めちゃ口汚いですが、正直中村屋の巡業ってそれ↑にしか見えない。
とくに目新しいことやるわけでもない。ほぼ舞踊のみなので書き割り一つでできる。
なんといってもすべての公演時間の半分がトークってw
あんたらのアホ話にそんな価値があるのか。それなら素踊り手踊りなんてもいいから舞台に立ってずっと動いてて欲しい。
いや、たぶんトークよりそっちがいいというワタクシのほうが少数派なのはわかっています。みなさんトークがいちばん盛り上がってたしw
トーク
もはや芸談などとわざとらしいタイトルつけてないだけいっそ清々しい。
大田区の会場ではそこまでミーハーな内容はなかった(七之助の恋ハナとかw。もう40だからガチ恋層は逃げたともいう)
基本個人としてのなみのまさゆき氏にはほぼ興味ゼロなのでぼーっと聞いてたから記憶は霧の彼方(本日は14日。観劇から1週間以上経ってる、と言い訳)。
ほぼ唯一覚えてるのは一本刀土俵入りの代役話。前日に突然だったけど、芝居そのものは身体に入ってるので、なんと一度も台本は開かなかったそうだ。短期記憶じゃないから年取っても大丈夫なのかな。ってことは初役は若いうちにやっておかないとこれから大変になる・・・
道具まわりが高麗屋(というより播磨屋?)と中村屋ではだいぶ違うので直前、あるいはぶっつけ本番で道具を確認しながら芝居しなければならなかったのがいちばん大変だったそう。
中村屋型だと芋しか食べてないのが、高麗屋(播磨屋?)は餅も食う。播磨屋(高麗屋?入れ替えてみたw)のほうが食いしん坊なのかなw
女伊達
このブログで何回か書いているのだけれど
「もし私が日舞をやっていて、大金持ちだったら」発表会で男伊達に勘ちゃんと段ちゃんを従えて踊る!ことに決定してる演目でありますw
そもそものきっかけはこれね。素人でも金さえ払えば・・・の世界w
ちょっとだけ予算が足りない場合、京ジャニの二人でもいいかなあw段勘男伊達だと見ほれちゃって女伊達腰砕けなんてことになりかねないw
…でこのお役はワタクシにとってはワタクシ以外w芝翫さましか認めない!のですけれど。
なんとまた小童鶴松が挑むとな。・・・
粋さ仇さなどは一切感じられなかったが、まあ若くて綺麗でそこそこ踊れるから噴飯というわけでもなかった。
男伊達は中村屋弟子の中ではいちばん好きな仲助くん(踊りは駄目)と中村屋弟子中おそらくいちばん踊れる仲侍くん。まあこの座組の中ならここで満足するしかあるまいw
外題忘れた浦島物語みたいなヤツ
くっだらない舞踊劇。
いてうのタコだけがちょっと面白かったけどもっと吹っ切って笑わせに掛かって欲しかった。エンヤさんなら場内爆笑間違いなしの美味しい役なのに!
まあ勘ちゃんの手先の美しさがあればワタクシ的には元はとってるんですが。
最後の浦島の爺踊りで場内ドッカンドッカン。
おぬしら、勘ちゃん爺になったらどんだけ可愛いか思い知ったか!
と、全般に攻撃的というかやぶにらみで見てしまいましたが。
とりあえず昼夜観劇。そのうえカレンダーも買ったのでそれなりに中村屋の集金作業には貢献したからな!
蛇足というか嫌味ついで。左が九月に見に行った成駒家さんの巡業@板橋。右が中村屋巡業@大田。
歌舞伎巡業としての質はどっちかというとがんじろはんたちの方が・・・と思ったけど(個人的には勘ちゃんいれば満足なので主観基準ではないです)この入りの違い。ま、集客=集金は良く出来てるみたいなので良かったです。
勘ちゃんには集金とか考えないで純粋に古典歌舞伎を追究してほしいけれど。。ま、ヒトはそれぞれの立場で為すべきことがあるからね。しゃーない。