ビジネス文書検定 2*丁寧な文字

2018-03-22 | ビジネス文書検定
 「ビジネス文書検定」 には、3級から1級まであります。

もちろん求められるレベルは異なりますが、いずれの級にも共通していて、

なおかつ各級の 「審査基準」 の最初に記載されているのが、

「文字を、丁寧に、正しく、読みやすく、整えて書くことができる」

公私共にタイピングすることが、ペンで書くより多くの時間を費やす昨今、

真っ白な解答用紙を制限時間内に書き埋める作業はなかなかハードでした

何しろ下書きをしたり、全体を書き直したりする時間など全く無いのですから。

そんな状況でも丁寧さを心掛けるには、日頃から 「書く」 ことに慣れている必要があります。


 さて、「ビジネス文書検定」 を受験する予定がない方にとっても、

文字を丁寧に正しく読みやすく整えて書くことは、やはり必要であると思います。

職場では電話などの伝言メモや引き継ぎノートを書く機会も多いでしょうし、

会議中や接客中の上司に、急用を知らせるメモを渡すことがあるかも知れません。

急いでいる時こそ、読みやすい文字、そして分かりやすい文で相手に伝えたいものです。


 私は 「お箸の持ち方」 について講義を行なう際、

「上に来るお箸は鉛筆のように持ちましょう」 と言うのですが、

その 「鉛筆」 の持ち方がおかしいために、本題の 「お箸」 に進まないことも

よく見かけるのは、 親指が人差し指よりも上に出ているケース

鉛筆が正しく持てないと正しい文字が書けない・・・とは申しませんし、

爪を長く伸ばした指では、本来の持ち方が難しいのかも知れませんが、

お箸や鉛筆を持つという所作ひとつにも、その方の品性が感じられるものです。

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 「秘書検定」 のカテゴリーは、受験をお考えの方々がご覧くださっていますが、

「ビジネス文書検定」 では、皆様に気楽にお読みいただければと願っております。


     
     羽田空港で (こちらの撮影コーナーは既に終了しています)


     
     空港では、お土産用のお菓子の他に、その場でいただける甘味もあります


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ビジネス文書検定 1*はじめに

2018-03-17 | ビジネス文書検定
 何かと気忙しい年度の変わり目をお過ごしのことと思います。

4月から新しい環境で生活をスタートされる方もいらっしゃるでしょうし、

職場に新人さんを迎えるため、準備を整えている方もおいででしょう。


 新年度といえば、特に新人さんは提出する書類が多いものです。

昔に比べて手書きの書類が減ったとはいえ、自分の文字や文章を披露したり、

見慣れぬ文字で書かれた提出書類を目にする機会が多いこの時期。

表情や身だしなみ、言葉遣いや態度が、初対面の相手に与える 「第一印象」 なら、

その人の書く文字や文章は、「お箸の使い方」 と同様 「第二印象」 と私は考えます。


 私が取得した 「ビジネス文書検定」 は、「秘書検定」 の姉妹検定で、

ビジネス文書の一定の型や特有の言い回しを会得し、使いこなすことにより、

社会人としての 「たしなみ」 を身につけることを目的としています。

「稟議」 や 「議事録」 などの社内文書、「回答」 や 「催促」 などの社外文書、

そして社長交代における 「新旧社長の挨拶文」 のような格式ある社交文書(縦書き)を、
罫線の無い白紙の解答用紙に、ひたすら鉛筆を走らせて書き綴る試験です

「いまどき手書きで作成する企業なんて・・・」 という声が聞こえてきそうですが、

容易に、そしてスピーディーに入力・変換できる時代だからこそ、あまり考えずに、

最初に変換された漢字を使ってしまい、誤字に気づかないなんてこともあるのでは?


 【1級の問題】 (ビジネス文書検定 HP より)

 問題:各文のカタカナを漢字で書きなさい。(解答は下に↓)

  カンシンを買う  カンシンを抱く  いたくカンシンする  カンシンに堪えない

私など、日頃いかにスマホ頼みだったかと思い知らされました


 ビジネス文書を学んで初めて知った事や、改めて考えた事などをお伝えして参りますので、

どうぞよろしくお付き合いくださいませ


 【問題の解答】

歓心を買う  関心を抱く  いたく感心する  寒心に堪えない



     おかげさまで秘書にゃんこは元気です

     
     下鴨茶寮(銀座 東急プラザ)

     
     『料亭の贅沢椀と出汁巻きセット』


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秘書にゃんこ*雛まつり 横浜山手西洋館

2018-03-02 | 建築が好き
 春の日差しに誘われて、秘書にゃんこは横浜に出かけました。

買い物客で賑わう元町ショッピングストリートを通り抜け、

外国人墓地へと続く坂道を上ったら、そこは異国情緒あふれる佇まい。

眼下に広がる横浜の港、手が届きそうなマリンタワー、その先にはみなとみらい。

バラの季節ともなれば愛好家が集い、この界隈が香りと笑顔に包まれますが、

今回は山手に建ち並ぶ洋館で開催中の 「お雛さま」 の飾り付けを見て参りました。


     べーリック・ホール (昭和5年(1930年)アメリカ人建築家 J.H.モーガン 設計)  
     
     見えにくいでしょうが、煙突にも瓦が施されています

         
     
     べーリックホール 「雛浪漫」 は 3月7日(水)まで開催


     
     川に見立てた鏡の上をたゆたう、可愛らしい流し雛たち


     エリスマン邸(大正末期 チェコ人建築家 アントニン・レーモンド 設計)
       
     裏手の森に面している所は、昔は厨房、今は喫茶室。
     名物 「生プリン」 の美味しいこと


     
     エリスマン邸 「Hina Dolls」 は 3月4日(日)まで開催


     
     椅子やテーブルなどの家具もレーモンドの設計
     師匠である F.L.ライトの影響が随所に感じられます。


     
     お行儀よく座る女の子たちの姿が目に浮かぶようです


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