訪れた。1~2時間起きていて、3~4時間ほど寝るというのがシャンシャンのサイクルだそうで、朝から木登りをしたり、シンシンのおっぱいを飲んだりと、元気でかわいらしい姿を見せてくれたシャンシャンを、観覧者たちは写真に撮るなどして楽しんでいた。

 

 第6位 自然災害の脅威、最悪の事態を想定し、想定外をなくせ! http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5476028.html

 東日本大震災の後、南海地震・東南海地震・東海地震という3つの地震が連動して起きるとされているが、過去の事例を紐解くと、それらの3連動地震の前には必ず日向灘で地震が発生しているので注目されている。だが、日本列島は地震の巣窟だった、まだまだ危険な場所がある。

 琉球海溝で発生する地震と、千島海溝で発生する海溝型地震だ。石垣島では600年おきに4回の大津波が起きていたことが陸地の地層を調べることで判明した。また12月19日に発表された、政府の地震調査委員会の発表では、北海道の千島海溝沿いでも東日本大震災のような「超巨大地震」が起きる恐れがあり「発生が切迫している可能性が高い」という。

 それだけではない「世界で最も危険な火山」の第1位は日本の硫黄島だという。また第4位には阿蘇山が入っている。第6位にはインドネシアで噴火したアグン山が入っている。どの火山も破局噴火になれば、全地球規模で「火山の冬」や「大津波」の発生が予想されており、大変な災害になりそうだ。

 

 第5位 新幹線事故あわや大惨事!日本の科学技術を再興しよう! http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5481216.html

 日本の科学が危機に瀕している。2015年ノーベル物理学賞を受賞した、梶田 隆章さんも言っている「日本は、少なくとも科学技術立国には向かっていない。日本はどんな国を目指すのか。もし科学技術でないなら、政府は何かを示してほしい」

 かつて「科学立国」「技術立国」と呼ばれ、世界をリードしてきた日本は、その存在感を急速に失いつつある。なかでも今世紀に入ってから、日本のお家芸だった半導体や携帯電話をはじめとするエレクトロニクス産業の国際競争力は急落し、その生産額は最盛期の2000年から半減し世紀のサイエンス型産業の頂点に位置する医薬品産業も、日本は2000年初頭に国際競争から脱落してしまった。

 安全神話という言葉も最近目にするようになった。安全神話とは絶対安全だという信頼感。言外に根拠のない思い込み、錯覚にすぎないという含みがある。安全性が保たれている時はこの言葉は使用されず、崩れた時に使用される。

 それが使用されたのが、2011年3月に起きた東京電力(東電)福島第一原子力発電所の事故であった。想定を超えた地震と津波があったとはいえ、放射線が漏れてしまった以上、安全性は崩壊してしまった。次に予定されていた、核燃料リサイクルや高速増殖炉の計画などすべてに影響を与えたしまった。せっかくの原子力の科学技術も、この国では風前の灯である。

 もう一つ、安全神話という言葉で話題になったのが、新幹線の事故だった。JR西日本が車両を所有・管理する12月11日運行の博多発東京行きのぞみ34号の台車で亀裂が見つかり、運輸安全委員会が新幹線で初の重大インシデント(重大な事故につながる恐れのあった事例)と認定した。

 これは本当に危なかった。乗客は約1000人いたそうだから、脱線したら大惨事になるところだった。新幹線までダメになってしまっては、この国の信用はがた落ちだ。科学技術立国として発展してきた日本が衰退していくのをこの目で見たくはない。今一度、国全体で立て直す時期が来ているのではないのだろうか?

 

 第4位 宇宙ビジネスへ官民共同で取り組もう! http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5401913.html

 これに対して、宇宙産業は華々しかった。日本人としては12人目の宇宙飛行士となった金井宣茂さん(41)。来年6月まで国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、実験などのミッションに取り組む。医師の金井さんは無重力が人体に与える影響などを調べる予定で、宇宙医学への貢献が期待される。

 そのISSを巡っては、2025年以降の運用方針が決まっていない。政府は12月、国際的な有人月探査計画への参加について検討することを表明したものの、ISSも含めた長期的な宇宙戦略は固まっていない。

