laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

すべて、春馬のおかげ

2020-10-19 | passe-temps divers

春馬の(相変わらずすべての日常行動のベースは春馬らしい)過去映像見たさに今度はスカパーに加入。加入してないチャンネル以外も二週間は見放題。ってことでぼーっとどこかのチャンネルヲ見てたらすごいものが目に入り瞬間目が釘付けに。

お染の七役。なんと勘九郎(勘ちゃんパパ)と小山三のコンビ。これだけで大興奮のところ。見てるうちにこれは影武者のほうで、本役を演じてるのはジャッキー(先代)さんと誰か(たぶん後で出てくる入川さん?)だということがわかる。

そしてそして・・・なななんと。本舞台の真っ最中に小山三さんが(役名忘れたのでごめん)、テグスかなにかでくびり殺されるというはちゃめちゃな展開。もうここらへんから画面に釘付けでしたw

急いでチェックしてみたらこれ、いわゆる二時間サスペンスで、先代勘三郎が歌舞伎役者兼名探偵の中村雅楽を演じていたシリーズものの一作だった。戸板康二か何かよね、原作。歌舞伎見始めたころにいくつか読んだ記憶が

で、物語の展開としてはまあありがちな野心と愛情の渦巻いたお話で、どうってこともなかったのですが。

勘九郎(パパ)が犯人と疑われて苦悩して、それを守ろうとする古手川祐子ちゃんが可愛い可愛い。パパ、きっと恋しちゃったのではなかろうか。

そして、第一の犯人(正確には黒幕。実際には小山三さんが実行犯でカンクパパを殺す予定が、やらかしちゃったんだけど)コンビがこのお二人。ワタクシ右側の人、ずっと(澤村)藤十郎さまだと思い込んでまして。それも前半の大興奮の大きな部分だったのですが。白塗り取ったらこの方↓(入川保則さん)で、ちょっとガッカリしました。だから道行きの場面でほとんど久松が映らなかったのだわ。ちなみに左側のかた↑は、積み木くずしてたおじさんですね。名前忘れた。左の方↑はかの淡島千景さま。まあ名優だらけで豪華なこと。こちらが二番目の殺人の犯人さん。カンクパパの生みの母という設定。

豪華といえばじじんちゃま探偵の助手?役が早乙女愛ちゃん。この人今どうしてるんだろう?

というわけで愛憎劇が終わり、じじんちゃまがパパの後見として「後は任せろ」みたいなことでちゃんちゃん!

最初の興奮は尻すぼみだったのですが。それにしても、久々に歌舞伎関連で興奮したわ。こういう手があったとは!

お染の七役以外に妹背山御殿(お三輪ちゃんがジャッキーさん、橘姫がカンクパパ)も見られたし、旧歌舞伎座内部のあちこちが映っていて、出来れば動画で録って保存したいくらい。中でも今はもう亡き理髪店が重要な舞台になってるのなんて、けっこう史料としても貴重な気がします。

てなこといいながら、次の作品(三つか四つのシリーズを一挙放送だったのね)ではじじんちゃまが六段目百姓なんとか兵衛(おかるのお父ちゃん。稲叢の前で勘平に殺されちゃう)をやるというチン場面をが見られるってんで張り切って見始めたんだけど肝心な場面が始まる前にうたた寝(熟睡かも)してしまったという・・・

しかし、春馬のことを調べてるうちに、音楽演劇歴史政治思想w、いろいろな知らなかった事への知識が増えてますなあ。
春馬、ありがとうね。と、結局春馬で締めるのであった。

でも春馬のことはこのブログではほとんど書かないのであった。ふふん。

 

追記

ジャッキーさまといえばこのドラマではこんな感じ

でしたが、これまた数日前無料期間の衛星劇場でン十年前の白黒映画をやってて、二枚目?役の(当時)大谷友右衛門さんが。大川橋蔵か長谷川一夫か(実はどちらもよく知らない)と思いましたよ。ってことでおまけ。