ご招待いただいて久しぶりにバレエ。久しぶりの文化会館。
この小屋やっぱり好きだわ。変にモダンな建て替えとかしないでほしい。
眠れる森の美女
キエフバレエの引っ越し公演だと思っていたらなんと姫と王子は日本人のキャスティング。
こちらの世界に無知なので王女さまの方は存じ上げませんでした。王子様は名前だけ聞いたことある。
というくらいの人間の言うことなんで勘に触っても寛容のお心でお見逃しを。
王女様=長澤美絵さんはどうももともとキエフの所属の方らしい。だから日本ではそんなに有名じゃないのかな。
王子様=二山治雄くんは聞いたことあると思ったら数年前のローザンヌコンクールの優勝者。ジャンプ力とか回転力とか凄い。
だけどねぇ・・・スラブ系の白色人種に囲まれての、どう見ても日本人としても小柄じゃないの?と思える二人が王子王女ってのは、もはやテクニック云々とかどうでもいいほどの違和感で(タイトル通り)。見てくれよりテクニック!派を自認するワタクシですら、ちょっとこれは、と思ってしまった。いっそ子どものままで愛し合う二人?と発想転換してようやく平常心で見られた。
この二人を無理矢理主役に据えて公開処刑?するくらいなら赤ずきんちゃんとオオカミとか、猫ちゃんコンビとかで、飛んだり跳ねたり愛らしかったりで拍手喝采もらったほうがよかったのに、と正直思いました。特に二山くんはかなりのテクニシャンだとお見受けしただけに。
悪の精?黒の魔女?なんかわからないけどその人がものすごかった。そこまで大きくないのに凄く大きく見えて。まったく知らない人、かつ配役表なくしたので、誰だかわからないのだけれどカテコでものすごい拍手だったので有名な人?それともあの拍手は純粋にパフォーマンスに対するもの?だったら日本人のオーディエンスも成熟したなあ、などと。
ワタクシなんざまでご招待があるくらいだから、相当ガラガラ?と思ってたらまあ二階まではかなり埋まってた。何割がご招待かはしりませんがw
オケもなし。舞台装置も最低限のエコバレエで、実際に券もお安かったみたい。ダンサーたちのレベルはそんなに低いとは思わなかったので(特に悪の精の人と、猫ちゃんコンビ)こういう間口を広げる興行はとてもいいと思いました。
そして二山くんのコンテンポラリーとか見て見たいなあと思いました。