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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

この人民にしてこの政治

2008-12-18 13:55:54 | 考えたこと
学問のすゝめ (講談社学術文庫)
福沢 諭吉,伊藤 正雄
講談社

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 いまに始まったことではありませんが、政治がシャンとしませんね。

 早いとこ本格的に景気対策をして欲しいものです。その経済効果のほどはともかく、定額給付金はいったいどこいっちゃったんでしょう?

 太平洋を渡ったかの国では、「新しい時代」を象徴するような若きリーダーが選出されました。

 40代にしてあの品格・風格、知的な発言、堂々とした演説。

 「ウチの総理大臣が並んだら相当見劣りするよなぁ~イヤだなぁ~なんで日本にはまともな政治家がいないんだぁ~?」と悲憤慷慨することしきり…

 …だったのですが、言ってくれてました、福澤先生。もう100年以上も前に。


―― 愚民の上に苛き政府ありとはこの事なり。こは政府の苛きにあらず、愚民の自から招く災なり。愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。我日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。――


 私たち人民の側でもう少しカシコくならなければ、政治家がカシコくなる訳がありませんね。

 もっとはっきり言いましょう。

 人民がバカだから政治家もバカなのです。

 福澤先生、恐れ入りました。