1月14日は 長野市内でもまとまった雪が降りました。
私を含め 多くの市民が雪かきに追われることとなり、道路は大渋滞に。
朝の登庁時、渋滞の車列に従いノロノロ運転でようやく丹波島橋を越えると、昨日まで枯れ葉に覆われていた街路樹が白い花を咲かせていました。
難儀な降雪ですが、全てを白く染めてくれる雪の所作は このとき限定の美しい光景を見せてくれます。
今季の冬は 冬らしい冬になったなぁ…と、雪かきで振るった腕のだるさを感じながら 一人言(ご)ちたものでした。
◆コロナ(オミクロン株)濃厚接触者の待機期間短縮の全容が
過般に本ブログでも触れさせていただいた、新型コロナウイルス とりわけ「オミクロン株」に罹患した人の濃厚接触者に関する「待機期間」について、発症期間の短いオミクロン株の特徴に鑑みて その濃厚接触者の待機期間について見直すことが、所管の厚生労働省から各自治体に通知されたことが報じられました。
それによると、コロナウィルス感染症に罹患した人の濃厚接触者について、これまでは 感染者に接触した日から14日間に亘り自宅や宿泊施設で待機するよう求めていますが、ここのところのオミクロン株への置き換わり傾向を踏まえ、待機期間を10日間に短縮することになります。
これは、オミクロン株が 感染力は爆発的に強いものの、感染しても7日~9日間でウイルスが排出されなくなる事例が多く報告されていることなどから、濃厚接触者の待機期間が長いことで それぞれの業務や活動が停止してしまうことによる社会的悪影響を最小限に止(とど)めようというものです。
さらに、いわゆる「エッセンシャルワーカー」が濃厚接触者になった場合は、感染者に接触した日から6日目のPCR検査か抗原定量検査で陰性となるか、6日目と7日目に 国内で承認されている抗原定性検査キットで連続して陰性と確認されれば待機を解除できるとしています。
「エッセンシャルワーカー」に該当するかどうかは自治体が判断することになっていて、具体例として医療従事者や警察/消防・高齢者や障害者の生活に必要なサービスを提供する事業者・電気/ガス/水道などの生活インフラに関わる事業者・食料品など生活必需品の供給に関わる人たちなどが挙げられています。
このうち医療従事者については、毎日 業務を始める前に検査を受けて陰性であれば、感染者に接触してから6日間が経過していなくても特例として医療現場で働くことを認めています。
感染力が爆発的に強いオミクロン株は 娑婆中(しゃばじゅう)に陽性感染者を発生させ、それは即ち 感染者より更に多くの数の「濃厚接触者」を生じさせることになります。
幸い オミクロン株は重症化のリスクは低いものの、物理的に感染者・濃厚接触者の数が増えれば それは医療現場を圧迫する悪しき要因とことは必定です。
今回の見直しは、基本的な社会活動の維持のために万(ばん)やむを得ないものとして評されるところではありますが、今後 重症化しないとされるオミクロン株が強毒化に変異したり、また「新たな変異株」の出現があるかもしれない…あらゆる可能性を踏まえなければならない状況の中では〝短縮ありき〟ではない 臨機応変な判断の余地を残しておくべきことも申し添えたいところであります。
◆「高止まり」〝オミクロン禍〟に伴う コロナウィルス陽性感染者が多発生
年末年始にかけ、全国規模で オミクロン株への置き換わりが進んだ中、14日には 全国のコロナ陽性感染者数が2万人を超えたことが報じられました。
恐るべきは そのハイペースぶりです。
陽性感染者が1万人を超えてから 僅か2日で2万人に達したとのこと…この激増ぶりは「ネズミ算」なんてもんじゃない、スプレーを撒(ま)き散らしたかの増えっぷりであります。
長野県においても、1/8に3桁を数えて以降 100名感染の水位を下回ること無く推移しており、14日には ついに236名を数えるに至ってしまいました。
長野市においても 高止まり傾向は収まること無く推移しています。
14日は 40名もの陽性感染者発生が報告されるに至っています。
その概要は下記の表のとおりです。
この日の陽性感染者40名のうち、半数以上の28名の感染経路が 既に感染した人の濃厚接触や接触となっており、このことから オミクロン株が横へ横へと感染の悪しき輪を広げ続けていることが判ります。
また、8例については 経路不明となっており、新規感染と接触による感染拡大が混在している〝感染者数の右肩上がり〟の典型的なパターンを辿っていることが併せて判るところです。
さらに見れば、感染者のうち 4例が10歳代・7例が10歳未満となっており、これはおそらく学校へ通う年代の人たちであることから、今後 学校内での感染拡大や、感染者の家族への感染拡大が懸念されるところです。
ただ、今のところ 長野市においては「重症者ゼロ」が継続されており、主に若年層が罹患し 軽症のまま治癒するとのパターンが維持されておるところですが、これが万一 高年齢者や既往症者への〝飛び火〟が起これば、中等症者や重症者の発生につながる可能性も出てくることから この〝かもしれない想定〟を忘れることなく 適切対応に努めるべきことは論を待たないところであります。
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