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東博 から 京博 へ

2025-03-22 | 美術館 博物館

東京国立博物館を訪れた翌週、京都国立博物館に参りました

今回の旅のテーマは『ひなまつり』そして『ヴォーリズ建築』

東京はあんなに暖かかったのに、まるで季節が逆戻りしたような京都の寒さ。

週間天気予報を見て覚悟はしていたのですが、 の手放せない5泊6日の旅でした。

 

京都駅に着くなり、バスに乗って京博へ

 

京都国立博物館

 

ご存知の方もおいででしょうが、道路を隔てた向かい側が三十三間堂なんです。

三十三間堂といえば、縁起の良い「三」が並ぶ3月3日に雛祭りの行事でにぎわいます。

この日は3月2日。

逆に3月3日は月曜日で京博が休館となるため、二度に分けることにしました。

 

 

『雛まつりと人形』(明日3月23日まで開催)

 

関西地方では古来の儀式にならい、向かって右が雄雛で、雌雛は左。

関東では、昭和天皇即位の礼において天皇陛下が皇后陛下の右にお立ちあそばしたことから、

このポスターとは左右逆に飾るのが一般的なようです。

見事な段飾りを鑑賞しながら、お雛様は高い所が苦手ではないのかしらと余計なことを思い、

一方、御所をイメージした御殿飾りは低い位置にお雛様や調度品が並ぶため、

まるでドールハウスのように可愛らしく、しばし足を止めて見入りました。

 

 

京博から鴨川沿いに北上し、本で読んで訪れようと思っていた祇園のお店でお昼。

 

京都名物 壱錢洋食

なんかイメージが違いましたが、せっかくなので入店。

 

 

ソースをかければ「洋食」と言われていた時代に、壱錢で食べられた庶民の洋食。

ちなみに相席?のマネキン人形は「北川景子」という名札をつけていました

なんとも言えない居心地で、急いで食べて早々に退散

 

鴨川を渡ったところ、高瀬川沿いにある「喫茶ソワレ」でひと休み。

 

喫茶ソワレ(昭和23年)

毎年、日本橋三越本店にイートインコーナーが出店しますが、やはり本店。

 

 

店内は青色の照明

青い光は、女性を美しく、男性を若々しく見せる効果があるとか

写真ではブルーに見えますが、販売50周年を迎えた色とりどりのゼリーポンチ

 

外に出ましたら、やはり雨

市役所近くのホテルまで歩いて、この日の歩数は約20000歩

明日に備えて早めに休みます

 

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喫茶ソワレの外観 に、

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『ゴールデンカムイ』と『東博 アイヌと琉球』

2025-03-17 | 美術館 博物館

本が好きで、それはもう趣味というより生活の一部ですが、実は漫画も大好きです

少し前に話題になった『ゴールデンカムイ』全31巻を読みました。

金塊を巡る壮大なバトルの舞台は、日露戦争後の北海道と樺太。

史実と、土方歳三が生き延びていたなどのファンタジーを織り交ぜた作品の中で、

私が特に惹かれたのは、アイヌの人々の民族文化。

北海道で育ちながら、社会科の授業で教わった程度の知識しかありませんでしたが、

アイヌの文化や風習が丁寧に、そしてリアルに表現されているという評判通り、

自然と共生する逞しさや受け継がれる知恵を、興味深く読み進めました。

 

漫画のアイヌ語監修者による考察本も読了。

表紙の絵は主要登場人物であるアイヌの少女 アシパ ちゃん。

(「リ」が小文字なのはアイヌ語の発音に近づけるため)

 

東京国立博物館で『アイヌと琉球』が開催されていると聞いて、行ってまいりました

 

上野公園の西郷さんと愛犬ツンの像

ツンの顔の前、遠方にスカイツリーがご覧になれますでしょうか。

 

 

ぽかぽか陽気のなか上野公園を歩いていますと、博物館が見えてきました。

 

 

東京国立博物館 本館(日本ギャラリー)

創立150余年 収蔵品約12万件 展示館6館

 

アイヌといえば北海道独自の民族と思い込んでいましたが、

北はサハリン・千島から、南は東北地方の北部まで。

ひとくちにアイヌ語といっても、どれが標準語か方言か分からないほど種類があり、

文字を有しません。

会場には、アイヌの人々が日々の暮らしの中で用いてきた生活用具や衣服、

武具や祭祀具などが数多く展示されていました。

北海道と樺太で形状や彫りの異なるマキリ(小刀)から、分布の広さを感じました。

 

上野から新大久保に移動しました

 

第一次韓流ブームの頃に比べ、世代が二つくらい若返ったようです。

 

 

新大久保駅の近くにある、都内で唯一のアイヌ料理店

ちょうどお昼時でしたし、珍しいお料理をいただくつもりでいたのですが、

外食や旅行をひとりで出来る私も、居酒屋などお酒を提供するお店は入りにくく、

そのまま新宿方面に向かうことにしました

 

 

新大久保と新宿歌舞伎町の中間にある「新宿区立 大久保公園」

 

 

東日本大震災の後、友人に誘われて、この公園でボランティア活動を行いました。

新大久保で飲食店を営む方々と共に、ここにテントを張り韓国料理の屋台を設え、

私は「チャングム」の世界を思い出させる「宮廷料理とお菓子」の売り子を担当。

当時 に勤めていた私は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を

新鮮に感じながら声を張り、日本や韓国のお客様に応対したものです。

 

歌舞伎町を通り抜けますと、新宿駅東口。

 

この翌々日、新宿アルタは45年間の歴史に幕を下ろしました。

昔、「笑っていいとも!」を観覧しに、友人と来たことを思い出しました。

左のビルでは、三毛猫さんがいつものように戯れていますよ。

 

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東博前の桜 に、

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平安文学、いとをかし * 静嘉堂文庫美術館

2024-12-22 | 美術館 博物館

今年は大河ドラマ『光る君へ』が始まると同時に、源氏物語や紫式部に夢中になりました。

その締めくくりに相応しく、国宝はじめ貴重な品を展示中の「静嘉堂文庫美術館」へ。

 

「静嘉堂文庫美術館」は「明治生命館」の1階にあります(昭和9年竣工 重要文化財) 

 

 

『平安文学、いとをかし』(来年の1月13日(月・祝)まで開催)

常設の国宝「曜変天目(稲葉天目)」以外

 

 

『紫式部図』(17世紀)

 

 

『源氏物語』(1608年)

 

 

国宝『源氏物語 関屋澪標図屏風』(1631年)

 

 

特別公開 源氏物語 第三帖『空蝉』(作:截金ガラス作家 山本茜)

 

 

特別公開 源氏物語 第四十五帖『橋姫』(作:截金ガラス作家 山本茜)

 

 

源氏物語 蒔絵 源氏箪笥(18~19世紀)

 

他に、『古今和歌集』『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』『伊勢物語』の紙本木版など、

よくこれだけの品々が一堂に会したものと、ため息をつきながら夢見心地で鑑賞しました。

 

 

 

余韻に浸りながら美術館を後にしますと、おや、ティファニーのブルーボックス

 

 

銀座通りとはまた異なる、丸の内仲通りの大人の雰囲気が、そぞろ歩きにぴったり

 

 

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「曜変天目」の可愛らしいぬいぐるみ に、

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