恒例とまでは言わないけれど7月に入ると、この爺さんには一つのミッションある。
しかし、今年は九州は線状降水帯の停滞で動くに動けない日々が続いていました。
いや、今年は体調不良ってこともあって何をするにも気が乗らなかった。
が！
一昨日の17日に天気は“晴れのち雨”の予報。
そして、それから先は梅雨前線の南下で雨の日が続く。
ならば、その午前中の晴れ間に賭けてミッション遂行を考えたんですよね。
そんなこんなで朝の4時に家を出て、その昔に硫黄を採掘(掘り硫黄)… 後に昇華硫黄を煙道に通して凝結させる誘導法にて採取されていた硫黄山が見える場所まで出かけてきたという訳なんですよ。
そして、その目的とするものは…
ギリシア神話の西風の神“ゼピュロス”を語源とする美しき衣をまとった蝶のゼフィルスを得るため。
ただし、用があるのは強制採卵に使う地味な色をしたメスのみ。
それも2～3匹もあれば十分。
しっかし、昔と比べると随分と数が減りました。
と、言うのも…
ホストとしている木々がシイタケの原木として次々に伐採されたり、バブル期にネコ杓的に乱立したペンション開発などで生息地が失われたのが原因なんだけど何故か採集する者だけが悪者扱いされているんだなぁ。
まぁ、こんな与太話は別にして…
一昨日のミッションで得られたのがハヤシミドリやタダミドリに加えて気まぐれでミズイロオナガシジミのメス。
それらを負担をかけないように冷やしたクーラーボックスに収容しミッションは全て終了。
ただ、お昼近くになると腹も減る。
そして、ここまで足を延ばしのであれば…
やっぱ名物の “だご汁” でしょ！
で、その “だご汁” を阿蘇五岳を遠景で見ながら食す。
下界とは全く違う陽射しに全身を包むように吹く涼しい風…
フィールドで食べる食事って 何気に美味いんですよねぇ。
そんでもって今回も、ここまで連れて行ってくれた爺の相棒。
昨年の暮れに契約した車は今に至っても納車されないので、もう暫く我が足となって働いてくれ！
