年が明け事後報告になりますが…
昨年の末に南の島で釣り上げた大きなウナギを覚えてますか?
その中で一番大きかった1匹を手元に残しておいたのですが、何れは島から帰る時が来るわけで…
石垣のアジトでストックしていた一匹の大きなウナギは先月の20日にパツキングされ、その箱には飛行機に乗せるための内容申告書なるものを添付して空港へと運ばれました。
※ちなみに添付した申告書にはアドレス記載などの事情により画像処理が施されてます
そして時は過ぎ那覇へと向かうBoeing737-800が石垣空港の駐機場へと入ってくる。
さぁ、これから箱に収められたオオウナギは、このANA1770便のフトコロ深くに収められます。
で、そのオオウナギを乗せたBoeing737-800は定刻の14時25分に石垣空港を飛び立ち約10,000mの上空まで運ばれ、後に最終目的地である福岡空港へと向かうANA1210便へと大きなウナギが渡される。
最終目的地の福岡へと向かうAirbus321
(ANA1210便)は長崎県の上空へと差しかかる頃になると沈みゆく夕日の中を飛ぶ。
ただ石垣空港から約3時間が過ぎた頃とは言え、最初の梱包から7時間が経過しているだけに心配になってくる…
大丈夫かなぁ?
中の状況が確認できないだけに心配になってくる。
しかし幸いなことに那覇空港を飛び立ったAirbus321
(ANA1210便)は定刻より15分ほど早く福岡空港へと到着してくれた。
で、この爺は車椅子
のために地上スタッフの手でターンテーブルからカートとへと乗せてもらうと、箱の中からバチャ
バチャ
と水の音。
間違いなく生きてる!
そう確信し福岡首都高経由で九州縦貫道を急ぎ南下する。
※当然ながら安全運転の範囲ですよ
そんでもって、こちらが約10,000mの上空を飛行し自宅へと運ばれた『空飛ぶウナギ』の箱。
しかーし!
箱に付けられたタグに注目。
なに!?
よく見えない?
そでは…
はい!
それが、👆これです。
壊れやすい発泡スチロールの箱だけに “ 取り扱い注意 ” でお願いしたんだけど…
理由は“
うなぎ ” だからですかぁ。
まぁ、イイですけど内容申告書にオオウナギ(
Anguilla marmorata)と大きく記載されてますよ…
そして梱包から12時間。
自宅へと到着し早々に箱を開けてみると…
中のウナギは袋の中で大きく頬を膨らませ、しっかりと呼吸してくれてました。
いやぁ…
石垣から福岡までの約 2,000 kmの長旅、お疲れさまでした。
で、そんなオオウナギの今は飼育棟で経過観察中。
何故かって?
だってこいつは自然の河川を生き抜いた野生の子。
だから、そう簡単にはエサは食べてくれないし、さし餌で食べるようになるのは随分と先のことでしょう。