 民間の宇宙ビジネスの進展もあった。北海道の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」が7月、民間単独では国内初となる宇宙空間到達を目指して小型ロケットを打ち上げた。目標は達成できなかったが、来春にも再挑戦する計画だ。また、民間による月面無人探査プロジェクトも進行中だ。日本の技術を結集した月面車を製作し、月面を縦横無尽に走らせる、そんな夢に向かって取り組んでいる「HAKUTO」というグループもある。

 衛星ビジネスの可能性が広がった年でもあった。測位衛星「みちびき」3基が打ち上げられ、来年度からの「日本版GPS(全地球測位システム)」への態勢が前進した。「しきさい」「つばめ」などの人工衛星打ち上げにも成功している。

 

第3位 「チバニアン」日本の世界的財産がまた一つ http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5466146.html

 千葉県市原市にある「崖」が脚光を浴びた。11月に開かれた国際学会の1次審査で、この地層が77万~12万6000年前(中期更新世)を代表する地層に選ばれ、中期更新世が「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」)と命名される可能性が高まった。

 地球の磁場を示すN極とS極は過去何度も逆転しており、その最後は77万年前とされる。茨城大などのチームは地層の鉱物や花粉などを分析した結果、77万年前の逆転の痕跡が見つかったとして、国際学会に命名を申請した。

 中期更新世は、最後の逆転を「境界」にすることが決まっており、イタリアも別の名称を申請していたが、1次審査は日本に軍配が上がった。ノーベル賞(自然科学)では日本の4年連続受賞はならなかったが、日本の科学技術が光った1年でもあった。

「名前がついていない時代は少ない。名前を決められるのは今回がほぼ最後のチャンスだ」。チームの岡田誠・茨城大教授は語る。最終決定にはまだ3回の審査が残っており、チームはより精密な分析結果の積み上げを目指す。

第2位 ロボット+AI(人工知能)で新時代の産業をリードせよ! http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5484166.html

 人工知能(AI)が注目されている。最近では「AI」が目に見えない系外惑星を発見した。やがて第2の地球も判断できるかもしれない

 ものづくりではアジア勢に、ITの世界ではアメリカの巨人たちに押され、かつての勢いを取り戻せないでいる日本の産業界だが、複合技術ならば、千載一遇のチャンスが巡ってきている。

 それは「ロボット」と「AI」である。日本政府は2015年1月に「ロボット新戦略」を正式決定している。すでに産業用ロボットの出荷額でも稼働台数でも世界一を達成した日本。その意味では、日本は「ロボット大国」と言っても過言ではない。

 形としての目に見えるロボットではなく「AI」と複合した技術が少しずつ浸透している。例えば自動運転技術などもそうだろう、複雑な周辺環境をAIが判断し、電気自動車(EV)がAIの指示で動くロボットになっている。東京オリンピック・パラリンピックを控え、多言語対応のできるロボット運転手の自動運転タクシーが間もなく登場する予定だ。

 もはや私達の生活から切り離せない存在となっている「コンビニエンスストア」。そんなコンビニ大手5社が、深刻化している人手不足の解消や流通業の効率化を図るため、揃って「ある革新的なシステム」を導入すると発表。

 2025年までに全コンビニに「無人レジ」導入 セブンイレブン・ジャパンやファミリーマートなどの大手コンビニエンスストア5社は、消費者が自分で会計をする「セルフレジ」を2025年までに国内の全店舗に導入すると公表した。今回導入されるシステムは、カゴや袋に商品を入れたまま、専用の機械が組み込まれた台に置くだけで会計が可能だ。

 これは、経済産業省と共同で発表する「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」に明記されるもので、2025年までに、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズで取り扱う全ての商品(計1000億個)に専用のICタグが貼り付けられる。管理するのはもちろん「AI」だ。

 「AI」の発達に伴って、ロボットの活躍の場が広がり、新たな市場が生まれようとしている。この新たなロボット市場を足がかりに、日本企業の“逆襲”が始まろうとしている。

第1位 量子コンピューター国内で誕生!  http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5471302.html

 今年2017年秋9月22日、東京大学の古澤明教授と武田俊太郎助教授は、大規模な汎用量子コンピュータを実現する方法として、1つの量子テレポーテーション回路を無制限に繰り返し利用するループ構造の光回路を用いる方式の発表をした。

