錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

鬼界アカホヤ

2023年01月12日 | 石ころ

昨日は子供や孫に御伴して、冷たい風が吹きつける阿蘇の外輪まで出かけてきました。
しかーし、そこは冬の山。
木々の葉もなく雪もなく、そんでもって人も獣も見かけぬ殺伐とした風景だけが続く場所。
まぁ、厚く積もった雪に阻まるよりはマシだけど…
それでも全く面白さに欠ける。
ならば!


このブログネタに使う画でも撮って帰ろうと…
約7,300年前に九州南部の縄文文化を壊滅させたと推測されている鬼界カルデラの大噴火に伴って堆積した火山灰の地層を撮影してきました。
でもぉ、それって… どれ?
ですよねぇ。
そこで画像に写るアカホヤ(鬼界アカホヤ火山灰)に線を引いてみました。


分かるかなぁ?
白い線に沿うように赤い地層が続いているのが…
これが約7,300年前に大噴火を起こした鬼界カルデラ由来の火山灰層になります。
で、これで話は終わりですか?
いえいえ、この話は…   つづく

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こんな真冬にキンゴジカ

2023年01月12日 | 昆虫・植物

こんな真冬にリュウムラ(リュウキュウムラサキ)の飼育に使っていたキンゴジカ(金午時花)が黄色い花を咲かせています。
もちろん暖かい温室の中での話ですよ。
ただ、名に“午時”とつくように本来は午後に咲く花が、あろうことか午前中に花を咲かせているのです。
なんでかなぁ?
しっかしリュウムラの飼育に使ったサツマイモや クウシンサイ(空心菜)などはオフになると食えるけど、このキンゴジカは他に使い道がありませんね。
と、いう事は…
年明け早々なんだけど、今年もリュウムラの飼育をしろって事なのかなぁ?

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やっちまったなぁ!

2023年01月11日 | 昆虫・植物
昨年の暮れ…
正確に語れば13日から20日にかけて石垣のアジトで、F5にあたるルリモンジャノメが羽化してました。
が!
そんな短期間に羽化したオスが性成熟するわけもなく、おまけに石垣島とは言え12月の気温はルリモンにとって低い。
そこで羽化した個体の中から4♂3♀の計7頭を福岡へと連れ帰り、温室に吊るした吹き流しの中にポイと放り込みました。
と、言うか… 
やることはやったし、この先の累代なんてどうでもイイって感じてですよ。
それから20日余りの時が過ぎ、中には萎む卵も見られましたが…


今朝方になって見ると… やっちまったなぁ!ですよ。
そう、F6の幼虫がアレカヤシの葉上で孵化してました。
まぁ、まもなく大寒を迎える冬の時期あっても、幼虫に与えるエサは十分過ぎるくらいあるからイイけど…
でも、いくら何でもF6なんて、やり過ぎなんじゃね?
そんでもって後2ヶ月もするとルリモンの累代飼育を始めて丸一年ですよ。
やった本人が語る言葉じゃないのですが、この飼育の連鎖は何時まで続くんてしょうね。

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七十二候の『水泉動』

2023年01月10日 | 昆虫・植物

今日、1月10日は二十四節季の一つ小寒で、七十二候では『水泉動』とされています。
これから最も寒さが厳しくなる大寒を前にしているのに、凍っていた泉の水が少しずつ動き始める頃なんだって。
これからの大寒を前にして泉の水が氷り始めると言うなら合点がいくんたけど…
これから寒くなるのに解け始めるのは変でしょ?
しかーし、今月の20日から24日にかけては『款冬華』(かんとうはなさく)といってフキノトウの蕾が出始める頃を指す… らしい。
なるほどねぇ。
って… おい!
違うだろ!
でもぉ…
我が家の菜花も花芽を作ってますもんね。


と、言うか…
からし菜や、そのハイブリットとかだったら既に咲いちゃってますよ。
今年はラニーニャだかニャーニャーだか知らないけれど、その影響を受けてWNとかでは厳冬になるとか言ってたけれど、例年からすると逆に暖かいんじゃないのかなぁ?
まぁ、年を取ると暑さ寒さの感覚が鈍るなんて言うから、そんな事も関わっているのかもしれませんけどね。
とは言え…
我が家の春は直ぐ近くまでやってきているようです。

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震災金魚

2023年01月10日 | 魚(海・淡水)
今から10年ほど前に餌用として仕入れた姉赤(和金)が余ったことから、飼育棟で使う水タンクの中でパイロットフィッシュ(テストフィッシュ)として飼い始めることにしました。
もちろん毒見役的なパイロットフィッシュであっても一般の観賞魚と同じ待遇が約束され、エサも十分に与えられる。
そんなこともあって3年後の春にはオスがメスを追いかけるようになりました。
そして2016年(平成28年)の4月…
震度7クラスの地震が2度も襲った熊本地震に見舞われ、その地震の最中に多くの卵を産卵した。


