このカバマダラを覚えてますかぁ?
飼育はしていたのですが、何分に放ったらかし状態での飼育だったので、虫ネタとしてのUPもそこそこ・・・
それでも、幼虫たちは問題なく蛹化を始めちやってまーす。
むかーし、昔、その昔・・・・
確か1970年代の最初の頃だっかなぁ。
このカバマダラが自宅の裏で発生した事があったんですよぉ。
でも、その頃はチョウには全く興味が無かったので新聞記事だけを読んで、“へぇ~”なんて思ってたんだけど、後になってメチャメチャ興味が・・・・ ねぇ。
だから毎年、秋の頃になると当時発生してた周辺をパトロールしてたんだけど、そんな時に限って“柳の下のドジョウ”はいないもんなんですよね。
まぁ、それだけ珍しいチョウだったのかもしれません・・・・ 当時はね。
それから何年が経過したんだろう?
何を思ったか、このCherryのクソ坊ちゃんは・・・・
夏休みに入る前に近所の電気やさんでバイトして、その金をフトコロの奥く深くに仕舞い込み夏休みに入るや否や、自転車にまたがり、いざ、鹿児島へ。(笑
それからフェリーに乗り込み、向かうは沖縄本島。
さぁ、それからは夏休みを利用したCherry坊の大冒険ですよ。
って言うか、良く補導されなかったよなぁ。
そして、沖縄へと降り立つと、そこは正にパラダイス。
夢に見たツマベニチョウが真っ赤なハイビスカスの蜜を求めて飛び交い、大きくて白いウスキシロやスジグロカバマダラなどが飛ぶ光景が・・・
そんな中で、やっと念願のカバマダラをGET!
まだ中学生になったばかりのCherry坊は、それらの蝶を〆る時に手が震えたのを今でも鮮明に覚えている。
が!
こんな夢のような冒険が何時までも続く分けがない。
逆ルートで自宅へと帰ると鬼の様相をしたオヤジの姿が・・・
・・・・・・
ちょいと覚悟はていたけど、やっちまったなぁ。
でも、親父は怒ることなく『帰って来る事だけは覚えてたようだな!』と一言だけ告げて何処かへ消えた。
まぁ、親父は親父なりに心配してたんだろうなぁ。
しかーし、その後の半年間は自転車は没収された上に毎月の小遣いも無くなった。
マジかぁ!!!!
そして、そんな親父も、それから数年後に早くして亡くなったが、人の子の親になった今でも、あの親父には敵わないなぁ・・・ な~んて思ってる。