 これまで量子コンピュータの大規模化には多くの技術課題があったが、発明した方式は、量子計算の基本単位である量子テレポーテーション回路を1つしか使用しない最小規模の回路構成であり、「究極の大規模量子コンピュータ実現法」だという。

 11月20日、この方式を使った「量子コンピューター」の初の国産機の開発に成功したと国立情報学研究所やNTTなどのチームが発表した。複雑な組み合わせを解く問題でスーパーコンピューターの100倍のスピードを発揮したという。世界中の研究者が利用できるようインターネット上で無料公開するという。

 実現するのは100年後といわれていた「量子コンピューター」それがわが日本で、できたことは素晴らしい成果だと思う。量子コンピューターは、カナダのベンチャー企業が6年前、世界で初めて販売を始め、グーグルやIBM、マイクロソフトなどの大手IT企業も開発を進めるなど世界中でしれつな競争が展開されている。

2018年未来への展望「この世界の片隅の日本」 

 先日「この世界の片隅に」というアニメ映画を見る機会があった。戦時中、海軍基地のあった呉市に住む一般家庭の日常を描いたものだが、あの場所の空襲も凄かった。もう戦争は嫌だという気分になった。

 日本は先の太平洋戦争で、欧米の植民地政策に対して「八紘一宇」を掲げ、日本の正義を世界に広げる理想をもって戦ったが、完膚なきまでに叩きのめされた。明治維新以降の富国強兵政策で国を発展成長させてきたのはよかったと思うが、結局、何が足りなかったかというと、日本は全体主義であり、米国の自由主義に勝てなかったのである。

 米国はたしかに人種差別の残る完ぺきとは言えない国だが、自由度ははるかに高い国だ。そんな国でも、真珠湾攻撃を見て、打倒日本のもとに愛国心を燃やした。ふだん自由な国が愛国心のもとに一つの全体主義になると強かった。その結果は見ての通り、もはや受け入れるしかない。彼らを1つにしたのは宗教ではなかったのだ。

 日本人は世界に対して日本の正義を述べる権利を失くしてしまった。だからこれだけ国防に対して、意識が低く、GHQが決めた日本国憲法の第9条を未だに変えることができない。とにかく、あの悲惨な戦争は二度としたくはないからだ。たとえ北朝鮮や中国の言いなりになってもかまわないという国民の姿勢なのだ。もし、お隣の国に問題があるのなら、どうぞ自由主義を掲げる米国が好きになさればよいということなのだろう。

 日本は敗戦の結果、米国をまねた議会制民主主義が始まった。それはたかだか70年程度の歴史しかない。経済的には発展したが、米国の支援があったからであって、日本独自の努力で成功したとは思っていない。敗戦国日本はとても世界に対し、理想などを言える立場にはない。そもそも国連は敗戦国に対して連合国側がつくった組織であり、日本は常任理事国にもなれない。

 では、個人で正論を言えばいいではないかという意見もあるだろうが、日本人の全体主義的本質は変わっていない。しかし、戦後日本で発達した全体主義は、マルクスの社会主義思想を背景にした「組合」を中心にした全体主義であった。とても、個人の自由な意見を言える雰囲気はない。つまり、日本は、中国や北朝鮮側に近い国なのである。

 米国は愛国心はあるが、個人を尊重するあまり銃を自由に持てる国だ。銃乱射によるテロの危険がいつもある。宗教も昔ほどキリスト教の教会に熱心な信者も少ないという。その理由は明快、教えが現代に合わないからだ。愛国心がなければもはやバラバラになりそうな国だ。

 日本を、もっと個人の自由な発想を大切にし、世界の古くて間違った宗教観を正し、正しい宗教と愛国心のもとに一つになり、科学技術で国を発展させたい。そう思う多くの仲間の一人として、この世界の片隅から、堂々と意見の言える国にすることを誓いながら今年の筆をおくことにしたい。

参考 サイエンスジャーナル: sciencejournal.livedoor.biz/

俯瞰図から見える日本型“AI(人工知能)
クリエーター情報なし
日刊工業新聞社
AI・ロボット・生命・宇宙… 科学技術のフロントランナーがいま挑戦していること
クリエーター情報なし
秀和システム

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