その卵から孵化した金魚(和金)が👆この子たち。
屋外に設置した大型容器のホウフラ退治で活躍してもらったのですが、エサの絶対量が不足したためか7年目にして親のサイズに追いついたのです。
で、その中のオスたちのがメスの後を追うようになった。
そう!
あの熊本地震の中で産みつけられ小さな命が成長し、7年目を迎えた今年の春に産卵を始めるかもしれないのです。
まぁ、突き詰めればエサ用の子赤なのですが…
それでも爺さんは応援したくなる。

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今日は給餌日

2023年01月09日 | 両生・爬虫類

今日は飼育棟のカメさんやウナギたちの給餌日でした。
と、いう事で…
ここに写る商品(餌)の総額は1.180円。
この額を高いととるか、安いととるかは…あなた次第!
で、その中で国産若鳥ハツ(心臓)はイシガメとセマルハコガメの子亀とミツユビアンフューマの餌で、インド産バナメイ無頭エビ(大)と高知産マビキ(シイラ)の切り身はオオウナギたちの餌となります。
が!
正直言って、こんな量では全く足りません。
お正月も終えたことだし、そろそろお買い得な特売価格でお願いしますよぉ…

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上空から見た龍ヶ岳町

2023年01月08日 | 石ころ

昨年の12月に福岡から沖縄へと向かう飛行機の33,000フィート (約10,000m) 上空から見た熊本県上天草市の龍ヶ岳町。
そして、この龍ヶ岳町の大半が中生代白亜紀の堆積物で構成されています。
だから…
この爺さんが若かりし頃には毎週のように通った場所なのですが、ここで詳しく書くと正体がバレるので…… ごめんなさい
ただ、当時は現在のような規制区域もなく手つかずの露頭が多くあって、石を割る度にアンモナイトやイノセラムスなどの化石が見つかりワクワクしたものです。
特に黒く光るものが出てくると…
心は┌(^。^)┘♪└(^。^)┐♪┌(-。-)┘♪\(^^\)♪ (/^^)/♪\(^^\) ♪(/^^)/よと舞い上がる。
懐かしいなぁ…
ただ最近は、そんなワクワクした気持ちになった覚えがない。
やっぱ年を取ると感動とかが薄れるのかなぁ?
もう少し暖かくなったら…
いや、無事に退院できたら、体ならしの序に何処かの露頭を訪ねてみようかなぁ?

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今頃になってお目覚めですか…

2023年01月08日 | 昆虫・植物
早いもので年が明けて8日目を迎えましたね。
で、そんな8日の福岡南部は最低気温が0℃を記録し、今は13℃。
いやぁ…
冬の最中に、これを暖かいと言えるかどうかは分かりませんが、先々月から温室の中で放置飼育していたヒメアサギマダラが蛹から羽化してきましたぁ。


めでたくも正月に飛ぶかと思っていたら、今頃になってのお目覚めですよ。
とは言え、ここは寒い福岡の地ですから“彼の世”とやらまで、ずーーーーっと眠り続けてられるよりはマシですけどね。
ただ、シロオビアゲハとルリモンジャノメの残党蛹は、今もなお羽化することなく眠り続けてます。

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喰ったぁ!

2023年01月08日 | 魚(海・淡水)

先月の暮れに南の島(石垣島)から約2.000㎞を移動し、ここ福岡までやってきたオオウナギ。
そして、これらのオオウナギはWILD育ちの個体ということもあってプライドが高くて、時として半年以上も餌を食べようとしない。
そんなオオウナギですが、釣ってから1ヶ月も経過しないうちに14㎝ほどの大姉(和金)を3匹も食べました。
ただ、これは痩せや餓死の心配はなくなったというだけで、バナメイエビなどの置きエサを食べてくれないと寄生虫駆除藥の口径投与ができないのです。
でもぉ…
ここまでくれば、それも遠い話じゃない。
後は『食べぬなら食わせてみせようオオウナギ』ってやつで、ウナギとジジイの根競べですね。

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師走孵化のセマルハコガメ

2023年01月07日 | 両生・爬虫類

昨年の12月2日に『カメさんランド』の冬支度ためにワラ敷を敷き、その序に床の天地返しを行ったところ殻を被ったままの子亀を見つけました。
ただ時は12月、おまけに殻を被ったままの状態だったものだから、甲板は閉じておらずにヘソは出たままになっていた。
これってマジでヤバいんじゃね?
そこで湿らせたミズゴケに包むようにしてプラケースで管理していたところ、やっとお腹のヘソは吸収されて腹甲が閉じてくれました。
が!
この子は今に至っても寝てやんの…
加温された管理棟の中だから直ぐにでも同期のセマルと一緒にしても良いのでしょうけど、もう少しだけ寝かせてあげようと今朝はプラケースのフタを閉じました。
あっ!
それはそうと…
この子は孵化までの温度からして貴重なオスになる個体でしょうね。

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