ビジネス文書検定 9*読みやすい文章 (1) 句読点

2018-08-28 | ビジネス文書検定
 残暑お見舞い申し上げます

暦の上では処暑ですのに、9月を控えてこの暑さ

一方では早くも秋の気配を感じる地方もあるようで、つくづく日本は縦に長いのだと痛感します。


 9月といえば、 「秘書検定」 「ビジネス文書検定」 共に、3日から申込み受付開始です。

これから日に日に涼しくなる秋の夜長、皆様のお勉強が捗りますように

 
 さて、今日は 「句読点」 についてお話しいたします。

たとえば英語なら、I love you のように、単語の間にスペースをとることで読みやすくしますが、

日本語の文章ではこのような 「分かち書き」 をすることはありません。 

「句読点」 で区切ったり、漢字・ひらがな・カタカナという種類の異なる文字を使うことによって、

読み手に分かりやすく伝えることが出来ます。

その 「句読点」 ですが、通常私たちは 「。(句点)」 と 「、(読点)」 で読み書きしますが、

「秘書検定」 および 「ビジネス文書検定」 では、横書きの際に読点を 「,」 で表します。

私などは秘書検定を学び始めた頃、「,」 を書き慣れるまでに少しばかり時間を要したものですが、

公用文や日本工業規格、教科書や参考書などの学術的な文書では 「,」 が用いられているそうです。


 「秘書検定」 および 「ビジネス文書検定」 を受験なさる方のために整理しておきます。

  横書きの文書を作成する際は、読点を 「,」 で表します 

  ただし、縦書きの文書における読点は 「、」 ですので、混乱なさいませんように。


 ちなみに、縦書きであっても、「句読点」 を用いないのが慣例になっている文書があります。

それは、特に毛筆で書かれた賞状・表彰状・結婚式の招待状・年賀状など。

たしかに 縦書きにしても横書きにしても、「あけまして、おめでとうございます。」

と、句読点を付けた年賀状を受け取った記憶はありませんし、

「私共両名は、この度、結婚式を挙げることと、相成りました。」

と、切れている上に 「。」 まで付いてしまうと、始まる前に終わっている感が否めませんよね

それに毛筆の場合、「。」 は書きにくいのではないかと思います。


 漢字とひらがなとカタカナを適切に用い、更に縦書きと横書きを使い分ける。

限られた時間の中で答案用紙を埋めてゆくのは大変な作業ですが、

特にお若い受験生の皆様は、縦にスラスラ書く練習をなさるよう、お勧めいたします



     
     梅蘭の名物焼きそば(横浜中華街) でスタミナをつけて、
     猛暑を乗り切る秘書にゃんこです  


 お読みくださいまして、ありがとうございます。
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